今期,書士会の理事になったことにより, 会報の編集を任されています。編集をしていて,ふと,小学生の頃のことを思い出しました。
昔は,蝋を塗った紙に鉄筆で文字を書き,ガリ版という台にわら半紙を敷き,その上に書いた紙を貼り付けます。紙の上にインクを垂らしてローラーでなぞると,下のわら半紙に文字等が印刷されるのです。
学級新聞は先生が手作りし,おそらく,放課後に印刷を手伝わされていたものと思います。子供心に興味津々で楽しかったという淡い思い出があります。
さて,提出された原稿の校正に少し気を遣います。複数人で原稿をチェックしていくと,思わぬ誤記(文字の違い)があります。明らかな誤記はすぐ訂正します。人名などの文字の違いは意外とありますね。
他には,レイアウト等について,筆者の意図を最大限尊重しなくてはいけないと思いながらも,読者の読み易さを考え微調整させていただくこともあります。この辺を,いかに筆者と折り合いをつけていくかは,少し経験を積む必要があると思います。
友人に出版社の方がいますが,苦労が少し分かったような気がします。
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