17日は埼玉司法書士会の定時総会でした。総会は,いつもより早く午後4時半に終了しました。恥をさらすようですが,会則変更の出席要件を満たす委任状が集まらなかったため,会則変更の議決さえできませんでした。
さて,行楽には最高の季節である休日に,会員が関心のある議題が無い総会に出席する必要性を感じないことは理解できます。しかし,出席できなくても,委任状を提出することは容易であると思うのに,委任状さえ出さない会員が過半数を超えたのです。わずかの数の不足でしたが,総会の機能を損なう程の情けない状態になってしまいました。
議案は,会員の事務負担の軽減を図る内容ですので,反対する理由は恐らく無いと思われます。にもかかわらず,委任状の提出すらしないということは,議案に全く無関心であることを証明するようなものです。
会の活動は,司法書士界を巡る環境を把握し,時期に応じた国民のニーズを捕らえるとともに,これに対応すべき法改正や組織改善を意図して行われるものであります。
司法書士は自営業者であり,自身の事業に衷心することは当然なのですが,他の業界と同様,立つ基盤の整備にも心を配らないと,国民からそっぽをむかれ,職域の崩壊・職業の不要論にまで発展する危険性を孕んでいるような気がします。
よろしければ,クリックお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます