今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

救急車

2013-03-08 06:43:48 | 暮らし

一昨日の夕闇せまる頃、けたたましい救急車のサイレンが私の耳に入り、しばらくすると治まりました。

どちらかしら、と幾分気にはなりましたが、ご近所とは思わず、夕食の準備を進めていました。

ところが、ライトが点滅するような気配が、ファミリールームの窓越しに感じられます。

「もしやご近所?」、と急に心配になり、窓から覗いたところ、なんと前のお宅の前に、救急車が止まっているではありませんか。

 

私は仰天し、しばらく様子を窓越しに見ていました。

日ごろ親しくお付き合いしている、奥様のお宅です。

家から飛び出して、事の詳細を伺いたい衝動にかられましたが、今はそれを慎むべきと思い、取り止めました。

我が家同様、お子さま達は巣立ち、老夫婦お二人のお暮らしです。

でも、ご夫婦のお元気そうな姿は確認でき、ほっとしました。

恐らく、ご訪問客の突然のお体の異変ではないかしら、と勝手な憶測をした私です。

 

すると救急車の脇を、やはり私が親しくしているご近所の方が通り過ぎてゆかれました。

しばらく立ち話をしておられましたので、早速その方に電話を入れ、事の次第を伺いました。

 

何と辛いお話だったことでしょう。

たまたま赴任地から帰省されていた息子さんが倒れられたとのことでした。

心肺停止、との救急隊員の言葉が、耳にはいてきたとか。

 

信じられないお話しで、胸が張り裂けそうでした。

けれど、ご主人様はとても落ち着いた態度で、臨んでおいでだったようです。

ゆえに、恐らく大事にはならない見通しが立っておられるのでは。

私は、そのように思い、自分の気持ちを鎮めました。

 

              

 

世の中が、急速に高齢化に向かっている時代。

最近は救急車のサイレンの音を、よく耳にするようになりました。

二カ月ほど前でしたでしょうか。

やはり近所の奥さまで、私とほぼ同年齢の方が、骨折の災難に遭われ、救急車で病院へと向かわれました。

 

けれど、救急車が馳せ参じるのは、決して他人事ではありません。

我が家も幾度もそのような状況に見舞われ、救急隊員のお世話になってきたからです。

 

約二年ほど前、旦那さまが倒れ、救急車を呼ぶ事態になった時ほど仰天し、不安に襲われたことはありません。

思わず、死を連想してしまいました。

 

その年は、9月に大きな手術を控え、その前の処置的手術で10日ほど入院。

そして退院。

その数日後の出来事でした。

 

私は早朝に目を覚まし、身支度を整えようと思っていた矢先、二階でドスンと言う、日頃耳慣れない音がしました。

私は不安に襲われ二階に駆け上がったところ、旦那さまがお手洗いの前で壁を背に倒れ、失神状態だったのです。

術後、間もない時でしたから、私は肝臓の異変を想像せずにはおられませんでした。

 

救急隊員は、最寄りの病院へと夫を搬送する旨、伝えてきました。

けれど、私は咄嗟の判断で、「もし緊急を要しないのであれば、遠方ではあるけれど、N病院に向かってほしい」とお願いしました。

ひと月後に、そこで大手術に臨む事になっていたからです。

 

即座に承諾されたようには見えなかった私ですが、その車はいつの間にか国道を突っ走っていました。

そしてN病院に、無事また入院。

そして2~3週間後に、肝臓を半分切除すると言った大手術に臨み、無事退院が出来た旦那さまです

 

              

 

お恥ずかしいお話ですが、救急隊員に大変お世話になり、お礼を申し上げた際、思わずお財布を取り出し、料金を支払おうとしてしまった私。(笑)

これまで幾度もお世話になり、税金で賄われていることは、十分承知のはずでしたのに・・・・・・

遠方まで搬送していただいたので、特別料金がかかると、勝手に思い込んでしまったのでしょう。

無論笑顔で、救急隊員に断られました。

 

旦那さまが救急車のお世話になったのは、この一回限りですが、私は三度、亡き両親も数度ありました。

私が最初にこの車に面倒をかけたのは、三十代の後半、まだ若かりし頃の事です。

二度目の時は、人生の縮図の如く、いろいろな出来事に見舞われ、振り回され、多忙を極めていました。

心労も重なり、過労死寸前でした。

今更ながら、その時の状況を思い起こし、運が良かった我が身に、ほっとします、

このお話は、又いつか日を改めて、綴りたいものです

  

旦那さまに、夕食時に話しました。

「救急車のお世話にならないように心がけて暮らさないといけないわね~

とは言っても、年齢的に何時そんな事態に見舞われるかもしれない私達だけれど・・・・・・・

でも若夫婦家族がそんな状況には、絶対なってほしくないわ」と。

 

               

 

しかし我が家では、孫が一度、そのような事に見舞われました。

次女の義父母様の蓼科の別荘で過ごしている時の事。

真夜中に、孫を乗せた救急車は、脇が断崖絶壁の急な山の車道を疾走.

小さな町の病院へと向かいました。

私の旦那さまが手術を控えた数日前の事。

その話を聞かされた時、将来がある孫のことが夫の事以上に心配に。

私は生きた心地がしませんでしたが。

その後、そんなことはなかったかのように回復し、今は元気そのもののK君です。

 

今後は救急車のお世話になることなく、家族全員がつつがなく穏やかな日々を過ごす事が出来ますように、と心から祈って止みませんが。

前のお宅様の、その後の様子が、心配でなりません。

一昨日、夜遅くご実家に戻られていたお嬢様の車は、もうありません。

お宅の様子も、普段と変わりない静けさです。

恐らく大事にはならずに済み、落ち着かれたのではないでしょうか。

今日はそろそろお見舞いのお電話を差し上げ、ご様子を伺うべきかどうか、今迷っているところです。

お元気になられますように、とひたすら祈りつつ・・・・・・

 

 

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