さて、国立宮殿の壁画ですが。
入って中庭に抜け、左手に大きな階段があります。
その下にはガイドを申し出るおじさんたちが待ち構えてました。
私はいかにもお金を持ってないように見えたのか、
声もかけられなかったし、かけられても払う気にはなれなかったです(笑。
ので、さっさと上がってみました。
いくらかくらい、参考に訊いてみればよかったですね。
ご存知のかた、教えてください。
階段の踊場に、まずこのメキシコの歴史を描いた壁画があります。
正面は五つのアーチが隣接した続き絵で、
左右にまたそれぞれひとつずつ、大きいのが。
描かれたのは1929年から1945年にかけてだそうです。
まずは、正面の中央の絵を見てください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/e4/9cd25c107736cb6cf48137077feb0c6f.jpg)
ど真ん中に、メキシコの象徴である、
「サボテンにとまってヘビを食うワシ」がいます。
アステカ族が北から南下してきたとき、どこに都を作ろうかと悩んだら、
神のお告げで、「サボテンにとまってヘビを食べているワシのいるところにせよ」と言われたとか。
それで、メキシコの国旗にも硬貨やお札にも、すべてこのワシの絵がついてます。
ここでは、ヘビがあんまりヘビに見えませんが、気にしないでください。
そしてそのワシを取り囲んで、歴史上のさまざまな人物が
有名無名取り混ぜて描かれてます。
と言っても、ガイドさんを頼まず、私の歴史に関する知識も断片的で乏しいので、
すごく適当です。
間違ってても怒らないでください。
正解を知っている人は教えてください。
まずはてっぺん近くに知った顔が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/df/bf0eab3e7fb9ec7e97de234af50db43e.jpg)
てっぺんの、帽子と口ひげのおじさんは、エミリアーノ・サパタですね。
チアパス地方でインディオ解放運動を起こして革命の一端を担った人です。
スローガンの「土地と自由を」という赤旗を持ってます。
一緒にいるおじさんたちも、たぶん革命の同志たちかなんかでしょう。
この下のほうにいる、真ん中ハゲの白髪のおじいさんがイダルゴです。
革命の父、だったっけな?
違います、独立の父です。
ドローレスという中部の小さな町で、革命、じゃなくて独立戦争の発端となった叫びを上げた人。
イダルゴという名前の通りは、サパタや後述するモレーロス、ベニト・フアレスらと並んで、
どんな小さな町にもあるんじゃないかと思います。
イダルゴの左隣にいる白いターバンの西郷どんみたいなのが、モレーロスです。
モレリア生まれで、独立において重要な役割を果たした、はずなんですが、
詳しくは訊かないでください、もしくは教えてください……。
私が以前住んでいたカンクーンの近くの村は、プエルト・モレーロスと言いました。
村の中心部は例に漏れず小さい広場になってるんですが、
そこにモレーロスの頭部像があるんですね。
ある日、研究所のみんなとそこを通りがかったとき、研究員のひとりが
「ありゃあ、だれだ?」というわけですよ。
誰だ?って、メキシコで頭にハンカチ巻いたおじさんはモレーロスに決まってます。
「でもなんで、こんな村の真ん中にモレーロスだよ?」とその研究員はなおも不思議がるんですね~。
だって、プエルト・モレーロスだもんさ~。
とまあ、中心部にあることは珍しいかもしれませんが、
この人もたいてい、小さな町でもどこかに広場があって、偶像が建てられてます。
特徴的な人なので、すぐにわかります。
その周辺にいる軍人さんたちも、たぶんいろいろ独立戦争や革命期に活躍した人たちだろうと思います。
まあ、またいつか(この言葉が曲者)調べてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/c6c7525e346f05f20b150c168148ea97.jpg)
下の右隅辺りで、インディオたちとトウモロコシの質について議論しているっぽい
この神父さまは、たぶんインディオの惨状を訴える
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を書いたバルトロメー・デ・ラス・カサス神父じゃないかと思いますが、
すごい当てずっぽうでスイマセン。全然違うかもしれません。
知ってる人教えてk(以下略。
さらに、シンボルのワシの下にあるこんな絵は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a5/75b0c383acf09c3f6f0ddb2fe6ffea90.jpg)
これはたぶん(たぶんばっかりですみません)クアウテモックだな~。
「落ちるワシ」という意味の名前なので、それを描いた旗印なんでしょう。
その下一面は、スペイン人とアステカ族の戦いを描いたものかと。
はぁ~、こんな感じに細かく見てると、一日あっても足りません。
そこでちゃっちゃと行きましょう~。
この正面中央の絵の右側にはこんなのが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/29/e23723cfd3c2057b457597418b0dd0a6.jpg)
ここには、メキシコの父ベニト・フアレスもいますね。
暇な人は探してみてください。
真ん中辺りには、でっぷり太ってインディオを搾取してるっぽい教会関係者とか、
その下では一応マジメにインディオたちに洗礼を捧げている宣教師(たぶんバスコ・デ・キロガ?)とか、
さらに右のほうではインディオを鞭打って働かせている兵隊とかいます。
正面左側では、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/8a/d61194b0a43a44da1554307a933dae96.jpg)
下のほうで異教徒の処刑をしてたり、
偉いさんたちがわらわらと集まって何やら政治をしていたり、
しますかね、もしかして?
有名な独裁者ポルフィリオ・ディアスとかもいますね。
そして、階段の両脇の壁、左には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/74/9f549b8d77574e922815282d202cafcf.jpg)
これは労働者たちの戦いを描いたものでしょうか。
ストライキの文字も見えます。
右には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d1/3a14088e025ee4a16c4fbcba78e7453c.jpg)
ケツァルコアトルの伝説が描かれています。
羽の生えた白いヘビに乗って、白い肌の神が戻ってくる、と言われたケツァルコアトル、
上のほうに飛んでます。
そしてその下では、たぶんコルテスでしょう、
ケツァルコアトルだとアステカ人たちに信じられてもてなしを受けてるところ。
ちょっと、どの写真も手ぶれだったりして不鮮明でごめんなさい。
人もけっこう多かったので、その合間を縫って急いで撮った部分もあって。
実際にじっくり見てみたい人はぜひ現物を、ってことで。
明日からは、ようやく廊下のほうの絵をお見せします。
アステカ族の暮らしの様子など、圧巻です。
入って中庭に抜け、左手に大きな階段があります。
その下にはガイドを申し出るおじさんたちが待ち構えてました。
私はいかにもお金を持ってないように見えたのか、
声もかけられなかったし、かけられても払う気にはなれなかったです(笑。
ので、さっさと上がってみました。
いくらかくらい、参考に訊いてみればよかったですね。
ご存知のかた、教えてください。
階段の踊場に、まずこのメキシコの歴史を描いた壁画があります。
正面は五つのアーチが隣接した続き絵で、
左右にまたそれぞれひとつずつ、大きいのが。
描かれたのは1929年から1945年にかけてだそうです。
まずは、正面の中央の絵を見てください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/e4/9cd25c107736cb6cf48137077feb0c6f.jpg)
ど真ん中に、メキシコの象徴である、
「サボテンにとまってヘビを食うワシ」がいます。
アステカ族が北から南下してきたとき、どこに都を作ろうかと悩んだら、
神のお告げで、「サボテンにとまってヘビを食べているワシのいるところにせよ」と言われたとか。
それで、メキシコの国旗にも硬貨やお札にも、すべてこのワシの絵がついてます。
ここでは、ヘビがあんまりヘビに見えませんが、気にしないでください。
そしてそのワシを取り囲んで、歴史上のさまざまな人物が
有名無名取り混ぜて描かれてます。
と言っても、ガイドさんを頼まず、私の歴史に関する知識も断片的で乏しいので、
すごく適当です。
間違ってても怒らないでください。
正解を知っている人は教えてください。
まずはてっぺん近くに知った顔が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/df/bf0eab3e7fb9ec7e97de234af50db43e.jpg)
てっぺんの、帽子と口ひげのおじさんは、エミリアーノ・サパタですね。
チアパス地方でインディオ解放運動を起こして革命の一端を担った人です。
スローガンの「土地と自由を」という赤旗を持ってます。
一緒にいるおじさんたちも、たぶん革命の同志たちかなんかでしょう。
この下のほうにいる、真ん中ハゲの白髪のおじいさんがイダルゴです。
革命の父、だったっけな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
ドローレスという中部の小さな町で、革命、じゃなくて独立戦争の発端となった叫びを上げた人。
イダルゴという名前の通りは、サパタや後述するモレーロス、ベニト・フアレスらと並んで、
どんな小さな町にもあるんじゃないかと思います。
イダルゴの左隣にいる白いターバンの西郷どんみたいなのが、モレーロスです。
モレリア生まれで、独立において重要な役割を果たした、はずなんですが、
詳しくは訊かないでください、もしくは教えてください……。
私が以前住んでいたカンクーンの近くの村は、プエルト・モレーロスと言いました。
村の中心部は例に漏れず小さい広場になってるんですが、
そこにモレーロスの頭部像があるんですね。
ある日、研究所のみんなとそこを通りがかったとき、研究員のひとりが
「ありゃあ、だれだ?」というわけですよ。
誰だ?って、メキシコで頭にハンカチ巻いたおじさんはモレーロスに決まってます。
「でもなんで、こんな村の真ん中にモレーロスだよ?」とその研究員はなおも不思議がるんですね~。
だって、プエルト・モレーロスだもんさ~。
とまあ、中心部にあることは珍しいかもしれませんが、
この人もたいてい、小さな町でもどこかに広場があって、偶像が建てられてます。
特徴的な人なので、すぐにわかります。
その周辺にいる軍人さんたちも、たぶんいろいろ独立戦争や革命期に活躍した人たちだろうと思います。
まあ、またいつか(この言葉が曲者)調べてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/c6c7525e346f05f20b150c168148ea97.jpg)
下の右隅辺りで、インディオたちとトウモロコシの質について議論しているっぽい
この神父さまは、たぶんインディオの惨状を訴える
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を書いたバルトロメー・デ・ラス・カサス神父じゃないかと思いますが、
すごい当てずっぽうでスイマセン。全然違うかもしれません。
知ってる人教えてk(以下略。
さらに、シンボルのワシの下にあるこんな絵は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a5/75b0c383acf09c3f6f0ddb2fe6ffea90.jpg)
これはたぶん(たぶんばっかりですみません)クアウテモックだな~。
「落ちるワシ」という意味の名前なので、それを描いた旗印なんでしょう。
その下一面は、スペイン人とアステカ族の戦いを描いたものかと。
はぁ~、こんな感じに細かく見てると、一日あっても足りません。
そこでちゃっちゃと行きましょう~。
この正面中央の絵の右側にはこんなのが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/29/e23723cfd3c2057b457597418b0dd0a6.jpg)
ここには、メキシコの父ベニト・フアレスもいますね。
暇な人は探してみてください。
真ん中辺りには、でっぷり太ってインディオを搾取してるっぽい教会関係者とか、
その下では一応マジメにインディオたちに洗礼を捧げている宣教師(たぶんバスコ・デ・キロガ?)とか、
さらに右のほうではインディオを鞭打って働かせている兵隊とかいます。
正面左側では、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/8a/d61194b0a43a44da1554307a933dae96.jpg)
下のほうで異教徒の処刑をしてたり、
偉いさんたちがわらわらと集まって何やら政治をしていたり、
しますかね、もしかして?
有名な独裁者ポルフィリオ・ディアスとかもいますね。
そして、階段の両脇の壁、左には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/74/9f549b8d77574e922815282d202cafcf.jpg)
これは労働者たちの戦いを描いたものでしょうか。
ストライキの文字も見えます。
右には
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d1/3a14088e025ee4a16c4fbcba78e7453c.jpg)
ケツァルコアトルの伝説が描かれています。
羽の生えた白いヘビに乗って、白い肌の神が戻ってくる、と言われたケツァルコアトル、
上のほうに飛んでます。
そしてその下では、たぶんコルテスでしょう、
ケツァルコアトルだとアステカ人たちに信じられてもてなしを受けてるところ。
ちょっと、どの写真も手ぶれだったりして不鮮明でごめんなさい。
人もけっこう多かったので、その合間を縫って急いで撮った部分もあって。
実際にじっくり見てみたい人はぜひ現物を、ってことで。
明日からは、ようやく廊下のほうの絵をお見せします。
アステカ族の暮らしの様子など、圧巻です。
セマナサンタで、子供達が家にいて、パソコン触わる時間が短縮されております。
メキシコの歴史で、ちょっと気になった点をひとつ指摘します。
ワタシも、全然、知らないんですけど・・・
たまたま、小学校の去年の独立記念日のイベントで、息子がミゲル イダルゴをやったので、知ってるだけなんですけど。
ミゲル イダルゴは革命ではなく、スペインからの独立の父です。
http://www.acabtu.com.mx/guerrero/hidalgo.html
スペインからの独立を宣言する為に、鐘を鳴らしたという人です。
息子が鐘を鳴らしたときに、回りから、もっと強く鳴らせ~っと、ヤジられたので、よく覚えております・・・
革命と独立と、すぐごっちゃにするんですよね~。
年代で区別すればいいんだろうけど(独立が先ってのはさすがに覚えてるので)、
それを覚えないもんだから……。
直しておきますね~。
指摘アリガト
そう、独立記念日にグリートやりますもんね、イダルゴの。
ビバ・メヒコ!!って。
うーん、何とか覚えよう……。
せにさんのセマナサンタはどうでしたか~?
先日、隅っこブログで、独立が1810年、そして革命が1910年だったと知ったばかりです。
ワタシのセマナサンタは、ひたすらグ~タラ。。。。唯一やってることといったら、文庫本を何冊か借りてきて読んでいるだけ。
夏目漱石の「我輩は猫である」
これが、メチャクチャ面白いの~
本を読んで、こんなに笑ったのもめずらしい。
これが、漱石の処女作とは知らなかった。
亀さんの休日はどうですか?
(メールっぽいコメントですね)
必ずお返事差し上げますので、気長にお付き合いください~
学校は休みが少し長いんでしたよね?
うちは木金が休みの4連休でした。
レンタル映画を久し振りに見て、映画三昧しました。
このごろサッカーで忙しくて映画を見る時間が大幅に減ってます
『吾輩は猫である』面白いですか~。
読んだのはもうだいぶ前なので、ほとんど覚えてませんが。
そんなのが借りられるなんていいですね~。
面白い本があったら、推薦してください。本にはいつも餓えてますから(笑。
私は、亀さんとお話できれば満足ですので。
そうそう、「我輩」じゃなくって、「吾輩」でしたね・・・さすが、亀さん、知ってらっしゃる~
サッカーで忙しいですか。
いいね~、私も何かに熱く燃えてみたいです
恋とか・・・・
最近読んだ、面白い本というとですね~
ダヴィンチ コード(日本語)
かな~??
これは、タバスコの友達がわざわざ宅急便で送ってくれたものです。なのに2日で読んでしまいました・・・
亀さん、まだ読んでいなかったら、回しまーす。現在、巡業中ですので、帰ってきたら、送りますよ。
他にも、私の持ってる本で読みたいのがあったら、宅急便(multipack)で送りますです。
メールでリスト送るね~
気がついてませんでした~
パソが勝手に変換したみたい。あははは。
>私も何かに熱く燃えてみたいです
>恋とか・・・・
これからあるかもしれませんよ~。
人生まだまだこれから!
って気概で頑張りたいものですよね!
『ダヴィンチコード』、すごい人気のようですね。
噂にたがわず面白かったですか?
回していただけるんなら、すごく嬉しいです!
タバスコのお友達、というと、もしかして私からお返しできるかも?(笑
ぐるっとメキシコ一周する日本語の本、ってのも考えるとすごいですよね。
私もせにさんに、インド映画を送ろうと思ってそれきりになってます……。
行動がいっつも
気長にお待ちください~。