京都のA社との控訴審の判決が届きました。控訴棄却。こちらは被控訴人なので全面勝訴です。おそらく上告はしないので,これで確定すると思います。
A社は,この間何度も何度も電話をしてきます。こちらは,依頼者に予め説明し,依頼者から判決確定まで和解はしないとの意思を確認していますので,その都度その旨を回答するだけです。
控訴するのは自由ですが,和解しない場合ほぼ全面的に控訴してくるのは,やはり,判決を待たず和解するケースも少なからずあるからだと思います。そうでなければ,企業活動として全く経済的合理性を欠くのであって,株主から批判を受けても仕方がない行為だと思います。
現在A社とは,もう1件簡裁で勝訴した案件があり,これもまた和解をする気はないので,控訴されると思います。依頼者にも,ここはそういう方針ですから,解決するまで相当期間がかかることは伝えてあります。
過去の私のような代理人との折衝の記録は保管しているでしょうから,経験則を重視して無益な控訴は避ける方が経営的には正解だと思います。
こんなことを書いたら失礼に当たるかもしれませんが,良い意味でも悪い意味でも,この粘り強さは京都人の特徴なのでしょうか?
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