先日のドイツ語のクラスで1000週はおよそ何年かと聞かれた。私にこのことを尋ねたR氏はすぐに自分で約20年だろうと答えた。
私にはそのことには答えられなかったが、しばらく考えて1年は約50週だから、1000を50で割れば、約20年で正しいですねと答えた。それにしても数分の時間ががかかった。
そういった種類の話の一つであるが、1年は何秒かという話がある。
およそ10^{7}秒であるが、その前につく数字をおよそ円周率のパイと覚えておくという話を宇宙線の研究者だった、Hさんから聞いたことがあった。1年はおよそ3.14*10^{7}secだというのである。
これはおよそなので、正しくは1年は3.155*10^{7}sであると素粒子データ表に出ていた。いまこの数値が素粒子データ表に出ているかどうかは知らないが、覚えておくといいかもしれない。
こういうことは単に棒暗記の問題かもしれないが、優れた科学者はこういう数値もよく覚えている。残念ながら、私はこういう数値にはとても暗い。
(2012.10.25 付記)
1時間は3600秒である。一日は24時間である。したがって、1日は8.64*10^{4}秒である。1年は366日のこともあるが、普通は365日である。したがって、1年は3.15*10^[7}秒となる。
この尺度を変えてみるということを、ときどきは考えて見たいと思っている。