夫が亡くなり、4年と数か月が経過しました。
その間、春秋のお彼岸とお盆のお墓参りのための帰省は、一度も欠かしたことがない私です。
昨年から一度は、娘が行くことにになりましたが。
最初の頃は、良い旅行の機会にもなると思い、京都や神戸に途中下車し、ホテルに一泊。
旅行と、大好きなホテルライフを、心行くまで愉しみました。
両親の墓参の時の供花です。
ところが三年前、急に脚が悪くなり、脊柱管狭窄症との診断を下れされた私です。
生活の質を6割に落とすか、手術しかないと言われ、その時の驚きとショックは相当なものでした。
けれど、その頃、バス停で幸運にも出会ったご近所の方に、整骨院に通うことを強く勧められ・・・。
その施術のお陰で、脊柱管狭窄症の症状が回復したことは幾度も記事にしてきました。
けれど、それ以来、旅行はすっかり諦めてしまった私。
無理をして再発したら、年齢的にも、今度こそ杖の暮らしになるとの思いがあるからなのですが。
最近はお墓参りは日帰り。
幸いにも駅からお寺は近いので、駅近くにあるホテルを拠点にして、夫の菩提寺に直行。
お寺さんにお布施をお渡ししてご挨拶。
その後、お墓の傍で、夫と語りながら二時間近く過ごします。
お掃除を念入りにし、お花を手向け、お線香をあげ、夫に近況を報告をする。
そんな感じで過ごします。
その後、またホテルに戻り一服。
駅構内でお土産を買い、新幹線に乗車。
ゆったりしたシートで、車窓の景色に時々目をやりながら、読書をしたり、日頃手掛けているデスクワークに集中。
これだけのことですが・・・。
私は墓参を無事に済ませることができた安堵感に浸り、言いようのない安らぎを覚えます。
経費と手間暇をかけて墓参をすることくらいしか、夫への感謝を表す方法が分からない私ですから。
ところが今年はコロナ騒動で、墓参のための帰広を迷いに迷いました。
健康な体なら、さほど心配することではないのかもしれませんが。
高齢で肺が弱いと思い込んでいる私。
新型コロナ肺炎を万一患ったなら、このウイルスに私は勝てないでしょう。
でもやはり墓参はしたい、と悩みぬき、長女のMちゃんに相談しました。
ところが、当然のごとく反対され、帰広するなんてもってのほかと言わんばかりでした。
その時点で、今回のお墓参りを、私はきっぱり諦めました
奥に見える建物が両親が入退院を繰り返した病院です。
亡き夫と両親、ご先祖様には、毎朝お供えをし、近況報告をしている私です。
ですから、墓参を止したからと言って、夫が遠くへ行ってしまうわけではないので、この度の中止は気にしないことにしましょう。
私の両親のお墓参りは、妹と一緒に最近済ませました。
画像のお花は、すべてこの時のものです。
次回のお墓参りは、お盆の時になりますが、その頃にはコロナ騒動は終息していてほしいものですねえ~。
そう願って止みませんが・・・。
帰途、この桜の花束を、駅前の花屋さんで買いました。
何だか暗いご時世なので、お部屋にも花を欠かさないように心がけています。
終わりがいつのことか判らないゆえでしょう。
コロナスウイルスのストレスは、相当なもの。
一人一人が、注意を怠らず、後は政府の対策に頼るしかありません。
私は行政と日本人の誠実な心掛けと努力を信じます。
そして、最悪の状況はありえないと思い、今後も平常心で明るく過ごしたいと願っています。
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