(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

屋久島と小笠原

2015年05月31日 | 時事
口永良部噴火、長期化の恐れ 専門家「帰島、年単位も」
日本全国で揺れ、「異常震域」か…小笠原沖地震
世界自然遺産の2島が激しく揺れている模様です。

毎日更新に見せかけるために、ここの所「予約投稿」を活用し2~3本書き溜めて自動更新させる作戦を取っていたのですが、まさかこれほど盛り沢山な日々になろうとは・・・デスノートだったら「最近急に重大事件の記事がなくなりましたね」と一発でバレるやつですな(笑)余談ですが予約投稿を使うと全然アクセス数が増えないのは素直だなと思います。おそらく自動更新をボットが感知できないのでしょう。ちなみに5月21日に何故か293IP1896位と歴代最高記録を更新したのですが、何が良かったのかは未だに不明です。gooブログで「アクセスアップの方法を教えてください」と募集がかかっていますけど、まさか「墓石破壊し…」が過去最高にウケたとは思えないし(笑)写真UPにそこまでの効果があるなら屋久島がもっと伸びてもいいはずだし、1年ぐらい低迷している中、経験上ありえないタイミングで軽々記録更新するこの不安定さは何なのか、逆にこっちが教えて欲しいです。

と言うわけで、屋久島はこの前タイムリーに行ってきたばかりだったので、宮之浦港が映って島民が避難して来るのを見てとても他人事には思えませんでした。これもしGW中だったりしたら大変だったでしょう。屋久島は火山ではないので、噴火の現象自体は観光に全く影響はないとしても、やはり避難民の方への配慮とか、もしかしたらフェリーやバスの運航状況が変わったりとか、何より報道陣がウヨウヨし始めて風情をぶち壊したりとか、とても「世界遺産を満喫した」という感想はもてなかったでしょう。箱根でも「風評被害がー」と盛んに言っていますけど、一番近づきたくない原因は噴火でも地震でも津波でもなく、マスコミがウヨウヨ湧いているからだってことに、早く気づいて欲しいですな。

そしてその話題が尽きない翌日に、今度は小笠原です。幸い震源地が異常に深かったせいで逆に津波は起きなかったようですが、その分満遍なく強い震度が日本各地を襲ってしまった模様です。これももし津波ということになっていたら、世界遺産の風景が壊滅状態になることもありえたわけで、非常に恐ろしいですね。現在絶賛発達中の西之島新島も海底火山がここまで隆起してきたほどの大噴火なわけですし、屋久島も7300年前には喜界カルデラの大噴火で完全に焼け野原になったそうですから、間違いなく活動期に入っているわけです。地震も火山も突き詰めれば同じ原因で起こるわけですから、今後も色々とありえるでしょう。もしかしたら全ての火山が同時噴火とか、東南海地震も最早待ったなしの状態なのかもしれません。

口永良部島では、御岳山の噴火の後でしっかり避難計画が見直され、訓練も積んでいたことで犠牲者0にすることができました。ここまでお膳立てをされているわけですから、最早逃げ遅れたとしても行政のせいでなく自己責任で良いのではないかと思うのは身内びいきですかね・・・?

伝説の最後

2015年05月30日 | 時事
るろうに剣心の「伝説の最後編」をようやく観ました(ネタバレアリ)

前編を観てから少し時間が空いてしまい、レンタルの新作棚から外れていたようでよく分からなくなってしまったらしく、結局親子同伴で借りに行く羽目になってしまいました・・・まあレイトショーでも1300円になり、補助券だけで観られないのはかなり痛いので、タダで観られるのはありがたいですがね。

本編は、比古清十郎と出会い過去回想をはさんで修行を始める所からのスタートでした。追憶編と絡ませつつも原作以上に(笑)テーマに忠実な作りとなっているのは前回と同じで、本当、最後まで安心して観られました。十本刀はひどい扱いでしたが、そもそもアレは京都編が波に乗り、人気が絶頂に達したことで引き伸ばし策に出たというジャンプの悪しき慣例のようなものなので、むしろ出てきて即やられたこと自体をギャグパートとして成立させてしまう荒業だったと理解しました。その分、掘り下げたいキャラには十分時間を割き、アクションシーンの出来はかなり見応えがありました。原作では、いちいち技の名前やその説明、謎解きや対処法、見ている人の感想をベラベラしゃべってから(笑)斬り合うわけですが、実写ならそう言うのを一切省いて演技で魅せた方が早いですしね。あと、志々雄もラスボス仕様で(笑)洞窟の奥でふんぞり返っているだけでなく、政府と手を組んで剣心を亡き者にしようと企むなど、暗躍ぶりに磨きがかかっていました。もう少しで新時代の神になれたのに残念でしたね(作品違い)

こう言うテイストでもう一回マンガ描いてくれないかな?キネマ版というのもあったけど、あれは単なる顔見せ話でしたし・・・冗談でなく、完結作品のエッセンシャル版を出すというのはマーケティング的にアリだと思うのですがね。「火の鳥」や「宇宙戦艦ヤマト」など、昔は雑誌社が安定しなかったこともあり結構同テーマで書き直し連載というのもあったのですが、最近は絵のレベルも手間も増大し1つ完結させるだけで精一杯であり、流石に難しいのかもしれません。しかし、作品によっては初期の頃とクライマックス時で絵柄が全然変わっていたり、途中で路線変更し初期の頃と矛盾を残したままになってしまったりと、「売れたら続く」マーケティングの弊害がそこかしこに残ってしまうのは非常に残念です。作者にしても、完結させてから「ここは余計だった」「ここで複線を入れておけば」という反省は絶対にあると思います。るろ剣で言えば、ギャグを全部カットして追憶編、東京編(映画第一作+御庭番衆)、京都編、人誅ターミネーター編、星霜編を10数巻でまとめてくれれば名作保証間違いなしだと思うのですがね。今の所、この映画の3部作はそのイメージにかなり近い作りになっており、近年のマンガ原作映画では最高に近い出来なのではないかと思いました。

もし原作を知らずに映画3部作を見たヤングかオールドは、是非OVAの追憶編と星霜編で補完して下され。マンガは・・・どっちでもいいか(笑)

FIFA汚職とロビー活動

2015年05月28日 | 時事
南アW杯招致で12億円=ワーナー元副会長らに―FIFA汚職
開催国決定の際に賄賂が絡んでいたとか。これ「ロビー活動」とはまた違うのですかね?

選ばれれば世界中から選手や報道陣、サポーターなどが押し寄せますから、それこそ巨額の収入が見込まれることになり、候補国にしてみれば自国の良さを熱烈アピールしたい所です。そのために誘致合戦が過熱化することは仕方がないことだと思いますが、例えば係の人を案内しながら多少のおもてなしはアリだとしても、流石に現金はダメだということでしょう。サッカーは試合自体にも最近八百長が発覚したりしているので、しっかりと不正に目を光らせる必要があるわけですが、組織のトップ陣がコレでは目も当てられませんな。そんなことがまかり通れば利権の温床になりかねず、経済力のある国が有利ということになってしまいますしね。ただ前述の通り自国の良さを知ってもらうロビー活動はある程度必要でしょうから、汚職との境目をきっちりしておかないと今後もこういった問題は起きてしまうでしょう。

つーか五輪とか世界遺産の方は大丈夫なのかな?最近になってロビー活動がどうのと言い出した途端に東京五輪や3年連続登録勧告と続きましたし、何か疑われたらまずいのでは?

さおだけ屋

2015年05月27日 | 時事
物干しざお業者を逮捕 呼びかけの10倍高値で販売容疑
「たけや~さおだけ~」という掛け声で、たまに売りに来ていますね。

「2本で千円、20年前の価格です。」という謳い文句ですが、どうやら千円のものは非常にボロく、もっと良い商品を売りつけられ、結局高くつくのだとか。ひどい所になると物干し台まで改築させたり、勝手に切断してから高額料金を徴収したりと、詐欺まがいの業者がいるそうです。後で返品しようにも移動販売ですからどこにいるか分からず、泣き寝入りとなってしまうことが多いのが困りものですな。「さおだけやは何故つぶれないのか」と言う本がありますけど、上記のような商法に加え、実は運送業も手がけていたりして「仕事のついでにさおだけを売る」副業なので、未だに街中を走っている模様です。

これ、中古パソコンの移動販売とかも同じですよね。今の所不満はありませんが、やっぱ次は普通に店舗のある所で中古を買おう(笑)

残薬問題

2015年05月26日 | 時事
薬、もらいすぎ注意 あちこち受診、計36種処方の例も
確かにそんな病院に行くわけでもない自分ですら薬残っているからなあ・・・

胃腸風邪とか普通の風邪薬は、3日分とか出されても大抵は1日分くらい飲めば良くなってしまうので、次にかかった時のために一応取ってあります。最近は薬の説明書をつけてくれますし、最悪ネットで名前を調べれば効果は分かりますからね。ただ、何年も経つと内部で変形してしまうものもあり、明らかに怪しいのは捨てますが、1年前の花粉症の薬とかは多少カプセルが凹んでいても気にせず飲んでいます。当然薬にも賞味期限?があるので、余りよろしくないわけですけど、何かもったいない気がするのですよね・・・CMでも言われる通り、ちゃんと用法、用量を守って正しく飲むべきでしょう。

高齢者は特に持病が増えて常備薬と言うものもできてしまいますし、さらに病院をかけもちし、それぞれで薬をドバッともらってくるので、1日に飲む量が半端じゃなくなるケースが多いようです。そもそも積極的に飲みたいものでもないですし、飲み忘れたからと言っても2倍飲むわけにもいかず、そういて残薬がたまっていくと次第に管理しきれなくなるのだとか。中にはそれぞれで処方された薬がかち合ったり、ケンカしたりすることもあるので、一応そう言う事のないように「お薬手帳」で管理をするそうですけど、病院側にしたら薬は出せば出すほど儲かるので、間違えて飲もうが残薬になろうが余り深刻に考えず処方してしまうのですな。

昔は病院にかかるとその場で薬がもらえたものですが、最近はわざわざ外の薬局へ行って処方してもらうようになっています。これは、病院内で独占状態だったものを開放したわけで、医薬分業と言って一応自由競争の原理に則った変更なわけですが、それによって調剤薬局が爆発的に増えた原因でもあるわけです。それこそ昔は薬局が乱立すると競争が激化して品質が低下してしまう恐れがあるため「半径100m以内に薬局を建ててはいけない」という法律まであったわけですが、憲法の職業選択の自由に反するという判決が出て、撤廃されてしまいました。今ではどんな小さな病院でも、周りを見渡せば数件の薬局がひしめいている光景をよく見かけます。お互いがライバルなので、当然患者の情報(お薬手帳)を共有して管理するなんてことはありません。どこでどれだけどんな薬をもらっているか分からないのに処方されてしまうわけですね。独占状態だった昔から「医者が儲けるために必要のない薬を出している」と言われたものですけど、今は薬局までもが絡んで手数料を取る状態ですから、処方が減るどころか、かえって薬代は昔より高くなってしまったようです。

問題は、患者自身が「医者が出したものだから」と信じて全部のみ、逆に健康被害を引き起こしていると言う点にあります。「お薬手帳」の発行自体も有料らしいですから、重複や飲み合わせの可能性を考えず、発行していない人も少なくないでしょう。「かかりつけ薬局」を作れば薬の管理はできそうですが、処方するのは医者なのは変わりませんから、薬の量自体は減らない可能性もあります。薬を飲むことでかえって体を悪くし、さらに医療費を圧迫すると言う悪循環は、何とかしなければいけません。そもそも「毒と薬は使いよう」なので、1日に何十錠も飲んでいる人が健康になれるはずがないわけです。例えば高血圧の薬などは、一度飲み出すと飲み続けないといけないものらしいですし、「定額料金」を払うに等しいものです。よく高血圧は万病の元といわれますけど、高血圧な人が多い日本人が何故か世界最長寿国である説明がつきません。

「本当に薬が必要なのかどうか」から疑ってみる必要がありそうですな。

グレートトラバース2

2015年05月25日 | Weblog
本日から、グレートトラバース2の旅が始まった模様です。

去年は1年間かけて日本百名山を歩いていましたが、今回は二百名山に挑戦するとか。少し前に見た情報では本を執筆中とあったので、今年は講演などでしばらく小遣い稼ぎをするのかと思いきや、今月に入ってHPもしっかり二百名山に向けてリニューアルされていました。やはり体を動かさないといられなくなったのでしょう。と言うことは、これが終わったら三百名山かな?(笑)
去年は4月に屋久島からのスタートだったので、最後の利尻富士が雪に閉ざされるギリギリの所でクリアとなりましたが、今回は逆に北から攻め、年末までに踏破を目指すようです。暖かくなるのを待った形のようですね。

本日宗谷岬からのスタートということで、5年前に行った時の写真をリバイバルさせておきます。ゴールはこの前行った鹿児島の桜島のようですが、残念ながら雲がかかって全く見えなかったので、載せられる写真がありませんでした(笑)

つーか、桜島って今絶賛噴火中なのでは・・・?どうやってゴールするのかも含め、楽しみにしています。

キャベツ2倍

2015年05月24日 | 時事
雨不足でキャベツ高騰 初夏の味覚高値続く 店頭価格調査、平年の倍
留守番中にも思いました。半玉160円ってどうよ・・・

しかも今は春キャベツなので、中身スカスカなのですよね。1玉の異様な軽さに辟易し、それならば中身の見えている半玉を2つ買った方が良いよなあと2つ買ってから、留守番生活最終日だったと気づきました(笑)まあ買い置きは悪いことではないですが、逆に困ったのが安さが売りのモヤシ。この辺りはスーパー激戦区なのでそれぞれ安売り競争をしていて、18円、19円、20円と手ごろな値段で置いてあります。しかしその安さが災いしてか、自分が買いに行く19時過ぎと言うのは完全に売り切れていたりするのですよね・・・安い順にスーパーを回るものの、1円を求めてガソリン代をかける理不尽さを感じています。

そう考えると半玉使うお好み焼きって結構高級品なのかも?

無料Wi-Fiのおもてなし

2015年05月22日 | 時事
国内の無料Wi-Fi整備急ぐ 訪日客対応、接続スポット3万カ所へ
確かに旅行中はこれがあるとありがたいですね。

と言っても自分はガラケーなので、専らネットブックのXPを念頭に書いていますが(笑)自分の場合、旅行中はいつもネット断絶状態になるので、長旅だと天気予報とかも微妙ですし、観光情報や歴史など、現地でふと調べたいことがあってもガイドブックに頼るしかなくなり、後で調べたら肝心のスポットを見逃していたなんてことも今まで良くありました。例えば鹿児島では、今回世界遺産登録勧告となった尚古集成館・仙厳園を、入場料が高かったと言う理由だけで華麗にスルーしてしまいましたしね。しかし普段のネット環境には全く不自由していないので、わざわざ年に数回の旅行のためだけにプロバイダ料と同額をスマホに費やす気はさらさらありません。最近、PC本体に無線LANの受信機がなくとも千円ぐらいでUSBの子機を買えば済むことに気づいたので、いつか旅行の際に持ち運んでやろうと画策しています。え?屋久島・・・?そんな重いもの持って20km歩く気はありませんよ(笑)

富士山の時に思ったのが、マイカーでの旅行は宿代わりにもなるということです。電車の旅と違って好きな時に酒が飲めないのは痛いですが、必要ない荷物は車内に置いておけるのもポイントが高いです。この時期なら座布団とタオルケットぐらい積んでいけば十分寝られるでしょうし、洗濯物の臭いが気になるならハンガーも積んでいき、コインランドリーで洗った洗濯物を車の中で干すこともできますしね。鹿児島など、飛行機+レンタカーの旅では無理だとしても、それこそ富岡や関東を回るくらいだったら、道の駅を拠点に車中泊で宿代を浮かせつつ、その分を豪華な食事に回すことも可能でしょう。道の駅は、駐車場とトイレと交通情報が国の管轄なので、必ず24時間空いていますからね。問題は宿に泊まらないと無料ネットとかも利用できないのでさらに情報弱者化が進むことですが、記事のようにもし各地でWi-Fi接続が無料でできるとしたら、ノートPCを積んで行くだけで旅行中の情報不足からも一気に開放されるわけです。

日本人ですらコレなので、外国人旅行者の情報不足は尚更死活問題でしょう。このご時勢、道を聞こうにも不審者扱いされてしまいますし(笑)母国語のグーグルアースを見せた方が余程解決が早いというものです。そうでなくとも、旅行先で自分が普段訪れているサイトを見たりすると何故か安心するように、異国の地でも自分の文化圏の情報にいつでも繋がるという安心感は、外国人旅行者を増やす上で非常に重要でしょう。しかし、海外では無線LANはタダと言う感覚が強いのに、日本ではプロバイダに定額を支払うイメージが強く、企業も余り協力的ではないのですよね。この分野の「おもてなし」では、残念ながら日本は遅れていると言わざるを得ません。
看板やパンフなどをたくさんの言語で表記する事も大事ですが、まずネットインフラをしっかり整え、ネット上での情報提供を増やしつつ母国語圏の人と繋がらせていくことが安心感・満足感につながるのではないかと思います。

残る問題は充電か・・・宿以外でコンセントって意外にありそうでないからなあ。これ外国人バックパッカーの方とかどうしているのだろう?

墓石破壊し石垣に

2015年05月21日 | 時事
墓石壊して石垣に 兵庫城で“罰当たり”築城術
まあ、これはタイトルのダジャレが言いたかっただけの記事ですね(笑)

兵庫は姫路城が有名すぎて、兵庫城と言われてもどこにあっていつ誰が建てたのか全くピンときませんでしたが、どうやら安土城と同時期に織田信長の命で建てられた城らしく、それならば納得と言う感じです。何故なら、2年前に安土城址を訪れた時、同じように墓石や石仏が実際石垣や石段に用いられていたからです。

彼は比叡山の焼き討ちや石山本願寺・高野山攻めなど、とにかく宗教者が為政者に歯向かうことを徹底的に封じ、秀吉・家康もそれに準じたため、それ以来日本では宗教者が武器を持って攻撃するようなことはほとんど無くなりました。島原・天草の乱などは宗教戦争というよりも農民一揆の色が濃いですし、後は本当、オウムくらいですよね。400年以上の長い歴史の間にたった1~2件。これ、世界に目を向けてみるとどれだけ異常な状態かと言うのがよく分かります。中東に目を向ければ、それこそ今でも毎日のように宗教テロ事件が起こっているわけですから・・・世界中のどの国もまだ成し得ていない「宗教者は武器を持たない」という日本の常識を、手段は強引だったとしても最初に導入・実現・浸透させたのは間違いなくこの織田信長なのです。おそらく石垣に墓石や石仏が混ざっているのも、建築材不足というより普段から仏教遺物を足蹴にするようわざと無造作に組み込んだのでしょう。こうすることで日々「宗教者は俺に立て付くな。」と民に知らしめていたわけです。

そう考えると、同じ信長が命じて作らせた城なわけですから、むしろ兵庫城で今まで墓石や石仏が混じっていることが分かっていなかった方が不思議ですね。ましてや罰当たりとか、400年放置しておいて何を今更と言う感じですな。

この際、安土城址のように観光スポット化してちゃっかり賽銭を取ると良いと思います(笑)

ベタ踏み坂とスレスレ道

2015年05月20日 | 時事
崖かよ--信じられない角度に見える「ベタ踏み坂」、いつ見ても不思議
こうして何でもなかったような場所が観光地になるのですよね。

少し前にCMになっていて話題になっていた場所です。ここ、松江から境港に抜ける大根島の先の道なので、自分も5年前の山陰旅行の時に通りました。久しぶりに記事を読み返すと、江島大橋について「船を通すためか異様に高低差のある橋」と表現しています。しかし、自分はそっちよりも手前の「橋じゃなく海抜0mラインをスレスレで通る2kmの道」の方に感動して記事にしているわけです。人それぞれ、感じ方は色々ということですね。

国宝指定された松江城も合わせて、上手に観光アピールできると良いですな。「萩、石見銀山、出雲大社、松江城、大根島、境港、スナバ、スタバ(笑)」は今、山陰旅行の黄金ルートと言えるでしょう。

銅鐸発見

2015年05月19日 | 時事
【発見】砂山から銅鐸 日本最古級も
淡路島各地から重機で土砂を運び込んだ保管場所で発見されたため、遺失物扱いなのがちょっと笑えますな。

この銅鐸、実は未だに歴史的な用途が不明だったりします。使い道が分からないということは、つまりそれを使っていた文化・文明が完全に滅んだことを意味しています。考古学では銅剣・銅矛と同じく青銅器であり、紀元前から2~3世紀頃まで使われていたことは分かっていますが、外見上明らかに武器ではないですし、防具にしては不恰好です。鳴らすために使ったとされる「舌」があるそうなので楽器かと思いきや、マトリョーシカのような入れ子状態で発見されるなど、祭器や美術贈呈品、はたまた時計、警鐘、風鈴、貨幣など、様々な説があるらしいです。単品で出土することが多いものの、出雲や九州では銅剣・銅矛と一緒に出土したこともあり、戦闘に用いられたのか埋葬に用いられたのか、埋めたのか捨てたのか隠したのかすらも不明。そもそも「どうたく」という名前なのかすら定かではないのだとか。そりゃ警察でなくとも落とし主に情報提供を呼びかけたくなりますな(笑)

三種の神器などは古事記や日本書紀にその由来の記述がありますが、銅鐸については全くなく、続日本紀に「銅鐸が見つかったから献上した」という記述があるだけで、歴史学としても文献上明らかに大和朝廷ではない、別の民族由来の遺物なのです。銅鐸は主に近畿地方で見つかることが多いそうなので、神武東征の時代か、大和朝廷が畿内に攻め入った際に住んでいた先住民族のものなのでしょう。今回発見された土砂は少なくとも淡路島内から運び込まれたそうなので、日本最古級のものが淡路島で見つかったというのも、古事記に記された「国産み」の話で、一番最初に誕生した島が淡路島だと言う話にも何か結びつきそうですね。まさに世紀の大発見ですな。

しかしこれ、採砂場が遺跡認定されたら商売上がったりなのでは・・・

風評被害の定義

2015年05月18日 | 時事
【箱根山火山活動】温泉の湯量減少「避けられぬ」と不安の声 供給の中心6基は200メートル以内
と言うか、温泉地の住民も早く商売やめて避難を検討した方が良いのではないですかね。

今回、噴火警戒レベルが2に上がったのと、メディアが風評被害と言い出したタイミングがやたら早くて違和感を覚えました。東日本大震災や御嶽山のように、実際に被災した後でその影響範囲を調べ、「問題ない」と言うのならまだ分かりますが、今回はまだ「これから噴火するかもしれないから警戒しなさいよ」という段階であり、その爆発がいつどのくらいの規模で起こるか、誰にも分からないわけです。実際に火山性地震も増えており、湯の量が減ったと言うのはかなりヤバイ現象でしょう。それこそ、温泉の配管の詰まりを直しに行っている最中に噴火したら、温泉地の人達はその業者の命を補償できるのでしょうか。また想定を超える大噴火が起き、騙して呼び込んだ観光客が被災したら責任を取れるのでしょうか。近々にあの御嶽山噴火があったわけですし、流石にもう「想定外」は使えませんよね。「あつものに懲りてなますを吹く」対応が、ベストとは言わないまでも、現状ではベターなのではないかと思います。

自分だけでなく、多くの日本人は噴火したら怖い山の1位は富士山だと思っているでしょうけど、実は過去の実績を踏まえると、箱根山の噴火規模は富士の14倍に及び、現在の神奈川県まで火砕流に呑み込まれたほどだと聞きます。ちなみに1位は阿蘇山で、何と富士の600倍、8万年前に九州全土と山口を焼き尽くしたとか。まあいつもフルパワーで噴火するとは限りませんけど、地震よりもさらに予知や予測が難しいのが火山ですから、今回のように顕著な変化が見られる場合、最低でも数ヶ月は様子を見た方が良いと思うわけです。
メディアがすぐ風評被害と叫んだり、安全を強調する御用学者を選んでコメントさせるのは、はっきり言ってスポンサーがいるからです。いくら中立を装っても、発言によって儲からなくなるようなことは言わないってことですな。逆にメディアが観光を煽って、そこで災害や事件事故に巻き込まれても、責任を取った人は誰もいませんし、まず危険地域の特集自体が組まれません。現にここの所福島の観光特集とか、現地に行って野菜をボリボリ食べるのを一切見なくなりましたし、特集で多いのは金沢とか世界遺産候補となった九州ですが、一緒に勧告となった桜島に近い鹿児島はほとんど特集されません。全くゲンキンなものです。「正しく怖がる」と言いますが、現状で箱根から客足が遠のくのはちゃんと「正しく怖がった結果」であり、風評被害ではないでしょう。例えば福島産の食べ物を敬遠するのを風評被害と呼びますが、より安全なものを食べたいと思うのは一般的な心理ですし、我々も台湾を責められないのです。元々温泉がよく出る土地だったから観光地になったわけで、自然の恵みを享受して暮らしているのですから、自然に文句は言えません。今までの恵みに感謝し、赤字になる前に別の仕事を探すか、別の土地で働くのが筋だと思います。それをしないほどの地元愛の持ち主なら自分も否定はしませんけど、少なくとも観光客には「本当に箱根が好きな人で、万が一の時は箱根と心中してもいい人だけ自己責任で来てください」と呼びかけるべきでしょう。

日本人に足りないのは、こういうリスクに対する覚悟と責任ですな。風評被害と言う言葉自体、言霊の国の表れなのでしょう。

大阪都構想決着

2015年05月17日 | 時事
【大阪】「都構想」最終決戦 住民投票進む
橋下市長が掲げる大阪と構想の是非を巡る住民投票が行われ、本日決着する模様です。

まあ自分は岐阜県民なので余り関心はありませんけど、言葉の印象通り大阪が「首都」になるわけではなく、東京のような行政特区の自治体に変更すると言う模様です。彼の言うように二重行政の廃止によって少しでも税金の無駄がなくなるのなら行う価値はあるでしょう。つーか、反対派の意見を聞いていると「余計に負担が増える」の根拠が全く示されていないのですよね・・・まあ大阪府は現在人口で全国3位(神奈川の方が上)ですし、大阪市単独では横浜市に遠く及びませんから、枠組みを変えただけで副首都を名乗れる力がつくとは到底思えませんが。現状では賛成派が僅かに優勢のようですけど、この結果を受けて大阪が今後どう変わって行くか、注目したいと思います。

個人的には、ここで大阪市長を辞して枡添都知事を討ちに出た方が面白いと思いますが(笑)


<追記>
寝る前には確かに賛成票が上回っていたのですが、その後僅かに逆転したようで、最終的におよそ1万票、全得票数の0.8%と言う僅差で都構想は却下、市長は任期の今年いっぱいで政界引退となる模様です。
こう言う賛成反対の投票の場合、賛成者(革新派)よりも反対者(保守派)の方が積極的ですから、おそらく期日前に入れられた方の反対票が下の方に多くたまっていたのでしょう。「敬老パスが廃止になるかも」と言った類の煽りに引っかかり、高齢者の過半数が反対に投じたことも影響しているようです。これからの大阪を担う若い世代にとっては、こういう高齢者福祉に二重に税金を投入されている現状こそ変えるべきだったと思うのですが・・・投票しなかった3分の1の有権者は何を考えていたのでしょうか。

まあ、橋下さんは弁護士としても芸能人としても十分政治家以上に食べていける人ですから、人生の退路を断って臨んだというわけではありませんし、公職を離れた分、TVやネットなどまた強い発言権で世論をかき回してくれることでしょう。しかし維新の党としては最大の求心力を失うことは確かなので、来年以降の選挙をどう戦って行くか戦略の練り直しが必要ですね。ただ、朝日などは「維新と協力して改憲を進める安倍政権体制にも綻びが生じた(らいいな)」と嬉々として報じていますけど、それとこれとは話が別でしょう。民主にも改憲派はいますし、それこそ今回の住民投票は橋下さんの人気投票ではありませんからね。連想ゲームで私情とごっちゃにするのは悪い癖ですな。