か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

僕は島原へ具雑煮を食べに行った その2

2019年04月08日 | 食・レシピ

具雑煮

起源は何と天草の乱。天草四郎は手っ取り早く作れて力が出る戦場食を工夫した。兵糧として蓄えていた餅をメインにシイタケ、はんぺん、大根、ウナギ…、とにかく何でも入れて兵に食わせた。

文化文政になると姫松屋喜久平がアレンジした。

その姫松屋を屋号にして今日に至っている。客で混みだす前に2階で食うのが良い。雑煮は座って食うものだ。島原城が正面に見える。今なら桜も間に合う。

 

窓から島原城。

この坂道を島原高校の女子が下りて行った。僕は40年前この高校からの採用通知を受け取ったが、行かなかった。島原高校が素敵な高校であることは断った後で知った。

田舎の優れた生徒は、都会のそれとは違い伸びしろが大きい。もてる力を振り絞るようなみっともないことをして入学してきたのではない。

当然にひきつった強迫観念はなくゆとりをもって大学に行く。福岡の三流公立とは対極にある。

連れはきわめて機嫌が悪かったが、も一度高校勤務もいいなと思った。すれ違う高校生が全員あいさつした。男子は有難迷惑だが、女子からあいさつされると、この高校の先生になった気がする。

ちょっとした弾みがあれば、僕は島原の人になっていたことも十分ありうるのだ。なんだかふわふわ夢の中にいる気分がした。

 

ぼくの目線が部活女子のフトモモにいっていることにひどく怒っている人がいた。僕は機嫌を直すため絶望的な出費を強いられた。今思うと作戦だったのかも。

それは次回。

 

 


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