某銀行系研究所主催の事業承継の研修に行ってきました。私は元々経済学部出身なので数字には興味があります。
講師の税理士さんが開口一番。事業承継にとって一番重要なのは,節税ではなく事業経営,つまり,財産承継より経営承継です。
経営承継の必要が無いとき,多くは財産承継を考える程の資産が無く,承継対策の必要が無いようです。当初は意に反して,事業経営の話が主でした。
税務を見ていると,経営コンサルタント的な素養も身につくものなのでしょう。あるいは,その資質がないと,依頼者に信頼されないのでしょうか。
後半は,やっと節税,主に自社株対策のお話し。いかにして適切な時期に自社株の贈与を行うかというものでした。 贈与の時期によって,何百万円も相続税が変わってくるようです。
要は税理士さんの腕なのでしょうけど,私は,同じ状況ならば,同額の税金を支払うべきなのではと思ってしまいますが,現実は,対策を行うのと行わないのでは大差が生じてしまいます。
私には無縁なことですが,業務上の社会常識として身につけておきます。
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