(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

机の角

2006年01月31日 | Weblog
日曜に買ったジャージが、早くもキズモノになってしまいました。

学校の机は何年も使っているものが多く、角の部分がトゲトゲしている机も結構あります。アレが原因で、足の付け根付近の生地によく傷がついてしまうのですよ。
学級の人数が多いとその分机も多くなり、机間指導をしていると必然的に傷つく危険性も高くなります。41人学級であった初任の時に履いていたジャージはボロボロで、もう履けたものではありません。
今は教室の机の数も知れたものですから全然気にしていなかったのですが、見事に不意をつかれました。

こうなったらあの角にテープでも貼っておくか・・・

桃太郎

2006年01月30日 | Weblog
発表会に向けて、桃太郎の劇の練習をしています。

そんなわけで、ここしばらく桃太郎のCDを探していました。歌えるかは別としてBGMには使えますからね。しかし、何故か学校の指導用CDにも自分の持っている童謡のCDにも桃太郎の曲が入っておらず、面倒なのでなしで行こうと考えていたのですが、今日授業を見てもらってやはりBGMがあった方が良いといわれたため、いっそのこと自分でmidiを作ることにしました。

メロディは良いとして、伴奏はドミソ、ドファラ、シファソで行けるかと思ったのですけど、単純な曲のくせにどうも変わったコード進行をしているようで、とりあえず桃太郎のmidiを探し参考にすることにしました。
最近はmidiをそのままダウンロードさせてくれる所は少なくなりましたが、win98の仕組みを知っていれば多少ズルい方法でさくっとゲットできます。桃太郎の曲自体はすでに著作権フリーなので、違法ではないと思いますが・・・適当なmidiを入手後、転調して楽譜に起こし、それを参考にシーケンスソフトで作曲していきました。

桃太郎_by_alpha

適当に楽器を変えたり和音を装飾したりしていけば永遠に続けられそうですね。後半は鬼が現れて少しアクションも入るので暗めに作ってみましたけど、いかがなものでしょうか。以前のさくらカノンのように別の曲とコラボできればカッコイイのですが、生憎そこまでは思いつきませんでした。
何はともあれ、明日の子どもの反応が楽しみです。

歌ってしまい劇にならなかったりして・・・

投票

2006年01月29日 | 時事
岐阜市長に細江氏再選
午後から投票してきました。

自分は支持する人や政党がなくても、とりあえず投票には行かないとと思う人です。ちゃんと家で調べてから投票することもあれば、現地でボールペンを持ってから考える時もあります。しかし、特に若い世代の選挙離れが叫ばれている現代では、やはりこんな風でもしないよりはした方が良いでしょう。「国民の義務」などとおこがましいことを言うつもりはありませんが、投票所である地元の公民館へ行っても、同じ年代どころか明らかに年金生活してますという感じの方々しか見当たらないのは、幾分寂しさを感じます。今は政治に関心が薄く、訳が分からず投票していたとしても、とりあえず書いた人ぐらいは覚えられるし、数十年もすればまともに考えて参加していけるのではないかと思っています。考えるよりまず行動、ですね。

今回の選挙は得票率30%と、過去最低を記録する低人気ぶりだったそうです。確かに僕も今回は街頭演説も選挙カーも目にしないまま、前日の新聞で選挙がある事を知ったぐらいでしたから、投票があったことすら全く知らなかった人もいるでしょうね。
モーニング娘。の「ザ☆ピース」中に、「選挙の日ってうちじゃなぜか投票行って外食するんだ」という歌詞がありましたが、このような決まり事が何かあれば、若者でも自然に投票所へ行こうという動きが生まれるのではないでしょうか?

そこで僕が提案するのは「投票行って同窓会するんだ」計画です。投票所は地元の公民館や小学校になることも多く、成人式以来で一同が顔を会わせるチャンスであるわけです。20人規模なら送迎バスも使えますから、公民館などに横付けしてもらい、各人は時間を決めて投票徐へ赴き、投票したらバスに乗るだけです。または、誰かのツテで地元の飲み屋に歩いていくのもオツなものでしょう。こうすれば、はがきを出して日時の連絡や出欠を調べたりすることもなく、絶対人数が集まるわけです。遠くに行っている人も、投票と同窓会が重なれば帰郷しやすいでしょうからね。正に一石二鳥のすばらしい計画です。

で、問題はこの案をどうやって全員に伝えるかですな。

勤務実態

2006年01月28日 | 時事
40年ぶり、教員の勤務実態調査へ…高給批判で検証
逆風となるか、追い風となるか・・・

教員の労働時間と給料の問題は、3ヶ月前にも1年前にもここで話題にしました。前回はありがたいことにトラックバックもいただき、この件に関して教員のハラはみんな同じなんだなと知ることができました。
10月の国勢調査の時、自分は「1週間の勤務時間」の欄に最初80時間と書き、余りに多すぎても現実感がないかなと考えた末、70時間にして提出しました。この数字は「月~金で学校にいた時間」であり、持ち帰り仕事や休日出勤の時間は含まれていません。まあ、今はどちらも殆どしなくて良い生活なのですが、2年前のピーク時には大げさでなく週100時間ぐらい働いていたように思います。仮に今度の調査でこのような超過勤務の実態が全体の結果として出た場合、世論がむしろ教員の給料を増やそうという動きに変わるのでしょうかね。文科省はそれを見越して調査に踏み切ったようようですが。

ちなみに前回の記事の後、文科省はこのような見解を示しており、教員の一般行政職との優位性は「教員特別手当」と同じ4%の水準であったと結論づけていました。一般行政職はさらに「超過勤務手当」が入るため、トータルでは教員より上回っている可能性も高いのではないでしょうか。消防職員の優位性は21%、警察官は16%である事を考えると、教員はもっと評価されても良いのではないかと思います。

しかし、ぶっちゃけ皆が皆忙しいわけではないですからね・・・もちろん中には5時ダッシュの先生もみえますし、一律に高くしてもらっても不公平のような・・・実習指定校や学習困難校など、学校によって特別手当をつけたり、研究授業を引き受けたらいくらなど、点数制を導入したりするぐらいが現実的なのかな?

結果は来年秋頃までにまとまるそうです。さてどうなる?

教科書問題

2006年01月27日 | 時事
センター試験の政経の問題、類似の教科書が「間違い」
入試の時期には恒例の「誤答問題」ですが、今回は正しいはずの教科書が間違っていたという話です。

教科書検定は、昔からよく話題に上るように、かなり厳しいチェックを受けて世に出てきます。採択されれば必ず全国で万単位で注文を受けるわけですし、ベストセラーになるべくして誕生するのが教科書です。そのチェックであれば、ある意味厳しくて然るべきであるといえるでしょう。
僕が中学の時の英語の先生が、「副教材・プリント類から間違いを見つけた人は、期末テストに10点加算します。もし教科書の間違いを見つけたら50点加算します」と言っていたのを思い出しました。教科書ワークなどは意外と審査が甘いようで、間違えを見つけるのはそれほど難しいことではなく、年に数回はあったような気がします。僕も「became」が「bakame」となっているという、確信犯的な誤植を見つけて申告したため、10点もらったことがありました。教科書も間違いを見つけてやろうと穴の開くほど眺めていたのですが、流石に見つかりませんでした。考えてみれば、100点満点のテストに50点も加算されるほどありえないことが、教科書の誤植だという意味だったのかもしれません。
それが今回起こったということなので、指摘した生徒にはちゃんと政経も50点加算してあげなければいけませんね。つーか、それくらい稀な事件ですよこれは。

教科書を書いた人が気づかなかった。それ以前に、問題のグラフ資料を作成もしくは提供した人が、アメリカとイギリスを間違える確率も相当低いでしょう。さらに、教科書の出版社も気づかなければ、選定委員会も気づかず素通り。04年に世に出て、13年間使われていたのに教師も生徒も間違いに気づかない。まあ、指摘があったとしても出版社へ報せるまでには至らなかったのでしょうね。
そして今年度、本当は教科書に出るようなグラフは使ってはいけないのに問題作成者が選択、それをセンター側が指摘せず、試験開始。まさに、宝くじに当たるような確率だったことでしょう。

センター側は「問題文から正答を導き出せる」としていますが、社会は言わば暗記科目。間違った情報を覚えてしまっていた受験生には気の毒ですが、そもそも何百ページもある教科書からその間違ったグラフを丸暗記しいてテストに臨んだわけですから、相当な不運の持ち主ですね。

この間違えた数点が合否を左右する結果にならないよう祈るばかりです。

湯の花

2006年01月26日 | Weblog
2年前、職員旅行で草津へ行った際に買ってきました。

この時は湯の花にするかハップにするか迷ったのですが、ハップの妖しげな紫色に抵抗を感じ、湯の花のほうを選択しました。でもその後すぐに温泉地の入浴剤問題が起こり、逆にハップの方が有名になってしまったのが心残りですね。まあ、どちらをを買っても十分温泉気分を味わうことができるので問題はありませんが。
しかし、その後湯の花を使った所、やたらと硫黄の匂いを強く感じました。もしかすると入れすぎていたのかもしれません。僕は朝風呂派なので、そのまま服を着て学校へ行くわけですけど、湯の花を入れた日は1日中その匂いにつきまとわれていました。

その匂いが、今でもその日に着ていったトレーナーから漂ってきます。湯の花入りの風呂は3回入ったようで、しっかり3着のトレーナーににおいが移って、1年以上経っても消える気配がありません。あまり気持ちの良い匂いではないので、処分してしまおうかと考えているのですが、まだ湯の花は大量に残っており、今後も犠牲となるトレーナーは増えていきそうです。

考え様によっては、こいつを着る度に温泉効果が体中を駆け巡っているのかも?

解氷スプレー

2006年01月25日 | Weblog
もはや、冬場の必需品とも言えるでしょう。

前任校では帰宅時刻が遅かったため、大抵の日は帰ろうとすると車のフロントガラスが凍りついていました。
初任の頃は、凍結したガラスに水やお湯をかけて溶かすか、エンジンをかけて車体が温まるのを待つしか方法がありませんでした。しかし、前者は少し走り出すとまた凍り付いてしまう時もありますし、後者は早く帰りたい時にとって苦行以外の何物でもありません。
同時期に、静電気についても悩まされていたため、何かないかと立ち寄ったオートバックスでこの解氷スプレーなる代物を偶然目にしたわけです。巡り会えた時は、世の中にこれほど便利なものがあるのかと感心しましたね。環境がどうのという心配もあるかもしれませんが、原理は簡単に言えば二酸化炭素とアルコールで溶かすわけで、酔っ払いの呼気と大差ありませんから大丈夫でしょう。値段も300円ほどと手頃で、節約して使えば1本で1シーズンもたせることができます。まあ、多少贅沢に使おうと2本買ったとしてもカレーハウス1食分以下(カツカレー換算)ですし、これだけの出費で苦しみから解放されるなら御の字ですね。
まあ、3年目になると帰宅時間も大分マシになり、7時8時なら凍ることも少ないので1本使い切らずに終えることができました。

さて、今シーズンはというと、12月にまさかの寒波のせいで、7時前に帰ろうとしたのにすでにもう凍っていたことがありました。まさかこんな時期、こんな時間から使うとは思っていなかったので、思わぬタイムロスを喰いました。しかし、凍ったのはその頃の2回だけで、1月に入ってからは帰宅時間も8時9時となっているにも関わらず、まだ一度も凍っていません。どうやらこちらに準備がある時に限って、狙い通りには行かないものですな。

現在は、むしろ噴射したくてウズウズしている所です。

2006年01月24日 | 重禾
近くの農協では、養鶏所から直送された卵を自販機で買うことができます。

昔は卵といえば高級品の1つだったようですが、今では1個10円とか20円ぐらいの価格で買えてしまいます。家の近所のスーパーでは2000円以上買い物をすると1パック1円で買えてしまいますし、鳥インフルエンザの影響で多少高騰しているとはいえ、卵はもはや庶民の安価で大切な栄養源になっているようです。また、こうした安い卵とは一線を画し、最近はブランド卵というものも増えてきています。中には1個100円もする卵もあるそうですね。農協で売っているものは1個40円ほどのもので、今日は職場の先生がその卵を買ってゆで卵にし、ふるまってくれました。

しかし、その先生が言うには、買ったパックのどこにも製造年月日が書かれていなかったそうです。農協が管理しているわけですのでめちゃくちゃ古い卵が置いてあるとは思えませんが、主婦の性というかやはり書いていないのは気になっていたようでした。
でも僕が気にしたのはそこではなく、“製造”が果たして正しい言い回しなのかどうかでした。商品とはいえ、産まれた卵というのは生命の奇跡であり、“製造された”と表現するにはあまりにも鶏に対して失礼な気がします。あえて言うなれば、“誕生日”ではないでしょうかね。農協に、「この卵、誕生日が書いていなかったのですけど」と問い合わせたら、どのような返答が返ってくるか、気になるところです。

で、肝心の味の方は・・・市販の物と比べてどうかまでは良く分かりませんでした。おいしかったですがね。

停電

2006年01月23日 | Weblog
今日、夕食時に停電になりました。

自宅は特に商売をやっているわけではないのですが、なぜか50アンペアで契約していたため、記憶を遡っても最低15年以上は停電知らずで来ていました。まあ、全体で50アンペアですので、居間周辺の1区画で一時的に電気を多く消費したことにブレーカー反応してしまった模様です。
エアコンは1台で10アンペアほど喰うらしいのですけど、今回は作動していませんでした。つけていたのは蛍光灯2つ、換気扇、テレビ、こたつ、ハロゲンヒーター、ホットプレートです。一番怪しいのはホットプレートですね。ドライヤーも結構電気を喰って停電の原因になると聞きますが、ホットプレートは原理も似ていて範囲が非常に広いわけから。また、こたつとホットプレートが同時に温めを開始したために起こったのかもしれません。

とっさに起こると、見つからないのが懐中電灯です。ブレーカーがある玄関は、残念ながら居間とブレーカーを共有していたので、真っ暗でした。ちゃんと日常生活の中で懐中電灯の位置だけは覚えておかないといけませんね・・・
しかし、その代わりに活躍したのが携帯電話のキーライトです。いやはや、文明の利器とはすばらしい。地震が来ると携帯は役に立たなくなると言われますが、使い方によってはライトになったり現場保存の写真を撮ったり、遺言を録音したりすることもできるのですよ!

・・・したくはありませんがね。

センター試験

2006年01月22日 | 時事
センター試験始まる 「ゆとり世代」初挑戦
毎年雪や寒さに見舞われるセンター試験。受験生にとっては、ゆとりどころではなかったでしょうね。

自分が試験を受けたのはもう8年も前になります。国語の解答欄を、問題の半分ぐらいから全てずらしてマークしてしまい、試験終了5分前に気づいて大慌てで直したのも、今では懐かしい思い出です。それと、やたらと数Ⅱが難しかったような・・・数学科を志望しているのにこんな体たらくで良いのかと、当時は非常に焦ったものです。何せ、一番良かったのが政経でしたからね。本当に理系かよ!
まあ、今現在ちゃんと教師として働かせて頂けているので、当時の努力は一応実を結んだと言えるでしょう。数学教師ではない所がミソですが。

思えばあの頃をピークに、自分の学力はどんどん低下しているような気がしてなりません。新聞にセンター試験の問題と解答が載りますが、今やってみたとしたらおそらく手も足も出ないでしょう。子どもの学力低下がどうこういう前に、まず大人がきちんとセンターレベルの学力を保って手本を見せていくべきではないのですかね。

幼稚園児でも遊べる「DSトレーニング」なんかに熱中していないで・・・ねぇ。

間の悪い人

2006年01月21日 | 重禾
今日は3時半から歯医者でした。

歩いて5分ぐらいの所ですし、いつも10分前ぐらいから準備して出かけています。治療後はあまりモノを食べたくないので、2時50分に少し遅めの昼食をと思い、チキンラーメンを準備していました。
お湯をいれて、フタをすると
ピンポーン
マジデスカ・・・orz

実は、今日は3件の来客予定がありました。
A:宅配便、B:生命保険の人、C:叔父さんちのHPを作る相談です。Aなら問題ありませんし、Cは身内だしパソコン立ち上げてもらう間に食べたりできるので多少失礼でも大丈夫です。
まあ、当然こういう場合は間違いなくBに当たるわけですがね。

「保険の本人確認に参りました。」
「はい。(まだ1分も経っていないし、大丈夫大丈夫・・・)」
「私、今日が始めてでして・・・」
「はあ。(前置きは良いから早く終わらせようよ・・・)」
「お時間10分ほど取らせていただいてもよろしいでしょうか。」
伸びるわ!
「えっと、申し上げにくいのですが、たった今チキンラーメンにお湯を入れたばかりでして・・・」
マジメにこんな話をして、結局10分待ってもらいました。さすが大企業の人というか何というか、ものすごく恐縮されていましたね。僕だったら絶対笑うのになぁ・・・
流石にこの後歯医者があることまでは伝えず、ムダ話を一切省いて滞りなく問答を済ませました。

結構美人の新米さんだったのにな・・・モッタイナイ。

合わせ技

2006年01月20日 | 時事
小中と養護学校の教職員、給与の国庫負担一本化へ
この記事でブログ書いている人って他にいるのだろうか・・・

正直言って、自分はこの記事を3回読んでもよく分かりませんでした。思いっきり渦中にいるはずの僕が分からないでは世間様に申し訳が立ちませんね。そんなわけで、ちょっと考察してみたいと思います。
一番謎めいた部分は、「給料の法律が違うから小中と養護学校の行き来ができない」とあることです。この文章をそのまま受け取ると、僕は希望していなかった養護学校に、どれだけの難関を突破して入ったことになるのでしょう。コネどころか免許すらないのに・・・
まあ、事情は都道府県によってマチマチでしょうから、中にはこの記事のように小中と養護の人員交流ができない県もあるのかな?と、無理やり納得して話を進めます。

給与の出所が違うというのも初耳でした。・・・いや、出所は一緒なのか。養護学校は高等学校と同じ給料表から、国と地方が半分ずつ出してくれているわけですが、その同じ命令文がそれぞれに対して別々に存在していたから、これから1枚にしましょうというだけなら、全く問題ないように思えます。むしろ今まで何故そうしていなかったのか、疑問に感じるほどです。何故、今なのでしょう。

特別支援教育に移行するから、だけでしょうか。記事の通りであれば、それ以上でも以下でもないような気もします。
しかし、ちょいと深読みすると、例の三位一体改革とやらで教員の給料の国庫負担を減らそうとか何とかいう話が絡んできているように思えてくるのです。
小中学校以上に、養護学校にはとんでもなくお金がかかります。教材やら設備やら教員の給料やらで、小学生の児童1人当たりにかけている国と地方のお金は年間およそ70万円だそうですが、養護学校では軽く桁が一つ変わってしまうほどです。現時点では、どちらも国と地方で半々払っているわけですが、国としては最終的に地方に全て任せてしまいたいという腹づもりでしょう。
ここで先ほどの法律を思い出してみると、この三位一体改革は「義務教育費国庫負担法」についての改革であり、もしかしたら「公立養護学校整備特別措置法」の下で養護学校へ支払われているお金は減らせないのかもしれないのです。そこで、とりあえずこの法律を一元化することを急務にしておき、その上で後にバサッと切り捨ててしまおうというのが、こいつの裏の真相なのではないでしょうか。技あり、技あり、一本それまで!

誰か早く教育的指導入れて・・・

ライブドア・ショック

2006年01月19日 | 時事
「ライブドア・ショック」に揺れる日本
彼は今年の流行語もこれでいただきですかね。

自分はリスクを伴う金のやり取りが嫌いなので、株は現在、過去、未来に渡って縁のないようなものに思います。しかし、かと言って興味が全くないわけではなく、自分の好きなカレーハウスの銘柄はここ3年間ヤフーファイナンスで見ていましたし、最近の非常に好調な市場の様子もずっと気になっていて、やってみたいと言う気持ちも少しはもっていました。
まあ、考えた挙句国債に1000万もつぎ込むようでは、到底「動かざること山の如し」ですがね。

そんな状況ですので、2005年はかなり多くの個人投資家が生まれたのではないかと想像に難くありません。新年にダラダラ見ていた番組の中で「今年はさらに上がり続ける」「1年後には2万円台に」みたいな事を言っていたような気がしますが、世の中はそんなに甘い話ばかりではありませんね。膨らんだ泡はいずれ弾ける運命にあるのです。ほんの10年少し前に同じことがあったばかりなのに、同じ轍を踏んでしまった方も多いことでしょう。もちろん、初めての人にとってもイタい事には変わりありませんが。

しかし、確かにライブドアは色んな意味でも有名な企業ではあるわけですが、数多の企業がひしめく株式市場にとってはただの一企業。そこに強制捜査が入っただけで、これほど日本全体の経済に影響が及ぶとは、全く思いもしませんでした。しかも、海外にまで飛び火している様子。株の価格は、実際の財産価値にかなり「信用」的な要素がプラスされているのだなぁとつくづく感じます。ちゃんとした力のある企業であれば、ヨソのドコカが転ぼうが倒れようが対岸の火事でいられるはずですしね。

まあ、とばっちりを受けただけの企業なら少し経てばまた元の株価に戻るでしょうし、考え様によっては今が買い時であるとも言えると思います。
ニュースを見ていると、どこもかしこも不安を煽るような内容ばかりで、これでは必要以上に株価を下げていってしまうような気もします。企業にとっては存亡の一大事。ブラフでも良いから、どこか1局ぐらいは「今が買いですよ」と言ってあげたらどうなのでしょうか。

かと言って、自分はやはり買う気なんてさらさらありませんがね。

すごろく

2006年01月18日 | Weblog
この言葉を聞くと、古畑任三郎の中の人がパッと思い浮かぶのは僕だけですかね?
・・・ツカミはさて置き、少し養護学校の数学の授業を紹介したいと思います。

現在、数学の時間に双六を作って遊ぶことを計画しています。市販のもので遊べればそれに越した事はないのですが、漢字が多いことと、書かれている殆どの指示(1回休みなど)の意味が分からないだろうということで、盤、駒、サイコロを自作して遊ぶ事にしました。
サイコロまでは作る必要がないのでは?と思われるかもしれません。しかし、数字を点で表した従来のものより、より身近である数字が書かれていた方がピンとくる生徒もいますし、数字を片手で数えるのに「6」があると邪魔なので、3までにしたり5までにしたり、それぞれの能力に合わせて変えていく必要があるわけです。また、サイコロがあまり小さいとそこに何が書かれているまかで注目できないことも考えられるので、今回は手のひら大のものを厚紙で作る事にしました。
駒も適当で良さそうなものですが、その駒に対して「これは自分だ」という認識がおそらく難しだろうと思い、色画用紙を三角柱のように張り合わせ、そこに名前と顔写真を貼って使う事にしました。名前だけでは、まだ自分だと分からない生徒もいるためです。また、ゲーム中は駒を自分で動かす必要がありますが、三角柱の空洞部分に指を指して、指人形のようにしてそのまま動かせるようにもしました。駒をつまむ力加減が難しい生徒のための配慮です。
盤のマス目は、40マスにしました。1~3しか出ないようなサイコロで遊ぶにはいささか多いような気もしますが、これは今から卒業までの日数が大体40日であることから、40という数の量にも注目して遊べるようにと考えたためです。もちろん、マス目をなぞったり絵を描いたり、シールを貼ったりして、オリジナルな双六で楽しめるようにもしてあります。サイコロを振った後、自分がどれだけ進めるかも分かるように、マスと同じ大きさの紙を用意し、それぞれに1~3の数字を符って適宜盤に置けるようにも考えてあります。

数学の授業はいわゆる習熟度別で、自分のグループでは2人の生徒を受け持っています。普通の学校の事を思えば、超少人数授業であると言えるでしょう。しかし、買い物の授業の時には1人の支援をしている間にもう1人が教室から出て行こうとしたり、首をつねってきたりで、中々“一斉授業”にはなりません。これでよく40人もの児童にかけ算九九とか教えていたなぁとたまに恐ろしくなります。まあ、今回はすごろくですので、何とかいすに座ったままで授業が成立するのではないかと期待しています。後は、苦心して作った盤や駒やサイコロを破壊されないように気をつけるだけです。

・・・大体、どんなものかお分かりいただけたでしょうかね。
内容は非常に優しいものでも、生徒の力を伸ばすために教材を考えるのは中々大変なのですよ。
たまにはまじめに・・・

風が吹けば

2006年01月17日 | 時事
阪神大震災から11年 復興、今も重い負担
桶屋が儲かるという話・・・意味は最後に分かると思います。

今日は、阪神大震災があった日でした。
自分の地域も震度4を記録していました。その日は地震の数分前に目が覚め、なぜ起きたのだろうとボーっと考えていたら間もなく揺れ始めました。目覚し時計が本棚から落ちて「チン」と鳴ったことさえ、鮮明に覚えています。
それ以来、地震の恐ろしさがクローズアップされ、様々な対策が講じられました。建物を建てる際に新しい規準が生まれたのも、この地震があってからのことでした。

あれから11年。現地の方々はそうでないとは思いますが、我々それほど被害の出なかった者にとっては、やはりそろそろ震災についての危機意識が薄れてきているように感じます。
最近騒がれているニュースの中に耐震強度偽装問題がありますが、これも震災から1年ぐらいの頃だったら、おそらくまともに成立しなかった事件なのではないでしょうか。危機意識が薄れてきて、安全面より低コストを優先しようとする考え方は、やはりあの震災の記憶が薄れてきているという状況に関係がないとは言えないでしょう。建築士や、企業、自治体、それぞれが震災の教訓を胸にしてしっかりと自分の職務を全うしていれば、このような問題も起こらなかったのではないか、と思わずにはいられません。

建築士の資格については良く知りませんが、教員免許と同じように一度取ってしまえば終身更新の必要のないものだそうです。建物の強度という、住む人間の財産や命を守るための資格が、このような体制で良いのかという声も当然あり、建築士の免許の更新制度については、今後議論されていくようです。
ここで、思わぬ余波を受けたのは教員です。実は教員の免許状の更新制度についてもここ最近議論されており、一度は「これから取る免許について、10年ごとに更新が必要となる」方向に動きつつありました。しかしこの偽装事件を受けて、やはり現職の教員にも更新制度を導入していく方針に改められていくようです。

やり方としては、10年ごとに20~30時間程度の講習を受けて更新することになるそうです。運転免許が5年に一度30~90分の講習で済む事を考えると、かなり厳しい措置だと言えるのではないでしょうか。そんな時間を普通の日に取ることは不可能なので、夏休みに1~2週間かけて受けると言う事になるのでしょうけど、夏季休業中とは言えこれが通常業務にどれほどの負担をを与えるかは計り知れません。何人かの先生が長期間学校に来ないということになるので、その間は会議にもなりませんしね。
もうココまでくると、何があっても教員にとって風当たりが強くなるような印象さえ受けます。本当、現場はタダでさえ大変なのに・・・

以上、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なマコトの話でした。