か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

Schrödingers Katze(シュレディンガーの猫) 2

2018年03月17日 | 学問

まず、のあるを用意して、この中にを一匹入れる。箱の中には猫の他に、放射性物質ラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れておく。もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫はぬ。しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残る。一定時間経過後、果たして猫は生きているか死んでいるか。                         WIKI

前回は二重スリット問題を扱った。関係ないようで実はこのスリット問題は、ほとんど同一の問題である。あえて言うとスリット問題は実験物理の世界で実証が可能だ。

生きていく上で、街を歩くスリットはなるべく深い方がより楽しいがここでは原子一個がやっと入る大きさである。銃弾は二個の穴(スリット)のどちらかを通ったのだろうが特定できない。なぜなら一個の原子という銃弾が干渉渦を作るのだ。

物と位置、時間と場所。異なるものが同じ仲間でその境目は、あいまいであることって楽しくないかい。

一個で干渉を起こすなんて興味の湧く世界だ。子供達は実に優れた発想をし質問も的確だ。だが楽しければそれでいいという貧乏でバカにはなんちゃって教育が待っているのが日本だ。

点数に測れないことの存在を認めないのが日本の学校だ。

AIもロボットも宇宙も何かしら花形の理系分野でさえ、子供のころは入試勉強ばかりだったからねじ一つ閉められないのが工学部にいる。いま日本のロボットは世界の笑いものになっている。

中国人が言った。日本のロボットは面白くない。今度の学生世界大会では日本は一昨年の30位をとれない。実に面白くないロボットでつぎはぎだ。指導したくない学生たちだ。

 

不思議なことに、日本では興味を抱いて謎を解こうとするひたむきな努力は報われない。なんせ楽しければそれでいいのだからだ。それでいいのはあきらめた貧乏人だけだ。

理系少年よ、すべてに対しなぜかと考えろ。考える喜びが分かるのはいま日本では絶滅危惧種になった。

 

スリット。穴を通ったのか。同じ問題だろ。猫は生きているか。学校はその猫について夜通し議論する機会を奪いペットショップでかわいいかわいいといいつつ動物虐待に加担するのが良い子らしい。これじゃあバカも増えるな。

猫。死んでいて同時に生きていることはない。同時に両方存在するという人がいるが薬でもやってるのだ。

ふたを開けるときにのみ結果を知るという仮定だから猫は生きているときもあれば死んでいるときもある。実験回数を増やせば結果は確率上1/2に近づく。

あほな人はふたを開けるとき、あるいは開けない、あるいはいつ開けるかによって結論に影響されるから人為の排除は不可能だといった。結果がどちらかに偏るという人もいる。

 

違う。実際のこのような実験装置ができるはずない。すべて論理実験として頭の中で論理を組み立てねばならぬ。「神はサイコロを振らない。」。


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