昨夜に「英語のつぼ」というNHKの番組を見ていたら、使役の表現が出てきた。それは
I 'll have Pierre do it.
というものであった。これは日本語の「ピエールにそれをやってもらう」という意味である。
しかし、これはどうも覚え難い。これをいつだったか大西ひろと先生は 「それをするピエールをもつでしょう」という風に考えるのだと言っていたように思う。そうすると急にこの表現は難しいとは思わなくなる。この考え方がむしろネーティブスピーカーの感覚だとも言っていた。どういう風に外国語をいいかえるのか。それによって表現は難しくなったり、やさしくなったりする。
つぎのいくつかの表現は使役表現とは関係ないが、最近覚えておきたいと思っているドイツ語の表現である。
Matsuyama ist bekannt f"ur Haiku-Dichter Masaoka Shiki.
松山は俳人子規で知られている。
Ich habe Schwierigkeiten mit dem Rahmenbau der Deutschen Grammatik.
私はドイツ語の文法で枠構造を難しいと感じている。
Meine Frau hat Angst vor Hunde.
妻は犬を恐がっている。
いずれも前置詞のf"ur, mit, vorが重要である。こういう表現がするすると口から出てくるようになりたいものだ。