昨日の日曜日は一日コタツにあたって、新聞を読んだり、本を読んだり、TVを見たりしてすごした。
e-learingのコンテンツの作成の役に立つかと思って遠山啓の「数学の学び方・教え方」を久しぶりに取り出して読んでいた。
この本は第1章と第2章の量と数のところは前にも読んだが、その後の部分は読んだことがあるのかどうかはっきりしない。それで、最終章である第5章の変数と関数のところをまず読むことにした。
それが読み終わったので、第4章の空間と図形のところを続けて読んだ。そして、読んでよかったと思った。それは最大公約数の求め方の一つである、ユークリッドの互除法のことが明確に説明されていたからである。
最大公約数のことを数学エッセイに書こうと思ってすでに以前に書き出していたが、このユークリッドの互除法のことがいま一つすっきりと分かっていなかったからである。
もちろんやり方はわかっているが、人に説明しようとするときにどうも明瞭ではなかった。それはまだ十分にこの算法をわかっていなかったということだろう。それが明瞭に説明をされていたのだ。
遠山の「数学の広場」というシーリーズの本をもっているので、それに書いてあるとは思うのだが、それを前に取り出しはしたが、詳しく読んではいなかった。
それでやっと「最大公約数の求め方」ー森田先生の思い出ーと題する数学エッセイの続きが書けそうになってきた。「小人閑居して不善をなす」とかいうが、私の場合はようやくユークリッドの互除法がわかったという成果があった。
これは吉田武さんの「素数夜曲」という本に式で説明があるが、その説明には満足していなかった。わかることは理屈だけの問題ではないのだ。