(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

戌年人口最小

2017年12月31日 | 時事
いぬ年生まれ976万人=新成人は横ばい―総務省推計
てっきり丙午(ひのえうま)があるから午年かと思っていました・・・

丁度戦後の混乱期に当たり、さらにベビーブームの谷間にはいっていることが理由だそうですね。ここ最近は増える要素なんてどの層にもありませんし、しばらくはこのままなのでしょう。

次の丙午は2026年か・・・メディアがちゃんと迷信だと報じればば誰も気にしないと思いますけどねえ。ちなみに妹の所に来年早々4人目が生まれるので、戌年ワースト回避に貢献するかな?(笑)というわけで、よいお年を。

昼間に除夜の鐘

2017年12月30日 | 時事
昼間に「除夜」の鐘 県内寺院で広がり 子ども、高齢に配慮 住職の負担減
また「鐘の音がうるさい」とかしょうもない理由じゃなくてよかった(笑)

子どものころは大体9時、遅くとも10時には寝ていましたから、12時を過ぎて起きている大晦日の夜は非常に特別に感じていました。田舎の祖父母の家に行って年を越すのがうちの決まりだったので、外出して初詣や鐘をつきに行くことまではしませんでしたけど、友人に聞くと、結構友達と約束して近くの神社に出かけていたという所も多かった模様です。ただし、やはり深夜は何かと危険ですし、昼間にできるのならその方が子どもにとってはありがたいのかもしれませんね。

お寺も高齢化してきて深夜に鐘をつくのが大変になっているというのは初耳でしたが、まあそれもあるのでしょう。昔からの風習とはいえ、お祭なども継承者がいなくなるとできなくなってしまうわけですし、除夜の鐘も時代に合わせて変遷するものなのかもしれません。

ホワイトサイクロン終了

2017年12月29日 | 時事
<三重の遊園地>名物の木製ジェットコースター、1月末終了
懐かしいな・・・多分累計で6回は乗ったはず(笑)

このホワイトサイクロンは20数年前の完成当時、世界最大の木製ジェットコースターで、乗ってる時にトロッコ電車のような木がきしむ音がするため別の意味でスリルのある(笑)ジェットコースターです。骨組みが遊園地に近づくに連れ見えてくるので、ナガシマの代名詞的な存在ですね。まあ今あるスチールドラゴンや、他の遊園地のジェットコースターに比べればそこまで怖くないですし一回転もしないので、1度乗って度胸がついてからはかなりお気に入りになりました。ナガシマは1日フリー券でなくアトラクションごとにお金を払って乗れるようになっており、ホワイトサイクロンは1回千円するので、フリーの元を取るために何度も並んで乗ったものです(笑)累計の2200万のうちの多くが自分のようなリピーターでしょうねえ・・・まあそれだけ愛されていたということかな。

おそらく20年経ったので木材が老朽化したため、リニューアルというよりはリボーンに近い形で作り直す模様です。次のも同じくらい愛されるジェットコースターになると良いですね。乗り納めは・・・寒いからいいか(笑)

年末年始再放送

2017年12月28日 | 時事
逃げ恥、けもフレ…異例が相次ぐ地上波の“再放送”事情
逃げ恥・・・特に興味はありませんが(笑)年末年始は再放送が多いですね。

まあ正月番組のバラエティは大体どこも同じでつまらないので、逆にこういう再放送の方が安心して見ていられるというのもありますな。昔、のだめカンタービレの全話放送で初めてこの作品を知って、単行本からCDから映画からひと揃えするほどのマイブームに発展したこともあります(笑)あとは面白いと話題になって途中から見はじめたヤツの一挙放送はありがたいですね。大河とか朝ドラの総集編とか・・・アレはこの時期じゃないか。

テレビ局にしても年末年始は休みたいでしょうし、再放送でお茶を濁すのは仕方がないですね。しかし有名所も現在の放送コードに引っかかって再放送できない作品も多いのだとか・・・これ、最近テレビがつまらなくなっている原因と無関係ではないでしょうね。そりゃ何でもやりたい放題できるユーチューバーの方が稼げるか・・・

慰安婦裏合意

2017年12月27日 | 時事
慰安婦合意の検証報告書発表 衝撃的な「裏合意」の存在
本日、慰安婦合意の検証報告がなされた模様です。

最終的かつ不可逆的に解決」とされた慰安婦問題ですが、韓国世論が中々受け入れられず、何とかアラはないか探した結果のようですね。大統領もこの見直しを選挙公約に掲げてしまっていたので、まあアクションを起こすまでは仕方がないでしょう。しかし今回発覚した裏合意によると、むしろ韓国側から不可逆と言い出していることと、慰安婦像撤去に韓国政府が努力するなど合意後に行う内容をさらに細かく決めていたことを国民に全く知らせていなかったようで、完全にアチラ側の国内問題であるということがはっきりしただけだった模様です。慰安婦に事前に話を聞かなかったなんて、30年も何してたの?って話ですし、当然ここは日本側も厳しく韓国政府の対応を非難し、速やかな合意履行を迫らないといけませんね。現状、日本は既に謝罪表明と10億円を支払っており、約束を果たし終えていますから、以前も言及した通り後は高座から「早くそっちも約束を守れよ」と言い続けるだけで良いわけです。第3国から客観的に見ても、この件に関する再交渉の道などは1mmも残されていないでしょう。

中国もそうですけど、韓国のこの手の日本に対する非難はスケープゴートであり、民衆の矛先が自らの政府に向かないよう国内向けの世論操作をしているだけなのですよね・・・日本のマスコミはそれを真に受けて「非難されないようにするべきだ!」とまくしたてますが、ここは冷静に本質を見極めて報道すべきでしょう。国同士の条約というものは憲法と同等の効力があるわけですし、今回の合意はそこまでのものではありませんけど、一度取り決めたことを一方的に破られては友好関係の積み重ねなどできなくなります。3年前、朝日新聞がようやく慰安婦問題は捏造だったと認めたわけですが、それにだまされて過去に政府が出してしまった河野談話を簡単に取り消せないのも、今回の問題と全く同じ性質のものです。つまり向こうがこの問題を覆すのであれば、こちらも河野談話を撤回するくらいの勢いで抗議すべきです。でないと国際社会の誤解も広がる一方ですし、今回明らかになった裏合意通り、韓国政府がすべきことはまず国内に真実を伝え、教科書も正し、早急に慰安婦像を韓国政府主導で全て撤去していく努力であり、決まったことに対し稚児のように駄々をこねないことでしょう。

韓国は来年早々に五輪が控えており、本来なら2年前に解決した状態で禍根なく日本に支援を求められた所を、この時期にコレとは自ら首を絞めてばかりいるようにしか見えませんね・・・このままでは安倍首相の五輪参加も難しいでしょう。文大統領の圧倒的外交センスのなさは致命的といわざるを得ません。まあ前例に漏れず逮捕や暗殺されてはたまりませんし、世論が感情に流され政府がそれを何とかできない限り、二枚舌外交はやめられないのかもしれませんな。

ユーチューバー

2017年12月26日 | 時事
福田明日香、YouTubeに動画投稿し生活費に「手堅い収入になってます」
記事を読んでビックリしました。月1万円って副業ですらないのでは・・・

「将来なりたい職業」に並ぶほど有名になった言葉ですが、本当にこれだけで生計を立てている人ってどの程度いるのでしょうか?福田明日香といえば初代モーニング娘。の初代卒業者(笑)ですが、それだけの知名度でもほとんど稼げていないとなると、本当に一握りの人だけのようですね・・・広告収入も今の水準をずっと維持する保証は全くないわけですし、学生時代に面白半分で小遣い稼ぎをする等、余暇で楽しむ程度が良さそうですな。

調べてみたら最高年収1億って人もいるのか・・・まあ1発当たればでかい芸能界みたいなものですし、夢を追いかけるのもアリか(笑)

コインパーキング

2017年12月25日 | 時事
駐車料金、表示に注意=高額請求の苦情相次ぐ―消費者庁
確かに場所によって明らかに値段が違いますし、分かりにくいのですよねアレ・・・

旅行先では一応ぐるっと回って一番安そうな所に入れますが、800円と思ったら何故か休日料金の900円請求されたり、設定の時計があからさまにずれていて思っていたより10分超過してしまったり、小銭がなく何か買って両替している間に高くなってしまったりと、出る時に損した気分になることが多い気がします。一番ひどかったのは、某市の駅前で飲み会があったので学校から車で向かい1日上限1000円のパーキングに停め、夜は電車で帰って翌日また車を取りに戻ると2日分の2000円を請求されたことがありました。1日って24時間じゃないのかよ・・・電車代と合わせて3000円超の損失は軽い飲み代1回分です。これはまだマシな方で、ひどい所だと「上限いくら、ただし1日のみで日をまたいだ瞬間から1時間につき100円」なんてところもあり、迂闊に長期間停めると鬼のような額を請求されるトラブルもある模様です。

問題は、大抵コインパーキングは無人のため、思った金額じゃない料金を請求された時に払わないと出られない、ということです。まるで車を人質(?)に取ったぼったくり商法ですな。一応看板に細かな注意書きがビッシリ書かれていますけど、乗車中にそこまで確認しながら入れませんし、大抵はでっかく書かれた30分100円とかいう数字を頼りに停めるわけです。但し書きで細かく書かれても、これから観光や飲み会に向かう浮かれた頭でしっかり理解できるわけがありません(笑)消費者の側から言わせてもらえばこの際相場を統一して欲しい所ですが、当然その駐車場の地価や駅からの距離などの利便性も関係してくるので、一概には決められないのですよね・・・上野に車で行った時は10分100円とか当たり前でしたし。

その点道の駅はありがたいですな(笑)

羽生選手、五輪復帰へ

2017年12月24日 | 時事
羽生結弦、平昌五輪が復帰戦か 四大陸選手権は外れる
怪我の具合が思わしくないのですかね・・・心配です。

確かにニュースで見たあの転び方は、完全に足が逆に曲がってしまったように見えました。高難易度の技に挑戦できる数少ない優れた選手であるがために、どうしてもこういった大事故のリスクはつきまといますね。フィギュアの華はやはり五輪ですから、本来ならしっかり手ごたえを積み上げつつ五輪に向かいたいところだと思いますけど、既にこれまでの実績評価で代表は確定しており、後は怪我を治すのに集中するのみというのが現状のようです。
・・・こう言えば聞こえはいいですけど、しばらく練習できないのはどう考えてもマイナスにしかなりませんし、リハビリもあるでしょうから、現実的に考えて五輪でこれまでの最高の演技!というわけには残念ながら行かないでしょうね。出てくれるだけでチームの精神的支柱になるのなら・・・という思いもありますし、他に有望な若い選手がいるならそちらに譲っても・・・という気持ちも正直半々です。男子五輪で初めての金メダルは言うまでもなく偉業ですが、万全でないのは明らかなので、日本人選手としてより良いメダルの色を目指すのは当然として、そのために彼をどうするのか、選考委員も頭の痛い決断だったでしょうね。

怪我の回復を祈っています。

ぼったくりゲーム機

2017年12月23日 | 時事
「絶対景品取れない」ゲーム機=詐欺容疑で社長ら逮捕―大阪府警
やっぱりああいうのは調整されているのですねえ・・・

ちょっと前に縁日のあたりくじで似たようなことを検証していた人がいましたけど、ここもどうやら「絶対当たらない」と皆に噂されていた店だったようです。店員が当たるところの実演をしてまでも騙す気マンマンだったようで、ついに逮捕されたということのようです。
ゲームセンターは「行ってはいけません」と指導する方なので(笑)自分はほとんどやったことがありません。特にぬいぐるみなどの景品が当たる大きい奴は一回の投入額も大きいようで、職業柄期待値も計算してしまいますし(笑)そもそも練習もなしに当たるわけがないと思ってしまいます。もし同じ額を出せば買えるのであればそっちを買ったほうが絶対いいですね。非売品なのかもしれませんけど・・・

視力最悪

2017年12月22日 | 時事
小中学生の視力最悪=スマホなど要因―学校保健統計
あれだけスマホや携帯ゲーム機で遊べばそうなりますねえ・・・

両親共々近視だと遺伝することもあるので、この時代には致し方ないのかもしれません。自分も小1で既に仮性近視と言われ、3年生の頃にはメガネを買いに行った覚えがあります。まあ中学までは授業中に使ったり使わなかったりでしたけどね(笑)今はもう高学年になれば授業中だけメガネをかけるという子もだんだん増えていきますし、昔に比べればメガネでも何も言われなくなっています。困るのが、席を前の方にしてくださいという親がクラスにたくさんいる場合(笑)近視は眼科に行けば治ると思っている人もいますけど、生活習慣が最早治るような環境でないので、もう諦めて早めにメガネを考えてあげたほうが本人のためだと思いますが・・・


体内にガーゼ

2017年12月21日 | 時事
44年間、体内にガーゼ 腫瘍の原因? 名大病院が謝罪
何かブラックジャックでも同じような話があったなあ・・・

彼の手術を担当した本間医師が、体内にメスを置き忘れてしまい、後日取り出した所真珠のようにカルシウム膜で守られて出てきた、という話でした。生命の神秘って凄い!と感動したものですが、よく考えるとこれもそれこそ重大インシデントですよね(笑)
この女性は過去の手術後も長年に渡って体調不良に悩まされていたらしく、今回この医療ミスとの関係を病院側が認めて謝罪した模様です。ただ、確かにこのミスがなければ起こらなかったのかもしれませんけど、そもそも不調が先にありきで44年前に手術したわけで、本当の意味で原因なんて分からないものですよね・・・まあ素直にミスを認めた姿は立派ですな。

重大インシデント

2017年12月20日 | 時事
新幹線台車亀裂 異常察知後3時間運行 あと3cmで破断も
聞き慣れない言葉ですが、要はアクシデント(事故)には至らなかったヒヤリハットってことですね。

しかし相当きわどいヒヤリだったようで、重要な部品があと3cmで真っ二つになっていたのだとか。新幹線のスピードで脱線するようなことがあれば、高確率で大惨事になっていたわけです。途中駅で異常に気づいていたらしいのに、何故名古屋まで止めなかったのか・・・無事到着したから良し、では済まされない事象ですな。


パンダ一般公開

2017年12月19日 | 時事
シャンシャンの一般公開始まる 来園者「何度も見たい」
6月に生まれたパンダの赤ちゃんの一般公開が始まった模様です。

上野動物園でパンダの赤ちゃんが公開されるのは29年ぶりらしく、46倍という高倍率をくぐり抜けた400組1400名が本日訪れたそうです。まあ入れ替え制みたいな感じで見られるのは数分程度だったようで、昔愛知万博に行ったときに見た冷凍マンモスのような状態ですね(笑)ただし化石でなくナマモノですから、丁度自分たちが最前列にいる時に赤ちゃんがこちらを向いているかどうかは完全に運ですし、インスタ栄えする写真が取れた人達は非常にラッキーでしたね。この措置はしばらく続くようですが、外にモニターもあるそうなのでとりあえず動物園に行けば姿を見ることはできるようです。

ちなみにパンダは中国から借りているという形らしく、この赤ちゃんも2年ほどすると中国へ返さないといけないのだとか。親のレンタル料も1億円規模らしいですし、この2年でしっかり儲けてモトを取りたいというのが動物園の実情でしょうか(笑)

リニア不正入札

2017年12月18日 | 時事
【リニア不正入札】大手ゼネコン4社一斉捜索へ 特捜部と公取委 独禁法違反容疑
いわゆる談合ってやつですな。

リニアはJRなので一応民間ですが、やはりこういう巨額のプロジェクトは入札で決めている模様です。入札とは予定価格を決めておいて多数の会社に「いくらでやります」と見積もりを出させ、その予定価格になるべく近くてかつ一番安い会社に受注するという仕組みです。例えば予定価格100億円であれば、110億円と90億円があれば90億円を選びますが、50億など極端に安い場合は逆に選びません。流石に当てずっぽうではないので(笑)そこまで極端に低いことはなさそうですけど、予定価格は基本的に公表されないので、どの程度の儲けを出しつつ他社を出し抜けるかが勝負になるわけです。仕事をもらえないと話になりませんから、泣く泣く儲けがほとんど出ない額で見積もりを出し、引き受けることになることもあるわけです。
しかし、もしその予定価格が事前に分かっていたとしたらどうするか・・・これは超有利な状況です。要は99億円と書けば一番儲けがでるわけですからね。ただ、他の会社に90億と書かれてはいけないので、「今回はウチに落札させてください」と頼んで100億以上の額を書いてもらうこと。これを談合と言います。大きな仕事はそういくつも受ける必要はないので、そうやって順番に引き受けるようにしておけば、誰も文句が出ず一番儲けが出る仕事を順番に受注できるというわけですな。しかし、これでは競争原理が働かず、払う方はいかに予定価格とはいえ常に想定の100%近い出費となってしまうことになり、良いはずがありません。特に公共事業など国が絡む場合は官製談合と言い、その費用は皆の税金から支払われるわけですから、当然法律(入札談合等関与行為防止法)で予定価格を漏らしてはいけないと定められています。今回は民間なので、当初は偽計業務妨害(JRを騙して不当価格で入札し業務を妨害した)容疑でしたが、どうやら大手4社が関わっていたことが分かり、独占禁止法違反(闇カルテルと入札談合)ということになるようですね。

今回、リニア工事は全部で22区画あったそうですが、そのうち15区画で大手4社が仲良く4,4,4,3と分け合っており、素人が見ても余りに綺麗に分かれすぎています。ただ、中には難工事の箇所もあり、大手じゃないととても引き受けられない(儲けが出ない)という事情もあるようですね。まだ世界中のどこにもない夢の超特急を走らせる大工事なので、ある程度は力のある大会社がやるべきだろうとは思いますが、その受注調整によってどの程度自由競争が阻害されたのか、解明が急がれるところです。

ブラック校則と歴史

2017年12月17日 | 時事
「ブラック校則」調査実施へ 頭髪黒染め問題受け
確かに全国の学校にはそれぞれ独自に決められた謎の校則があるようですね。

「黒髪でなければならない」「スカート丈は○cm」など、自分が中学校の頃にもこの程度の決まりは存在していた気がします。小学校に勤めているとこういう決まりは基本存在しませんし、児童の自由意思というよりは親の価値観によって(笑)身なりは比較的自由になっています。中には茶髪であったり剃り込みが入っていたり(笑)気合の入った子や過激な服装の子もいますが、学校側としてはそういう子がトラブルに巻き込まれないよう親に諭したり見守ったりすることしかできません。そして、比較的自由な小学校を卒業し、中学校へ入って初めて様々な校則があることを知り、窮屈に感じる経験は誰でも辿った道なわけです。しかし、ここで学校側の言い分をはっきりさせておくと、まず大事なのは「校則を破ると不良になる」のではなく、「校則を破ると不良に目をつけられる」という大前提です。校則は個人を縛る目的ではなく、守るための決まりであるわけですね。
日本社会は、集団から突出し目立っている人間をよってたかって攻撃する悪しき風習があるので、昔は身なりの汚い子や頭の悪い子がいじめなどのターゲットにされていましたが、極端な格差が感じられなくなった自分達の世代くらいからは、「とにかく目立つこと」が既にアウトのような風潮がありました。そこで、せめて身なりを画一化することで悪目立ちを未然に防止し、いじめや学校外のトラブルから身を守り学業に専念できるように、そういった校則が必要だったのだと思います。これらは教師のトップダウンで決められたものばかりでなく、生徒会などの運動によって作られた決まりもあるでしょう。つまり、ブラックであるかはともかくそれぞれの学校に独自に存在する「謎の校則」は、その成り立ちを探っていけば必ず何らかの「歴史」と「必要性」に辿り着くということですな。これは単にその存在を非難するだけ、あるいは強いるだけでは見えてこないものでしょう。

現代は、犯罪発生率も時代錯誤のような不良グループ(笑)も少なくなりましたし、外国人も普通にいる地域も多くなりました。変えるのが面倒だから、あるいは考えたくないから「守るために守る」になってしまうのであれば、最早伝統ではなく悪習です。時代にそぐわない、過去のような荒れた環境でないなどの変化を生徒や教師も認める所であれば、それこそ民主主義のルールに則って話し合い、納得がいくように校則を変化させていくべきです。それでも守る必要があることであれば、教師側も杓子定規に当てはめて守らせるだけでなく、前述のように何故このような決まりがあるのかの意味や歴史をしっかり諭していく義務もあるでしょう。海外では、荒れた学校に日本を習って制服を導入したことで治まったという事例もありますし、もしも校則を緩め、髪型・服装を自由にした結果、風紀が乱れて問題行動が増えるのであれば、結局「やはりこういう校則は必要だったね」という議論になるはずです。いずれにしても、学校は民主主義の縮図であり練習の場でもあるわけなので、この調査が火付け役となって皆が守るべき正しいルールとは何かを考えるきっかけになると良いと思います。

で、この議論って実は憲法改正問題とも性質が全く一緒なのですよね(笑)校則は生徒の立場に立って「時代似合わせて変えるべき!」と叫ぶ一方で、憲法は「問答無用で変えるべきでない!」と主張する朝日新聞のダブルスタンダードさが滑稽に見えるのは自分だけでしょうか?