(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

延長50回

2014年08月31日 | 時事
中京が決勝も制し優勝!50回投げ抜いた松井が決勝でも6者連続三振の好リリーフ
8点差大逆転の大垣日大といい、今年の野球は岐阜勢に大注目が集まりましたね。

準決勝はここ数日ニュースに取り上げられ、非常に大きな話題となっていました。まさか1つの試合の決着をつけるのに延長50回、4日間もかかるとは、誰も想像していなかったでしょう。軟式野球は点が入りにくいらしいとはいえ、10回以降は1点でも差をつけ終えられればそれで試合終了ですし、裏ならその瞬間にサヨナラです。ですがその1点が入らない。今のルールになってからは25回が最高で、記録では延長45回という試合もあったそうですが、今日はその記録更新となる延長46回からスタートし、50回に中京が3点を入れ、3-0でようやく決着がつきました。4日間でトータル10時間超えの大激戦です。で、午後から連戦で決勝が行われ、2-0で下し優勝したと言うわけです。

もしこのまま点が入らなかったらどうなっていたかというと、大会規定では「延長54回まで行い勝敗がつかなかったら抽選」としていたようです。まだ準決勝ですから、決勝を行うために勝者は決めないといけませんしね。同日決勝を行い、9回までで同点の場合は「優勝者なし」で2校準優勝となっていたらしいです。54回と言うのもやけに中途半端なように思いましたが、どうやら「夏休み最終日である今日までに全日程を終えなければならない」「1チームは1日に合計18イニングしか試合できない」という縛りがあって、決勝を9回まで行うために逆残して、延長は最大9回しかできず、45+9=54だったということのようです。つまり、これがもし決勝だったら延長60回、1回戦だったらもっと延々と続いていた可能性もあったと言うわけですね。
野球はサッカーのような時間制限がないので、理論上は今回のように同点のまま回が永遠に続いたり、逆に3アウトがとれず、一方が永遠に攻め続けたりする場合も存在するわけです。まあ後者は棄権すれば済みますけど、いずれにしろトーナメント方式で試合を行う以上、極端に長く試合させるのは次の試合に疲れを残すなど、勝った方も不利を被りかねません。やはりサッカーで言うPKのようなサドンデス方式を考案し取り入れていくべきですね。オリンピックでも確かソフトボールで延長ノーアウト2塁から始めるタイブレーク方式が採用されていたと思います。延長が続くごとに初期ランナーを増やして言ってもいいですし、もっと単純に、同点ならヒット数やエラーの数を参考に勝敗を決めたってよいのではないでしょうか。いずれにしても、野球の実力に全く関係のない抽選で決めると言う規定だけは辞めたほうがよいと思います。

それにしても、中2日空いた相手にスイミングの帰りのような(笑)消耗した体力でよく勝ちきりましたね。明日はゆっくり休んで下さい・・・って、もう新学期かorz

環状交差点

2014年08月30日 | 時事
環状交差点、1日から=8都府県34カ所で誕生―「急がば回れ」で徐行を・警察庁
北京で初めて見ましたが、日本にもできる模様です。

日本はほとんどの道路が碁盤目状に走っていますから、どうしても交差点ができ信号でコントロールするしかできなくなってしまいます。しかし海外に行くと、結構中心にある教会とか宮殿に向かって放射状に道が走っていることが多く、5差路とか6差路とかが多いので、このロータリーのような環状交差点が多く存在するわけです。まあ、普通の交差点でも信号機を設置しなくて良い利点があるらしく、また停車→発進のガソリン消費も避けられるため経済的なのだとか。普通の交差点よりも確実に広い土地が必要ですし、どうしても真ん中にデッドスペースができてしまうわけですが、維持費等、その後のことを考えると結構よさそうですね。

絶対出るに出られなくなる車や、暴走族のサーキット化とか問題になりそうですが。

猫面人

2014年08月29日 | 時事
ハローキティは猫じゃない!サンリオが明かした事実に世界中が激震
つまり猫をかぶっていたと。

動物をモチーフにした、人間のように生活するキャラクターはそれこそ世界中にたくさんあるわけですが、ネコ型ロボットはあれども人間宣言をしたのは初めてなのではないでしょうか。まあ、公式設定によると今年40歳になるようで、もし猫だったら200歳ぐらいに相当してしまいますね。もし結婚するとしたらやはり人間の男性とするのでしょうか。

朝日広告拒否

2014年08月28日 | 時事
朝日新聞、週刊文春の広告を掲載拒否 慰安婦問題追及記事など掲載
広告主に掲載を拒否するとは・・・部数も減っているらしいのに自殺行為では?

うちは朝日新聞を取っていますが、最近はこの週刊文春だけでなく、他の週刊誌の広告にも、朝日新聞の虚偽報道を暴くタイトルが頻発していました。8月5日の記事の後で週刊誌は合併号に入ったので、どの雑誌もこの報道を受けて1回分発行したわけですが、とりあえず朝日関係のタイトルを拾えるだけ拾ってみると、

週刊文春「朝日新聞よ、恥を知れ!慰安婦誤報 木村社長が謝罪を拒んだ夜」
週刊新潮「世界中に日本の恥を宣伝した従軍慰安婦大誤報 全国民をはずかしめた朝日新聞七つの大罪 不都合な史実に向き合わない朝日新聞は廃刊せよ 櫻井よしこ」
週刊ポスト「原発事故 吉田調書も朝日の論理でゆがめられた」
週刊現代「慰安婦報道で韓国を増長させた朝日新聞の罪と罰」
サンデー毎日「朝日新聞慰安婦問題なぜか声欄に投書ゼロの不思議」


いやあ、並べてみるとものすごいことになっていますね(笑)自社の新聞内に自社の恥を周知する文が載っているのに、むしろこれまで拒否せず平然と載せてだんまりを決め込んでいた編集部の気が知れません。これらは当然その雑誌を買えばそういうタイトルの記事が載っているわけなので、わざわざ朝日新聞に載せるためにこういうタイトルにしているわけではないでしょう。こういう広告は他の新聞や電車の中吊りにも載りますしね。しかし、他の新聞社の名前がこのようにでかでかと載っている広告は見当たらないので、この週の集中砲火ぶりは相当異常な構図です。ちなみにAERAとか週刊朝日には慰安婦関連タイトルは一切載っていませんでした。テレビ朝日でもあれ以来一切慰安婦問題には触れていないですよね。中国の「天安門事件」のような禁句になってしまったのでしょうか。

で、文春はどうやらこの次の号の広告が掲載拒否の憂き目を見たようです。「売国のDNA」が気に入らなかった模様ですね。前回文春と同じようなトーンだった新潮も「1億国民が報道被害者」というようなタイトルでしたが、この後広告拒否が決まったようです。また、この中では週刊ポストだけいつもの調子でない気がしたので、調べてみたら何と他に載せた広告には「原発事故 吉田調書にも朝日虚報の構造あり」と、上記とは違うタイトルで載っていることが分かりました。これはつまり、朝日新聞に広告を載せるに当たって表現を変えさせられたか、自主規制したということでしょう。あれだけ紙面で戦争反対と叫んでおきながら、自社内ではまるで戦時下のような検閲と言論封鎖ですよ。これで民主主義や表現の自由がどうとか言う資格が本当にあるのでしょうか。他人には厳しく責任を追求するくせに、自らは謝罪するどころかそれに対する追及も認めなない姿勢は、報道人としてだけでなく、人間として本当にどうかと思います。

まあ、今回の吉田証言や20万人と言う人数が捏造だったと言うことは既に30年以上前のから分かっていたことなので、他紙では折に触れて朝日の捏造体質を非難していたわけです。確か過去にも、朝日新聞の悪事を暴露する記事の広告文を、朝日にだけ「●●新聞」と伏字にして載っていたことがありました。まあ、あれは明らかに朝日新聞のことだと分かる内容だったので伏せている意味はなく、検閲を逃れて広告を載せた側の大勝利だったと言えるでしょう。この例やポストのように、伏字や多少表現を捻じ曲げられても、多くの雑誌が一様に朝日の捏造体質を非難する広告文を載せ続けていくことは非常に効果があると思われるので、もうこの際だから文春も新潮も、ポストのようにギリギリ載るラインで朝日を弄る広告文を模索する方向で考えた方が面白いかもしれませんね。

「こころ」が終わったら日経にでも乗り換えるか・・・産経も2~3ヶ月見てみたい気も(笑)

代ゼミ閉鎖

2014年08月27日 | 時事
代ゼミ閉鎖 背景に少子化と囲い込み激化、業界再編第2幕へ
一時は3大予備校とも言われた代々木ゼミナールが、経営規模を大幅に縮小する模様です。

27校中20校閉鎖ということは、本当にもう主要都市にしか残さないくらいの勢いのようですね。同時に全国模試やセンターリサーチからも撤退するそうです。予備校と言うことは当然大学入試に失敗した生徒を募るわけで、おそらくこういった事業から入手した個人情報を使って勧誘をかけていたと思われますが、今後どうやって新規予備校生を獲得していくのかも良く分かりませんね。まあ我々の頃は大学の募集に対する志願倍率は平均2倍ぐらいだったので、2人に1人かそれ以上が希望する大学に入るために予備校へ行っていたわけです。自分はストレートで入りましたが、大学の同級生には年上の子も普通にいましたし、高校の友人も何人か予備校に行っていました。1年やそこら足踏みしても、最終的に得られる学歴の方に価値を見出していたわけですね。それが、今や志願倍率は1.1倍と、高校入試レベルにまで「全入時代」が迫ってきている状況です。これくらいになると同級生に年上がいるのは相当珍しくなってしまいますし、就活の際にも影響しそうです。そういった社会の変化に、代ゼミがついていけなくなってしまったということなのでしょう。

実は、自分は1度だけこの代ゼミで授業を受けたことがあります。大学の頃には、高校時代の友人や親戚のツテで、よく他所の大学に忍び込んで授業を受けたり学食で食べたりしていました。3年間で名古屋大学、京都大学、東京大学にも潜り込んだことがあります。今もできるか分かりませんが、当時は特にチェックもなく、一般教養の授業なら会場も広くて友人と一緒に入っていけば全くばれない印象でした。まあ調子に乗って20人ぐらいしかいない専科に忍び込んだ時はやばかったですがね(笑)で、その友人の1人が浪人していた時に、この代々木ゼミナールにも潜り込んだわけです。彼が行っていた一番上のクラスはサテライト教室と言って、東京の名物講師の授業を中継し名古屋でも同時に受講するシステムでした。今TVでやっている東進ハイスクールのネット配信のような感じですね。ポイントを抑えた授業は非常に分かりやすく、また授業進度もとても早いため、皆ひたすらノートを取っていました。彼が「これは至高の授業だ」と言っていたのを今でも覚えています。非常に面白い経験でした。

予備校のシステムなのか、裏事情なのかは分かりませんが、高校の頃によくあった勧誘電話の際、自分にも授業料免除などの特待生扱いを提示されることがありました。彼もまた代ゼミには1年間全額免除で通っていたので、単純に予備校側としては赤字だったはずです。しかし、晴れて東大や京大などの有名大学に合格した暁には、新聞や広告にでかでかと顔写真入りで「合格しました」と紹介され、新規受講生を獲得する呼び水に使われます。つまり授業料を免除された生徒は、どちらかというとCM契約のようなものだったのですね。有名大学にたくさん合格させた実績を出せばその分普通の受講生が増えるので、ランクの高い高校の生徒は授業料をタダにしてでも欲しい存在なわけです。ただし、質の高い生徒に教えるために質の高い教師を各地方にそろえていては赤字が増える一方なので、そういうスペシャル教師を東京に集中させ、一斉にTV中継して全国の生徒全員を一度に教えてしまおうと言う荒業に出ていたのではないかと思います。彼らは元々賢いので、そういった方法でも十分学んでいけたのでしょう。ただし、少子化の影響で「稼ぎ頭」である普通の受講生が少なくなってしまい、「広告塔」の生徒を十分囲い込めなくなった結果、東大合格者をがくっと下げる結果になってしまった、ということでしょうか。しかし単にそれだけなら他の予備校でも似たり寄ったりだと思うので、代々木だけが低調な理由はやはりよく分かりませんね。まあ河合塾は予備校生に限らず現役や小中学生にも力を入れていますから、そういう手広い展開を余りしなかったのが敗因と言った所でしょうか。

いずれにしても、教育部門に限らず子どもを対象にした全てのマーケットは今後縮小傾向にあるのは間違いありません。ここまで極端でなくとも、損益が出ない程度に少しずつ畳んだり転向したりしていくのは、生き残るための策の1つかもしれません。予備校のある土地はいずれも都心の一等地であるわけで、オリンピックやリニア関連でこれから地価の値上がりが予想されます。今回の代ゼミの動きも、もしかしたら経営失敗でなく少子化を見越した不動産業への戦略的転向である可能性もありますね。

林修先生もそういう意味でタレント転向を果たしたのかも・・・まあ、TV業界はさらに生き残り競争が熾烈そうですが(笑)

アナと雪の女王

2014年08月26日 | Weblog
映画「アナ雪」動員2000万人超え
興行収入も254億を超え国内第3位、2位のタイタニック(262億)も射程圏のようです。

そんなわけでまだ劇場公開しているのですが、実はもうDVDが出ているのですよね。これは映画が特別長く上映されているというより、DVDが出るのが公開4ヶ月と異様に早かったため起きた現象のようです。まあ、同時期に公開された相棒3はもうやっていませんから、長いと言えば長いのかもしれませんが・・・自治体ではDVDが出ると上映会などをやる所がありますが、まだ上映中という珍しいケースなので、著作権の問題から中止する所もあるようです。そういえば近所の児童センターでも宣伝していたけど、その辺大丈夫なのかな?
まあ、DVDが出てもまだスクリーンで見たいと言う需要はあるでしょうけど、自分はDVDで見られれば十分なので、今週借りてきました。(ネタバレあり)

結論から言うと、いい意味で、映画館に行かなくて良かったと思いました。GWに久しぶりにチケット売り場で行列に巻き込まれ、そのフィーバーぶりをまざまざと見せつけられましたから、非常に気になっていたわけです。おそらくあの後すぐ行っていたら、間違いなくリピーターになっていたことでしょう(笑)ストーリーは一見それほど複雑ではなく、流石ディズニーと言うべきか、子どもでも十分楽しめる作りになっていますし、要所要所でキャラクター達が歌い出すシーンはミュージカルのようで、幼児でもそれなりに楽しめるでしょう。ですが、テーマとか登場人物の行動の整合性とか、細かい点が気になってしまう大人は、1度見ただけでは満足できず、2回以上見ることで理解が深まり、納得できるようにできているのです。これは正に消費者泣かせの仕掛けというか、未だロングヒットを続けている理由であるとも言えるでしょう。その点、DVDなら何度でも見返せますからね。家族で見て、妹の子ども達ともう一回見て、1人でもう一度見てようやくストーリーの全貌が理解できたというか、引っ掛かりが解決できました。

1回目は流して見ていたので、プロローグに当たる子ども時代の伏線をずいぶん見落としてしまっていました。雪だるまのオラフー、アナの白い髪、クリストフとの最初の出会い(実はお互い覚えていない)、心が凍ると直せないなど、後で見ると詰め込みすぎと言うくらい伏線が入っていました。ちなみに、最初に出ていた仲間の氷売り達はどうなってしまったかと言うと、クリストフが彼らとはぐれトロールの所でアナの解呪を見ていた時に、トロールに「うちの子にしちゃおう」と言われていたため、おそらくそのままさらわれた形となり、彼はその後1人で育ったということなのでしょう。この世界の魔法は生まれつきでない場合も存在するようですし、氷を切りながら魔法がどうとか歌っていたから、彼らは絶対後で重要な役回りがあると思っていたのに、完全なる出オチでしたね(笑)
特に引っかかっていたのは「何故キスじゃなく魔法が解けたのか」でした。凍った心を解かせるのは真実の愛だけ、ということで、ハンス王子かクリストフのどちらを選ぶのか、まあ流れで言えば後者だろうなあ・・・と思っていた所、まさかのエルサエンドには誰しも驚いたと思います。しかし、アレだけキスが強調されていたのに何故しなかったのか、というのが一番の疑問でした。ところがもう一度見返してみると、長老的存在のトロールは、一度も「キスで解ける」とは断定していなかったのです。周りが勝手にキスだと解釈しただけだったのですね。この辺うまくミスリードされているなあと感心しました。真実の愛とは「自分より他人を大切に思う気持ち」であり、別に男女の恋愛に限定していないのです。アナはどちらかと言えば他人のことを考えず、「恋をする自分」が好き、自分が嫌だからエルサを助けに行くというようなスタンスだったので、クライマックスで自分が助かるよりエルサを助ける行動を選択できたことが彼女の成長の証となり、その結果エルサの心を動かしたわけですね。蛇足ですが、彼女は最後にちゃんとクリストフとキスしましたから、巷で言われている同性愛がどうのという指摘は当てはまらないでしょう。

エルサ視点で見ると、この作品は、雪の女王であるエルサが魔法の力をコントロールできるようになり、アナの凍った心を溶かす物語のようですが、実は途中で心が凍ってしまったのはエルサの方で、それを再び溶かすまでの物語だと捉えることもできます。実際、子どもの頃は明らかに魔法の力をコントロールできています。彼女はあのシーン以前にも何度かアナと雪で遊び、しかも両親に気づかれないようにできていたわけですからね。しかし妹を傷つけてしまい、その結果、二度と誰かを傷つけたくないと心を凍らせ、結果魔力の暴走を招いてしまいました。初めて魔法の力を知った両親の対応も最悪で、手袋や門など、物理的に閉じ込めることでこれ以上傷つけさせないというものでした。城から飛び出し、テーマ曲でもある「ありのままで」を嬉々と歌う姿は、その物理的な開放を喜びながらも、「ここなら誰も傷つけない」と、さらに自分の殻に閉じこもっていく、悲しい叫びでもあったわけですね。クライマックスで、エルサは劇中あれほど接触を避けていたのに、全く躊躇なく直にアナに触れ、抱きしめます。そして、実は傷つけると決め付けて避けていただけだと言うことが分かり、ようやく魔力のコントロールを取り戻したのです。ディズニー初のW主人公と銘打たれた意味は、二人の姉妹がお互いの凍った心を解かす物語だと言うことなのでしょう。

エンディングをわざわざ別人が別バージョンで歌っているのも、途中と最後では歌に込められた気持ちが全然違うということを表現しているのですね。人選は物議を醸したようですが(笑)

ハリポタスピンオフ

2014年08月25日 | 時事
「ハリポタ」スピンオフに、デビッド・イェーツ監督がカムバック
先月USJにテーマパークができたばかりのハリーポッターの、スピンオフ映画が決定した模様です。

宣伝の甲斐もあってかUSJは大盛況のようで、自分ももう少し落ち着いた頃に一度は行きたいと思っています。ただ、作品の方はもう完結していますし、映画も3年前に無事完結していますから、今は良くても年単位で考えるといつまで人気を保てるかは少々疑問に思っていました。まあ児童書はそれこそ親から子へ読み継がれるものが多くあり、おそらくこの作品もそうなっていくでしょうけど、ディズニーのように、やはり新作があるのとないのでは話題性が違いますからね。16年度公開で、さらに3部作と言うことなので、今後少なくとも3年間は新作が出続けるわけです。さらに公開が遅れれば遅れるほど話題は長く続きますから、アトラクションもしばらくホットな状態が保たれることでしょう。USJにとっては非常に大きな出費でしたが、これは優良物件でしたね。

それにしても気になるのがスピンオフの元となる「幻の動物とその生息地」と言う本です。これは本編の中でも出た魔法学校の教科書的な扱いのもので、確かチャリティとか限定販売とか、結構特殊な販売方法がなされた本だったはずです。自分も7巻までは全てそろえましたが、この本は書店で見たこともありません。題名から察するに図鑑的な要素を持つ作品かなと思っていましたけど、この1冊で映画3本分の内容が撮れるというのは到底思えないのですが・・・非常に気になります。

検索してみると普通にアマゾンとかでも売っているようです。ダメ元で古本屋巡りでもしてみるかな・・・

子ども向け娯楽

2014年08月24日 | 時事
富野由悠季氏、ガンダムへの思いを告白「大人から子どもへ戻したい」
確かに最近のアニメやマンガは読者の高齢化が激しい気がしますね。

ガンダム世代というのは30代後半から40代ぐらいを言うので、自分の代では兄がいる家庭で育った友人でないとあまり聞きません。もちろん新作はその間もどんどん出ているので、途中から見始めて過去の作品も全て見返しはまっていく元少年達がいたのは確かです。ガンダムは今年33周年のようですけど、最近は長く続いているシリーズ物が圧倒的に多く、子どもの頃にはまってそのまま抜け出せない人が多いのではないかと思います。

例えばコロコロコミックで言えば、自分は2年生の冬に買い始めましたが、6年生になった頃からマンネリ化というか、何か余り面白いとは思えなくなりました。好きだった作品が終わり、新しいおもちゃで新連載が始まっても、1から集める気が湧かないというか、中々乗り切れなかったのですね。戦隊ヒーロー物も好きで幼稚園の頃から見ていましたが、やはり3年生ぐらいにこの代変わりの機会に見るのを止めました。友人を見ていても、早いか遅いかはありますが大抵同じような時期にやめていたようです。「卒業した」という表現が一番しっくり来るでしょうか。
出版社側からすればこれは当然で、大抵雑誌には対象年齢というのが設けられていて、コロコロは明らかに小学生をメインターゲットにしているわけです。特にギャグは3年もすれば大抵は一巡してしまいますし、マンネリ化は避けられません。そうしたサイクルが、読者の成長サイクルにもぴったり符合していたのでしょう。自分が子どもの頃は長期連載と言われるものもせいぜい10年ぐらいで、アニメ化されたものはもっと短い期間でしかやっていませんでした。しかし、その中で「ドラえもん」や「サザエさん」のように、終わらないことで読者に「安心感」をもたせる作品も存在しました。まあ、それらも「声変わり」をきっかけに卒業した方は多いと思いますが(笑)

近年、そのきっかけを敢えて作らせず、「安心感」を求める傾向が非常に増えてきています。「ポケットモンスター」も、ゲームでは主人公キャラはもちろん変わりますが、アニメでは最初の主人公のサトシを延々と修行させることで、ひたすら見続けているわけですしね。一時期新キャラで特別編をやったことがありましたが、続かなかった所を見ると不評だったのでしょう。今後サトシとピカチュウがリストラにあったら、間違いなく卒業者が続出するのではと思います。マンガで言うと、最近は10年を超える長期連載が非常に多くなり、読み始めたときは子どもでも、そのまま買い続けて大人になっていたと言う現象が多くなった気がします。「ワンピース」ですら、自分の中では高校の頃に始まった1新人の新連載だったわけですが、もう17年も経ち、今やジャンプではこち亀の次の長寿マンガな訳です。「アレが終わったら買うのを止めよう」と思っている卒業準備生は多いと思いますが、商業的にそれを許さない構造になっているのですね。その結果、「卒業できない症候群」に陥る人が増えているわけです。実はこの「卒業した」かどうかは非常に重要な問題であり、例えばコロコロの例で言うと、出版社に対し「昔連載していた○○というマンガに同じネタがあった」というような指摘は余りないのではないかと思います。それは、既に卒業した作品にいちいち口出しするのはかっこ悪いし、わざわざする気も起きないからですが、「卒業できない症候群」の人達は、いつまでも作品にしがみついてきて、上から目線であら捜しのようなことをしてしまう傾向にあるわけです。

で、最近そういった層が肝心の作品に悪影響を及ぼしているのではないかというのが今回の記事の人の指摘です。商業的に言えば大人の食いつきがあったほうが儲かるでしょうけど、やはり根本は子どもに夢を売る商売であって欲しい、と願うクリエイターの気もちはよく分かります。そのために、多少つじつまが合わなくても絵や勢いを優先させたり、昔あった設定を多少変えてど派手に演出したりしていきたい、と言うのが本音なのでしょう。でも、大人の読者が残っていると、どうしてもそういうところに突っ込みを入れてしまうのですよね。自分もまた「このキャラかっこいい!」「このシーンの迫力が凄い」などというより、物語の伏線がどうの、世界観がどうのと言いたがるタイプなので、おそらくこういう方には嫌われてしまうでしょう(笑)
まあ、何だかんだ言ってもやはりアニメやマンガは子どものためにある娯楽だと言うのは間違いありません。読者には作品を楽しむ権利がありますが、クリエイターにもまた自分の好きなものを好きなように作る権利があります。要は、子どもはそこに口出ししてこないけど、大人は口出ししてくる。そこが大きな問題なのでしょう。何十年もくっついてくるファン層は、最早ヘリコプターペアレントのような存在なのです。作者からすれば「子どもの娯楽に大人が口を出すな」となるわけですね。


つーか、読者からすれば、先延ばしせず早くまとめて欲しい作品は数多くあるのですが・・・そもそもファン層を変えたいのなら、ガンダムをいい加減止めて、全く違う作品を作れば済む話なのでは?手塚治虫はそうしてきましたよ。

セアカゴケグモ

2014年08月23日 | 時事
セアカゴケグモ 岐阜市で初確認
ついに岐阜にもきましたか・・・つか、大阪で流行ったのはもう20年前なのですね。

クモ自体は「朝のクモは仇でも殺すな」と言われるように、一般的な家庭の害虫(蚊・ゴキブリ・ハエなど)を食べてくれますから、部屋で見つけても特に過剰反応せずそっとしておくようにしています。しかし、毒をもち人間に襲ってくるのであれば、蚊と同じように警戒対象にせざるを得ません。最近はワンプッシュ式の蚊取グッズを使用していますが、コバエやクモにも効果があるようで、中々に快適です。まあ問題は屋内よりも堤防とかを走る時だな・・・暑いので5km程度の時はサンダルで走ることも多いですが、ちゃんと靴と靴下を履いた方がよさそうですね。

まあ、20年経っても死亡例はないらしいですし、こいつに限らず毒を持つ生物は警戒色を持っている場合が多いので、注意していれば身の回りレベルでの発見・駆除はそれ程難しくはないでしょう。

アイスバケツ

2014年08月22日 | 時事
日本 ALS 協会「氷水については心配している」--理解や支援には感謝
ここの所、異様な盛り上がりを見せている模様です。

アイスバケットチャレンジとは、ALS支援のために募金をするか氷水を浴びるかを選び、さらに3人のチャレンジャーを指名する取り組みのようです。この病気は特別支援の頃に少しだけ関わっていましたけど、こんな大はしゃぎで支援するには似つかわしくない深刻な病だと理解しています。中には売名行為で寄付もしつつ氷水を浴びる有名人もいますし、メディアも派手な絵を取るための餌としてALSを利用している節があり、何だか気味が悪いです。そもそもこういうねずみ講のような方式でお金を集めるのは、例え寄付とはいえ違法なのではないでしょうか?ここ数日で報道が過熱化しているのは、この指名法が指数関数であり、繰り返すごとにチャレンジャーが天文学的に増えていくからです。ちなみに全員が律儀に寄付をしたとすると、10回目には約3万人から3億円、21回目には世界の人口に匹敵する人数から寄付を募ることになってしまいます。

発案者が海に落ちて亡くなってしまったようで、少々歯止めが利かなくなっている感がありますね。あくまでも売名目的でなく、本来の趣旨を鑑みてコッソリ行うのがカッコいいと思います。

親の預金引き出し

2014年08月21日 | 時事
父の預金、娘が無断引き出し=三菱UFJに過失、賠償命令―東京地裁
そうだね~子どもが勝手に大金を引き出すのは不審だから流石に銀行も止めないとね。

・・・って、父(73)ということは娘は40代くらいでしょうか?完全に未成年だと思って読んでいました。他人による振り込め詐欺とは違い、娘は2000万もって逃げ、銀行から父に2000万返ってきたら、家族レベルで見ると丸得なのでは・・・これ控訴されずに決定されるのなら、今後は銀行を相手にした家族ぐるみの訴訟詐欺が流行するかもしれませんね。負けても訴訟費用のみですし、勝てば全財産が倍になる、カイジ張りの勝利ロジックが出来上がります(笑)

そもそも注意義務については、学校でも色々問われたりしますけど、言ったからといって子どもが聞くとは限りませんし、相手が聞いていなかったり曲解したりすると、それこそ「言った、言ってない」の平行線になってしまいます。個人的に「言って置けばよかった」と後悔する程度のもので、損害賠償に発展させるのはおかしいと思います。むしろそれを言えば、親にはもっとあるでしょう。大抵のトラブルは家庭に問題がある子どもしか起こしませんよ。自分自身の非を棚に挙げて相手に責任をなすりつける所、子どもは残酷なくらい真似しますからね。賠償額のみで被害総額は書いてありませんが、保護者としての責任分による過失相殺は全くなかったのでしょうか。

そりゃあ銀行側も注意できればよりベターでしたが、言ったからといって高齢の両親のお金を家族が代わりに下ろす行為は特に不自然とまでは言えませんし、どうとでも言い逃れできてしまいます。それに対し、この親は娘に通帳を探し出せる所に放置したわけですし、暗証番号なども教えていたか類推可能な簡単なものを使っていたということになります。それ以前に、40まで「人のものを盗んではいけない」という当たり前の道徳心を身につけさせられなかった責任が一番大きいのではないでしょうか。

この事件、どう考えても罰すべきは娘なわけですが、本当に罰すべき人でなく罰しやすい所を罰する風潮って何とかなりませんかね。

広島大規模土砂災害

2014年08月20日 | 時事
土砂崩れ、死者36人に=新たに3歳児も、7人が不明―日没後も捜索・広島
1ヶ所でなく、山すその広範囲にわたって数ヶ所で土砂崩れが起きた模様です。

今は何か事件が起こるとストリートビューですぐ現場付近の様子を検索できるわけですが、田舎でなく山のすぐ近くにたくさんの住宅が密集している地域だったので、おそらく山を切り崩して開発してきた土地なのではないかと思いました。広島市は100万都市なので、人口のピーク時には市内の中心部でなく、こうした山側に人口密度が遷っていったのでしょう。そのせいか崩れた建物も新しそうなものが多いように見えました。最近良く聞く地震に強い家というのも、流石に津波や土石流のような横からの衝撃にはひとたまりもないのかもしれません。

夜中の12時以降に雨が急に強くなり、土砂崩れに至ったのは未明の4時ごろだったという話です。こんな時間ではほとんどの人がもう寝ていますし、避難を呼びかける状況にはなかったでしょうね。事前にここまでの雨量が予想できていたら、前日のもっと早い段階で避難を呼びかけられたかもしれませんが、「まさかここまでとは」という状況だったのでしょう。岐阜では不安定ながらもここ2~3日は晴天なので、つい数日前の台風のような警戒心はとっくになくなり、今朝起きてテレビをつけ、びっくりしました。最近の雨の特徴は非常に狭い範囲で急激に降ることが多く、ゲリラ豪雨とも呼ばれています。気象観測は基本的に全国レベルで予想するので、こういう市町村単位に集中的に降る雨というのは竜巻と同じく非常に予想しづらいそうです。特別警報も範囲が狭すぎると出せないらしいですしね。特にこういうことが起こるとすぐに行政や自治体のせいにされますが、仮に市長であっても普通の人間なので、できることや決断には限界があります。やはり最終的には自分で判断し、自分の命は自分で守るしかないでしょう。丁度昨日、テレビで「にんじん雲」という積乱雲を特集しているのを見ましたが、改めて豪雨の時間帯の広島の映像を見ると、本当にそんな感じに見えました。ヤフーなどでは6時間先まで雲の動きの予測が見られるので、心配な夜は、寝る前に「にんじん」かどうか自ら確認したいものです。

災害救助に当たっていて二次災害に巻き込まれた方がいたいう話もありました。人の命を守ることは自らを危険に晒す行為でもあるわけで、訓練した方でも非常に難しいということなのでしょう。こういう時に頼もしいのが自衛隊です。広島では毎年この時期に自衛隊反対のデモが起こるらしいですが、このきっかけで「雨降って地固まる」となれば良いと思います。

すき家値上げ

2014年08月19日 | 時事
ゼンショー過剰労働問題で牛丼値下げ戦争にピリオド
ついにすき家が音を上げ、値を上げる模様です。

こういう値上げを見ると、改めて我々は常日頃から人件費を食べているのだということをつくづく感じますね。原材料の値上げはよく報じられますが、それだって突き詰めて言えば人件費です。人を動かすには金がかかる。税金もまたそうだと言えるでしょう。
4月の消費税増税に伴い、吉野家は280円から300円にしましたが、すき家は逆に270円と、さらに10円安くして薄利多売戦略を突き進めてきました。しかしその結果、ただでさえ大変だったバイトに負担が重くのしかかり、従業員不足で休業を余儀なくされる店舗が増えたり、ストライキが噂されたりと、大きな綻びを見せていました。特に夜間に1人で全てを切り盛りさせる「ワンオペ」は「隙家ATM」とか呼ばれて強盗に狙われ、今月に入ってからも女性店員が1人の所を狙われましたし、被害はなかったようですが今日未明にも男性店員が1人の所を狙われた模様です。強盗を擁護するつもりは毛頭ありませんけど、すき家だけに被害が集中するのは、やはりシステム上に致命的な不備があると言わざるを得ません。例えば松屋は食券制なので、誰が見ても食券機の中にしか金がないことが分かりますし、バイトに鍵を持たせなければ、それこそ店員が2人以上いる中で食券機を大破壊するしかありません。そんなリスキーなことをしなくても、夜中に非力な女性が1人で守っているレジを脅して開けさせたほうが無難なのは明らかです。「猫を追うより皿を引け」ということを、この機にしっかり自覚し猛省した方が良いと思います。

で、今回ようやく重い腰を上げて対応を始めたようですが、最大の問題であるワンオペ廃止は9月末で、その分?の値上げは何故か来週から行う方針のようです。とりあえず今週は「食べ納め祭り」で売り上げは多少増えるかもしれませんけど、心配なのはその後9月末まで「強盗祭り」が起きないかどうかですね。客は15分も待てば回転するので、強盗も客がいればとりあえず控えるでしょうけど、絶対に巻き込まれないとは限りませんから、このままだと客は当然、食べ納めが済んだら9月末まですき家は避けたほうが無難かな、という思考に至るのは必至でしょう。客足が遠のけば、さらに従業員が一人でいる時間が長くなってしまいます。つまりこの方法だと、来週から売り上げも伸びず、強盗リスクだけ増える最悪のスパイラルになりかねません。

強盗のような重犯罪率がその町にすき家があることで高まってしまうのは、もうすき家だけの問題でなく、他のお店や地域住民にも迷惑がかかります。値上げは仕方ないにしろ、せめて同時期にできなかったのでしょうかね。



日本人拘束再び

2014年08月18日 | 時事
日本人拘束 政府、安否確認急ぐ 身代金要求なし 不法入国か
とりあえず日本人が拘束されていることは間違いないようですが、どうもまだ情報が少なくはっきりしないようです。

エボラの記事でも指摘しましたが、この事件もまた10年前にも同じような苦い経験をしながら、あの時から全く進歩が見られない経過に非常に強い憤りを感じます。本当に、どうして日本人の危機意識、危機管理はこう徹底的に泥縄なのでしょうか。こういう類の情報収集は政府もまるで他国頼みですし、マスコミもさかんに「自己責任論」を振りかざしています。10年前はその結果、人質が虐殺されてしまっただけでなく、その様子の動画まで全世界に公開されてしまったわけですが、今回は同じような経過を辿ることのないよう切に願います。

ウイダーinゼリー

2014年08月17日 | 時事
森永製菓、「ウイダーinゼリー」まさかの躓き 佐藤可士和氏による大リニューアルの結果は…
確かに最近は買わなくなったなあ・・・

目新しさがなくなったというのも理由の1つでしょうけど、ここ10年ぐらいは朝ごはんの価値が見直されてきて、学生や若い世代の「朝食代わりに」というニーズが減ったことが原因なのではないかと思います。それはそれで社会全体にとってはいいことなのですが、会社としては流石に商品が売れなくなるのは困りますね。

今は栄養補助食品としてもカロリーメイトのような新製品がいっぱい出ていますし、飲料としても栄養剤の類には及びません。そのため今回、流行の低カロリー路線で起死回生を図ったようですが、そもそもカロリーを補給する目的の商品のカロリーを減らしては本末転倒。結果も大転倒だった模様です。ただし、ゼリータイプで手軽に摂取できるというのは、固形タイプにできない絶対的な強みであるわけですし、例えば登山の際には合わせて水分を取る必要もなく、お腹も膨れてハンガーノック防止に最適な携帯食なのではないかと思います。また噛む力の弱くなったお年寄りや、病院食としてもまだまだ商機があるのではと思います。

つまり、狙うべきは絶対数が減る一方の朝食摂らない系若者でなく、今後も増えていくアウトドア系高齢者。抹茶味、クリームぜんざい味など、既存の枠を超える斬新な発想でまた勝負して欲しい所ですね。