午後2時病院につき入院受付を済ませました。その後,ベッドに案内され看護士さんから施設および検査までの行程について説明を受けました。全て終わっても未だ3時前です。暇だし,忘れたテレビ用のイヤホンを買う為,外出の許可をもらいました。
病院近くをうろうろして交番を見つけたので電気店の場所を聞いたら,商店街の中にあるというのでそこへ向かいました。私の落ち込んだ気持ちのせいか,クリスマスイブなのに精肉店のブロイラー売場の雰囲気位しかクリスマスを感じません。
新聞や雑誌を読んで夕食までの時間をつぶす為,今風のフランチャイズのコーヒー店では無く,昔ながらのクラシックな喫茶店に入りました。そこは常連しか入らないような店。
私の後に入ってきた客は2名。後から入ってきた客とマスターとの間で,まるで映画のシーンような会話が交わされました。
午後9時以降は絶食。翌朝,9時過ぎには手術室へ。手足に器具をつけられ,手か肩に麻酔を注射され意識を失いました。気がつけば担架の上,そのままベッドに運ばれ午後4時まで点滴を受けました。午後6時待望の夕食は,あっという間に完食。
さて,4人部屋に3人の部屋でしたが,隔てる物はビニールのカーテンだけ。震災の被害に遭われた方は,このカーテンさえ無く,プライバシーを守る物さえ無かったのだなと思いました。ベッドに仕事関係の本を持込みましたが,考えた事は家族の事でした。
翌朝,看護士と隣の患者との会話。「一人暮らしなのですね。寂しくないですか?」「慣れてしまえば気楽でいいよ。」「イブの日一人で部屋に帰ったら,去年は家族と一緒のクリスマスだったのに,寂しくて涙が出ちゃった。」
一人のクリスマスイブは,日常と違って何かセンチメンタルな気持ちになるようです。
友人の死。自身の病気かも知れない状態。今年は色んな事があったな・・・。
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