(株)カプロラクタム-blog

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ソロモンの偽証

2017年01月31日 | Weblog
分厚い本で3冊分もある内容でしたが、これも中々面白かったです。

少し前に映画?をテレビでやっていたのでそれを見て、是非小説でも読みたいと思いました。ハリーポッターもそうでしたけど、最初に映画でストーリーや登場人物が頭に入っていると非常に読みやすくなりますからね。宮部みゆきさんは母親がファンなので、たくさん本を出している人だということは知っていましたが、自分が読んだのは「ソロモンの偽証」が初めてです。「模倣犯」もドラマでやっていたのでそのうち読みたいと思っていますけどね。
どうやらこの作者の特徴として、章ごとに主人公というか登場人物の視点が変わっていくという独特の手法があるようです。普通の物語は、例えばハリーポッターならハリー視点で物語が動きますから、基本的にハリーが知りえない情報は何らかの方法で他の登場人物に語ってもらいそれを聞くしかありません。しかし彼女の手法だと犯人側の描写とかも容易なので、世界観の幅を広げる効果がありますね。まあ推理物としてそれでいいのかという問題はあり、慣れないと違和感を感じるかもしれません。
映画版のラストがちょっとあっさりしすぎていたので、小説版だともっと詳しい描写があるだろうと期待して読みました。まあ実際読んだのは夏休みなので細かいところは忘れましたが(笑)小説版はしっかり納得のいくラストになっていました。(ここからネタバレアリ)

「ソロモンの偽証」は、学校内で起きた変死事件の真相を明らかにするために、生徒達が卒業制作で模擬裁判を行うというのが大まかなストーリーです。一応推理小説に分類されるようですが、犯人を捜して糾弾するという内容ではなく、大人やマスコミに振り回され受身になっていた生徒達がいかに自分達の力で立ち上がり、裁判を成功させられるかどうかがメインとなっています。この場合の成功とは、全員で事実を共有することです。マスコミに面白おかしくかき回され、警察の捜査も学校の説明も何か隠されていて納得がいかない。本当のところはどうだったかを主人公達が裁判形式で証人に話してもらい、真実を紡ぎ上げていきます。もちろん証人には大人の協力も必要なので完全な自治活動ではありませんが、中学生とはいえリアルでここまでできたらこの先何でもできそうですな(笑)
まあ当然法的拘束力のない状況での裁判ですので、ある登場人物は平気で「偽証」をしてきます。これも教育現場では特に珍しくありません。明らかにおかしいと聞いている人が思っていても、法廷で話された以上それは真実として扱われます。まあそういう人は親にも何か問題があり、将来に渡ってそうなのでしょう。ただ最後は少し変わるきっかけになったのではないかなと思いました。
裁判の結論についてですが、映画では「被告人は無罪、以上」という感じでしたが、小説版では「変死した生徒は未必の故意による自殺であり、被告人は無罪」と明らかにされていました。ここに至る部分のエピソードは映画では丸々カットされており、それがモヤモヤの原因だったのですけど、ここを読んでようやくすっきりできました。まあ時間がなかったのかもしれませんが、これはちゃんとエピソードを入れて裁判長か陪審員の誰かがしっかり語るべきだったと思います。

で、偽証は良いとしてソロモンの説明がドコにも全くなかったのは謎ですな(笑)

カエルの楽園

2017年01月30日 | Weblog
ついでに冬休み中に読んだ本の紹介でもしますか(笑)

この作品は、「永遠の0」、「海賊とよばれた男」で知られる百田尚樹さんの本です。前2作は映画化もされたベストセラーですけど、この作品はそこまで固い本ではなく、一種の寓話というか、2年生の国語教材である「お手紙(アーノルドローベル)」に出てくるガマくんとカエルくん(笑)のような軽い気持ちで読める本です。図書館で借りれないか調べた時は50人待ちになっていましたが、12月に見ると10人待ちに減っていたので予約を入れ、年末ギリギリに借りられたので沖縄へ行く前に1日で読破してしまいました(笑)

(ここからネタバレアリ)

住処を追われた2匹のアマガエルが安住の地を求めて崖の上のツチガエルの国にやってきました。その国は付近に天敵のトンビや凶暴なウシガエルがいるものの、何故か襲ってこない平和な国でした。2匹はその謎を探り故郷に広めようと、色々なカエルの話を聞いて回ります。その結果分かったことは、どうやらこの国には3戒があり、それを守っているから平和なのだと皆が信じているということです。果たして本当なのでしょうか・・・?

まあ、ここまでのあらすじで、百田さんが書こうとしていることは大体分かりますね(笑)この国の名はナパージュで、JAPANを逆さまに読んだだけですし、3戒とは憲法の平和主義のようなものです。他にも、これはコイツだろうと分かる登場人物がたくさん出てきて、今の日本を取り巻く現状と照らし合わせながら読んでいくと、日本がこのままではどうなってしまうのかという百田さんの見立てが浮き彫りになるという仕掛けでした。ただ、その仕掛けを紐解きつつ、現実の誰それを皮肉って楽しむだけなら良いのですが、余りにもそのものズバリ過ぎて、物語として面白いかどうかと問われるとちょっと微妙でしたね。ラストも救いがなさ過ぎるので、自分は結構右寄りな考えを持っていると自覚していますが(笑)少なくとも、予備知識の何もない子ども達に読ませたいとは思いませんでした。マルチエンディングでハッピーエンドになるのならよかったかも(笑)

何やら最新刊で「幻庵」という昔の囲碁名人の話も出ているようです。物語はそういう主義主張のない話の方がいいよなあ。


帝国の慰安婦読破

2017年01月29日 | Weblog
というわけで、話題の「帝国の慰安婦」を読破しました。(ネタバレアリ)

韓国人の筆者ですが、内容はどちらかというと中立に近く、日本人であれば左翼右翼関係なく普通に読めると思います。特に慰安婦が戦場でどんな様子だったかを聞き取りにより詳しく描写してあったのは、当時の空気感とともに何故慰安婦という存在が生まれたのかを考えさせられ、大変勉強になりました。この内容は韓国にいる人でないと書けないでしょう。その時代のことを何も調べずに、単に「韓国にひどいことをしたのだから謝れ」または「ただの売春婦だろう」などと想像や妄信で言い争うことは不毛を通り越してひどく滑稽なことのように思います。筆者は「ネトウヨ」ではなく(笑)日本が認めていない「日本軍の関与」については「あったことは疑う余地がない」と断じていますし、逆に韓国が世界各国で言いふらしている「20万人の性奴隷」は「完全な誤り」だとしており、少女像についても「慰安婦の像ではない」と言い切っています。その根拠も繰り返し述べてあるので、一時の感情に支配されず読み進めれば筆者の考えにまあまあ共感できる仕上がりになっていました。ただ、韓国の立場として彼女は極右になってしまうのでしょうけど、日本の言論界でこの主張が右か左かと問われればやや左なので(笑)どちらかというと朝日新聞や毎日新聞の論調に近いのかもしれません。これら2紙の社説を「日本国民の認識」として取り上げている箇所がありましたし、逆に読売新聞の論調には反対する感じで、産経は引用すらありませんでしたからね(笑)本が朝日新聞社から出ているのも察し・・・という感じですな。

筆者が述べ、裁判でも問題となった「慰安婦は同志だった」という見方は、個人的にはストーンと腑に落ちました。確かに戦地で過酷な非日常を過ごしたことは間違いないでしょうけど、問題を際立たせるためか、周辺の多くの登場人物とその境遇が完全にカットされてしまっているのですよね。慰安婦を斡旋し管理していたという業者の存在もそうですけど、そもそも日本兵自体も赤紙により「軍に強制連行」され、誰よりも過酷な非日常を過ごした人たちなのです。そんな中で慰安婦の存在は、ただの性欲処理ではなく「慰安」という言葉の通り心の支えになっていたことでしょう。そういうエピソードもたくさん紹介されており、慰安婦という存在が現在の価値観では悪だとしても、少なくとも戦争当時は必要悪だったと思いました。「謝罪」と「賠償」ばかりが全てになってしまっている現状ですけど、日本としては同志であった彼女らに、まず「感謝」と「慰労」を伝えなければならないのではないでしょうか。これが自分の読後一番強く思ったことです。

時系列で言うと、この本は2014年にあった朝日新聞の吉田発言捏造問題の後に発売されています。最初の方にそのことについて少し触れていたので、現代の章でしっかりそのことも分析してあるのかと思っていましたが、どうやら韓国版を出したのが2013年で、日本版はそれに少し修正を加え日本語訳で出したものなので、残念ながら間に合わなかった模様です。本の最後も「慰安婦問題」はまだ解決していない前提でまとめられていますが、実際は2015年に「完全かつ不可逆的に解決」されています。筆者がここ最近の流れや日韓合意をどう捉えているか、是非知りたいですね。

味噌フォンデュ

2017年01月28日 | 時事
味噌フォンデュや鮎料理 勝負食「いくさめし」審査
・・・
おでんじゃん!
チーズフォンデュとは、熱して溶かしたチーズにパンや温野菜をつけて食べるフランス料理です。それを味噌にしたということは、熱した味噌に何かをつけて食べるということですよね?岐阜は名古屋圏なので、おでんといえば甘いチューブ入り赤味噌をかけて食べますし、昔はうちにもおでん用の底の浅い鍋の真ん中に器があり味噌ゾーンになっていました。おでんと一緒に温め、そこにつけて食べるわけですね。はい。どこが創作料理なの?(笑)

訪日外国人

2017年01月27日 | 時事
外国人、初の日本人超え=16年の国際線客数―成田空港
成田空港で、OUTよりINの方が多くなったということですね。

海外旅行客は基本的にその国にお金を落としていってくれる上客ですから、多ければ多いに越したことはありません。日本ではかねてより目標にしてきた年間2000万人をようやく去年達成し、さらに倍増させるべくPR活動を進めているようです。フランスなんて人口6000万に対して年間8000万も訪れるらしいですからね。まあEU圏は人の往来は比較的自由なので、電車やバスなどで気軽に海外旅行(厳密には海外でない)できてしまうわけですから、ほぼ飛行機に限定される島国日本で同じレベルで戦うことは困難でしょう。あと、外国人が日本で使うお金より、日本人が海外で使ってくるお金の方が多いような気がするのも困り者ですね。

祖母が他界してから両親の旅行が年3回に増えてしまった・・・まあ別に自分も行けばいいのですけどね(笑)パスポートいつまでだっけ?

リレー銀再び

2017年01月26日 | 時事
北京リレー日本「銀」に…ジャマイカ「金」剥奪
リオ五輪で銀メダルに輝いた男子400mリレーの日本チームですが、北京でも銀に・・・え?

よく考えれば北京ってリオの前(ロンドン)のさらにその前ですよね。8年も前の結果が今頃覆ったりするのか・・・ロシアのドーピング問題があったので調べ直しているとしても、そんな昔の尿(?)が残っていたのですかね・・・

帝国の慰安婦無罪

2017年01月25日 | 時事
「帝国の慰安婦」朴教授に無罪判決 ソウル東部地裁
とりあえず、韓国の司法はそれなりに公正な判断を下すようですね。

「慰安婦は自発的になった」という記述が、韓国での見方である「性奴隷」に反するため、捏造によって慰安婦の名誉を毀損したと訴えられていました。しかし裁判では「公的事案を盛り込んだ内容」つまり事実が書いてあるだけだったと断定し、「一般的な事柄なので、特定の慰安婦の名誉を傷つけたとは言えない」という理由で無罪になった模様です。つまり韓国内でも慰安婦が性奴隷だという見方は間違いだと判断されたということですね。おそらく理論的、史実に基づいて冷静に判断できる人はそうなるのでしょうけど、韓国は感情が第一にされますから、中々受け入れられないでしょうな。まあ好きなだけ「日本と同志であった慰安婦の銅像」を建てていくと良いでしょう。

つーか日本や世界の国々では、銅像は偉人や有名人など、尊敬され憧れるべき対象を造るものだという認識がありますけど、韓国では憎しみを忘れないために造るもののようですね。しかしこれを知らない子どもが将来あちこちにあるこの像を見て慰安婦に憧れてしまったらどうするのでしょうか?

しかしこの本、朝日新聞社から出ているのか・・・図書館で探してみるかな(笑)

[追記]
というわけで早速ネット予約を入れ、取り寄せてもらいました。ちなみに同じように動いた人がいたらしく、借りてきてから調べてみると昨日は0だった予約が2になっていました。アブねぇ・・・
まだ50ページほど読んだだけですが、日本人の自分から見て、韓国人の著者にしては非常に中立になるようよく調べてまとめてあると思いました。元々は韓国人に向けて書かれたようで、慰安婦問題を感情論だけでなく、正しく理解した上で日本との解決点を探ろうという目的の、非常に理路整然とした内容になっている印象です。中立だと思った理由は、著者自らも聞き取り調査や資料から分かった事実をしっかり研究していて、日本側の「軍の関与の証拠はない」などの主張は誤りだとする一方、韓国側が銅像に書き込んでいる「慰安婦20万人」も誤りであるとしっかり論破しているからです。まあ一専門家の意見に過ぎず、これが慰安婦問題の全ての真実であるとするのは強引でしょうけど、当時生まれてもいない人達がお互い感情論で対立するのではなく、問題の本質をより具体的に論じるための知識を得るのに最適の本だと思いました。
朝日新聞社から出ているのは、この本の出版が例の吉田証言が捏造だと認めた後であることから、せめてもの罪滅ぼしということなのでしょうか?その辺のことも書いてあるようなので、読破してからまた考えてみたいと思います。とりあえずオススメですという報告まで(笑)

優勝旗新調

2017年01月24日 | 時事
「深紅の大優勝旗」3代目に 夏の甲子園100回記念
もう来年の大会が100回なのか・・・本当に記念大会になりますな。

優勝高によって1年間保管さえるわけで、当然色々と劣化していくのでしょう。それでも40年、50年と持ちまわるだけの耐久力を秘めているのですから凄いですね。それにしても1200万か・・・さて最初にも誓えるのはどこになるかな?

カレー専用洗濯機

2017年01月23日 | 時事
「カレーの汚れ落ちる」洗濯機、印でパナが販売
これはインド人もビックリですな(古)

まあ洗浄力がすごいということなのでしょう。インドは日本からでは余り情報が入りませんが人口増加の著しい国で、近い将来中国を抜くのではないかといわれています。経済発展と共に富裕層も相当生まれているのでしょうから、こうした「1ランク上」の商品が好まれるのかもしれませんね。

日本の経済戦略はこれまで欧米を機軸にしてきましたけど、これからはこういった国で売れる商品の開発がメインになっていくのかもしれません。

トランプ大統領始動

2017年01月22日 | 時事
【トランプ大統領始動】「地球上で最も不誠実な輩」とさっそくメディア批判 トランプ氏、就任から一夜明け
昨日就任したばかりなのに、早速やっているようですね(笑)

選挙後にも色々ありましたが、とりあえずルールに則って大統領に選ばれたわけですし、政策に反論することはあっても何もしないうちから感情的に否定するのは間違っていると思っています。日本での報道を見る限り、トランプ氏の動向には必ず反対デモがセットで流れるので、あたかもアメリカ国民全員が嫌っているような印象をもってしまいますが、実際のところ政策に期待をしている人の声は全くないのですかね・・・支持率もいきなり40%というここ40年で最低の数字を記録したとありましたけど、日本ではそれくらいあれば普通に悪くないというか見慣れた数値なので(笑)逆にオバマみたいに90%という方が異常に見えてしまいますな。

メディアは権力を監視するという謎の使命を帯びているようなので、どうしても現政権には否定的な意見にならざるをえないわけです。批判ばかりして足を引っ張っているようにしか見えなくとも(笑)ある意味で必要悪というか、多方面からの意見や重要な指摘であればしっかり耳を傾けなければいけないでしょう。もちろん批判自体が目的となったりアサヒったり(笑)するなどはあってはいけないことです。メディアと上手に付き合っていくことも政権やリーダーには必要な能力なのではないでしょうか。

稀勢の里初優勝

2017年01月21日 | 時事
横審委員長、初V稀勢の横綱昇進を後押し 白鵬に負けても「よろしいのでは」
稀勢の里が千秋楽を待たずに初優勝を決めた模様です。

昨年は何度も優勝争いに絡みつつ惜しくも次点に留まることが非常に多く、終わってみれば年間最多勝ながら1度も優勝したことがないという無冠の帝王ぶりを発揮していました。間違いなく大関にひしめく日本人力士の中では最強格なのに、優勝も琴奨菊や豪栄道に先を越されてしまいましたしね。何かが1つ足りないとすれば、それは優勝だ!・・・ということで、今場所は見事に1日残した優勝ということになりました。まあ横綱2人が休場し、不戦敗もあったので運もかなり味方したと言えるでしょうけど、そういう時にきちんと優勝をものにできる力というのも横綱に必要な素質ですからね。明日まだ白鵬戦が残っていますが、先場所の13勝2敗の準優勝と合わせて横綱になる資格は十分とされているようです。委員長の言う通り、日本人横綱を待ち望んでいるのは日本国民の総意ですからね・・・

もちろん明日勝てば文句なしなので是非がんばってほしいですな。


囲碁クエスト19路

2017年01月20日 | Weblog
本日より、囲碁クエストで19路盤が打てるようになった模様です。

このクエストシリーズは、囲碁だけでなく将棋、リバーシ、チェス、ついたて将棋というボードゲーム全般が無料で遊べる大手サイトです。一番の特徴は1プレイ数分から10数分で終わるお手軽さ。その分持ち時間は全般的に短い設定になっており、じっくり考えたい人には向かないかもしれません。登録は簡単で、登録名を決めて表示されているパスワードを打ち込むだけ。リンクはPC版ですがスマホ版の方が高性能(検討機能、友達対局等)なのだとか。自分は専らPC版の囲碁クエのみで遊んでいましたが、9路と13路しかないのをずっと不満に思っていました。

もう少し詳しく説明すると、9路は持ち時間3分で1手打つごとに1秒回復、13路は5分で1手3秒回復するルールで打ちます。盤面は狭いとはいえ早碁に近いので、もたもたしているとすぐに時間負けになってしまいます(笑)ちなみに将棋やリバーシなどは回復ルールはなく、時間が切れたらそこで負けになります。囲碁はルール上、終局が詰みや打ち切りでなく双方の同意(連続パス)で行われるので、回復ルールがないと相手の時間が尽きるまで自ら損しながら打ち続けるズルがまかり通ってしまいますからね。例えば白が負けを認めず打ち続けた場合、盤上全てが黒石で1目の陣地だらけにすれば白はもう打つことができないので、最悪1秒以内にそうなるよう打ち続ければ黒の全滅勝ちに持ち込めるという回避方法があります。できればそういう面倒な相手とは打ちたくないのですけど、1秒しか回復しない9路ではたまに時間狙いの輩に出くわすので困ったものです。
対戦相手は自動で決まり、置石はありません。中国ルールでコミは7目(持碁あり)となっています。強さは級とレートの表示がありますけど重要なのはレートの方で、大体自分のレートのプラマイ200くらい、つまり同じくらいの強さかな?という人とマッチングされるようになっています。当然レートの高い人に勝てばたくさんポイントがもらえますが、基本は勝つと5前後増え、負けると5前後減るような感じです。ただ、1000からスタートしますが実際は平均が1500になるようにセットされており、40局までは勝っても負けても12.5ポイントもらえる仕組みになっています。最初の頃に負けてもポイントが増えることがあるのはそのせいですね。逆にかなりレートの高い人に勝つと50くらい増えることもあります(笑)まあ最初は気にせずどんどん打って、40局終わった時点のレートが自分の本当の強さというわけですな。このシステムは1500より低い人の最高レートが初期値のままにならないようにするための配慮なので、初心者はとりあえず同じ強さの相手と当たるまで負け続け、最終的に1500を目指して打てば良いと思います。ちなみに自分は今東洋囲碁で初段くらいですが、レートは大体1800あります。それを基準にして一般的な段級に換算すると、1500が5級で50ごとに1級アップ、1750からは100ごとに1~2段アップくらいかな?と思っています。最高レートは2800なんて人もいますね・・・宇宙人や(謎)

囲碁の19路は普通に打つと1時間以上かかりますが、今回できた囲碁クエスト19路は13路と同じ持ち時間5分の1手3秒回復ルールなので、長くともおそらく30分以内には終わるのではないかと思われます。手軽に遊べるところがこのサイトの大きなメリットですけど、19路は13路の2倍以上の広さがあり、最大で300手以上打たないといけないわけですから、序盤を相当てきぱき打たないと最後まで打つにはどうしても時間が足りなくなってしまいます。1手平均4秒くらいで打たなければならないとは、最早超早碁ですな。
ちなみに初期レートは今までと違い、9路や13路のレートを参考にして決まるそうです。公表はされていませんが自分が1200スタートだったので、おそらく現レートの3分の2くらいが基準のようですね。あと1250以下の人は最初から19路で打てない仕様もあるのだとか。そのせいもあって、現段階で19路のレートは全体的に9路や13路よりも辛めになっているようです。確かに2眼も知らないようでは19路を打つのは時間の無駄でしょう。もし19路で上記の全滅勝ちコースを強いられるとすると気が遠くなりますな。

とりあえず2局打ってみましたがいずれも最後まで打てず、時間勝ちと時間負けの1勝1敗でした(笑)これは囲碁をしたと言えるのだろうか・・・慣れの問題かもしれませんけど、時間設定についてはちょっと改良の余地アリですね。

一二三九段引退

2017年01月19日 | 時事
加藤一二三九段 今期限りで現役引退決定も最後まで「全力投球する所存」
1239段・・・すごい段位だ(違)というネタもまもなく使えなくなってしまうのですね。

去年の最大年齢差対局の時に、将棋界は新人がいきなり9段と戦うのかと疑問に思ったわけですが、どうやら名人を頂点とする順位戦のリーグで陥落するとどんどん下に落ちてしまうらしく、藤井新4段がプロ入りして所属した一番下のC級2組で対局が実現したということは、加藤9段がそこまで落ちてきていたということのようです。ちなみにここで陥落するとフリークラスという順位戦の下部に位置するリーグに所属するか引退するかを迫られるようですが、残念ながら60歳までという年齢制限があるらしく、今年喜寿になった加藤9段はもう引退しかない、ということのようです。まあまだ数局残っているようなので、是非有終の美を飾ってほしいものですな。

往年の千代の富士が後の貴乃花に敗れて引退を決意したように、大物の引退には鬼を継ぐ者の存在があります。今回で言えば藤井4段がまさにそれに当てはまりますね。今後の将棋界の動向も楽しみですな。トップはボロボロのようですが・・・

アパホテル

2017年01月18日 | 時事
アパホテル、非難の的に=客室の書籍「南京事件否定」―中国
中国共産党の洗脳を解く草の根活動ですかね。

南京事件については以前考察した通り、事件そのものは否定できないものの中国が主張するような何十万規模の大虐殺はなかったというのが日本側の認識でありおそらく事実です。見出しのような「南京事件否定」つまり事件そのものがなかったと言っているのであれば問題ですが、記事の内容によればそうではなくむしろ日本政府の主張そのもののような気がします。その根拠とされる内容も載っているらしいので、デマや妄想というわけでもありません。少なくとも、日本のホテルにこの本があることは表現の自由の範囲内であることは明白です。そこに中国人が泊まりに来るかどうかはまた本人の自由ですから、そういうホテルだと知って今後泊まらないと選択するのも自由ですし、逆に中国人が来ないなら泊まりたいという客もいるでしょう(笑)むしろ中国では知りえなかったと思われる日本側の立場を知ることで、見識を深められるという利点さえ感じられます。折角観光に来たのですから、爆買いだけでなくその国を知っていきたいとは思わないのでしょうかね。
まあ中国では一党独裁ですから政府の意向は絶対ですし、騒がないと逆に当局に目をつけられてしまうのでアチラメディアがある程度騒ぐのは分かりますが、日本のメディアが同じように目くじらを立てて問題視するのは違和感を感じます。ぶっちゃけサービスで読める本を置いただけですからね。これはもう、メディアによる一企業に対する弱いものいじめ以外の何者でもないでしょう。

まあ、あのコメントを聞く限り確信犯的な臭いも感じたので、ひょっとしたらアパホテル側にも何らかの思惑があるのかもしれません。年末には千歳空港の件もありましたし、旅先で出会う中国人は離れていてもその集団だと分かるほどギャーギャー騒いでいますからね(笑)ホテルでの過ごし方もおそらく常軌を逸しているだろうと容易に想像できるというものです。しかし中国人であることを理由に宿泊を断るのはもちろんあってはいけないことですし、表立って表明するのは問題があると思われるので、このような間接的な手法で中国人避けの策を練ったということなのかもしれません。

そうなれば騒ぎになればなるほど思惑通りになるわけで、ある意味で逆転の発想に近いですな。企業努力恐るべし。

沖縄総括と全国踏破

2017年01月17日 | 自伝
というわけで、沖縄記はとりあえず一区切りです。

今回の旅は4泊5日と言うことで、普通のツアーに申し込むより少し長めの日程になりました。飛行機を使うと宿+レンタカーがどうしてもセットになるので、この辺をどう安くできるかが勝負だったわけですが、LCCやゲストハウスを利用することで総額は6万弱と、ほぼ1日1万円程度で収めることができました。ぶっちゃけ5万を超えた理由は土産を買いすぎたからですけどね(笑)10年以上前、友人達と北海道へ行こうか沖縄へ行こうかと話していた頃は15万くらいかかるのではないかと思っていましたし、実際北海道はそれくらいかかりましたから、ここまで安くできたことは僥倖でしょう。全くLCC様々ですな。

沖縄は夏に行くとどうしても台風が心配なので、狙うには冬休みが一番でしょう。その分マリンスポーツ系はできませんけど、まあ海はそこまでして入りたいわけではないですし、島内を散策するには程よく涼しくて丁度良かったと思います。荷物もTシャツメインで選べますからそれほど重くなりません。ただし出発時は冬衣装ですから、最後飛行場で着込まないと7kg制限ギリギリになってしまい、マンゴースムージーで体を冷やすことで誤魔化そうとしましたが、飛行機の中で汗をかいたためかまさかの1月にあせもができました(笑)あとはどうしても混雑してしまい、空港で30分遅れとかは日常茶飯事のようで、予定に余裕を持たせることも必要だと思いました。

さて、今回の旅によって念願の全国踏破達成となったわけです。折角なので、それぞれ訪れた観光地や食べて気に入った食べ物などをリストにまとめたいと思います。
<各地の観光地と名物一覧>
北海道  札幌・稚内・知床・網走・摩周湖他・富良野(ジンギスカン)

青森県  青森・八戸(ウニ丼)
岩手県  盛岡・遠野・小岩井・花巻・平泉(わんこそば)
宮城県  仙台・松島・石巻・南三陸・気仙沼(生カキ)
秋田県  白神山地・八郎潟・秋田・十和田湖(きりたんぽ)
山形県  酒田(板そば)
福島県  南相馬・会津・喜多方・猪苗代湖(喜多方ラーメン)

茨城県  水戸・偕楽園・牛久(水戸納豆)
栃木県  宇都宮・日光(ギョーザ)
群馬県  草津・富岡製糸場・水沢・伊香保(水沢うどん)
埼玉県  長瀞・秩父(みそポテト)
千葉県  ディズニーランド・館山(TDLクッキー)
東京都  東京・台場・浅草・八王子・高尾山(八王子ラーメン)
神奈川県 鎌倉・横浜・小田原・横須賀・箱根(中華街の肉まん)

新潟県  新潟・上越・佐渡(佐渡牛)
富山県  富山・氷見・砺波・宇奈月・城端・五箇山(きときと寿司)
石川県  金沢・兼六園・徳光・輪島(海鮮丼)
福井県  三方五湖・黒龍酒造・福井・敦賀・東尋坊(カニ)
山梨県  甲府・富士山・富士五湖・富士吉田(ほうとう)
長野県  長野・軽井沢・蓼科・スキー場・松本・諏訪湖・戸隠(信州そば)
岐阜県  岐阜全域・白川郷(やな)
静岡県  浜松・御前崎・静岡・清水・伊豆・熱海(うな重)
愛知県  名古屋・豊田・一宮・小牧・清洲・日間賀島・犬山(きしめん)

三重県  伊勢・志摩・鳥羽・松阪・熊野・榊原温泉(伊勢うどん)
滋賀県  彦根・長浜・安土・伊吹・琵琶湖・木之本(のっぺいうどん)
京都府  京都・伏見・天橋立(生八ツ橋)
大阪府  大阪・USJ・百舌鳥・古市(たこやき)
兵庫県  姫路・明石・淡路島・余部(明石焼き)
奈良県  奈良・斑鳩・飛鳥・藤原・吉野(蘇)
和歌山県 和歌山・九度山・高野山・熊野三山(和歌山ラーメン)

鳥取県  鳥取砂丘・因幡・境港(白イカ)
島根県  石見銀山・出雲大社(割子そば)
岡山県  岡山後楽園・倉敷(きびだんご)
広島県  広島原爆ドーム・宮島・尾道・しまなみ街道(広島焼き)
山口県  萩・下関・彦島・秋吉台(ふぐ)

徳島県  祖谷渓・かずら橋・小歩危・鳴門(徳島ラーメン)
香川県  高松・栗林公園・金比羅宮・屋島(讃岐うどん)
愛媛県  今治・松山・道後温泉(たいめし)
高知県  高知・桂浜(皿鉢料理)

福岡県  博多・大宰府・久留米・小倉・八幡製鉄所・門司(博多ラーメン)
佐賀県  唐津・佐賀(めんたい天)
長崎県  長崎・島原・軍艦島・九十九島・佐世保(長崎ちゃんぽん)
熊本県  熊本・阿蘇山・内牧温泉・天草(熊本ラーメン)
大分県  中津・宇佐神宮(オムキューブ)
宮崎県  日南海岸・日向灘・高千穂峡(チキン南蛮)
鹿児島県 鹿児島・知覧・桜島・屋久島(鹿児島ラーメン)
沖縄県  那覇・美ら海水族館・海中道路・やんばる地区・久高島(海ぶどう)

・・・まあ、踏みしめ方にアラがあるのは分かっているので、今後も色々回って造詣を深めていきたいと思います。