亀田司法書士ブログ

越谷市の亀田司法書士事務所のブログです

不動産売買の立会

2012-10-30 10:47:12 | 不動産登記

昨日は大安なので,久しぶりの不動産売買の立会(最終代金決済)でした。

今回の買主は私の顧問先企業。立会当事者の内,どちらか一方でも顔見知りだと少し気が楽です。売主さんは,地元の地主さんのようです。

今回は現金決済で抵当権設定はなし。物件に担保権も付いていませんので,所有権移転関係書類の確認だけです。

不動産業者さんも事前に事務所に来ていただき,農転と評価証明原本も持参してくれました。こうなると売主さんの権利証と委任状等の押印が実印であるかを印鑑証明書と確認し,免許証で本人を確認するだけで済むので精神的にとても楽です。

立会場所の銀行に早めに着き,銀行担当者,次長,支店長と名刺の交換をしましたが,当然ながら全員私よりかなり年下。未だ駆け出しの頃,年上の銀行支店長と名刺交換するだけ緊張したことが思い出され月日の流れを感じました。

さて,立会で最終的に資金の受け渡しが済むまで少なくとも30分以上要します。この時間の間をどのように過ごしたら良いのかとても気になります。

当たり前ですが,不動産業者さんは自分の顧客である当事者に気を遣っています。では,司法書士の立場でどの程度会話に入って行ったら良いのでしょう?

今回は買主さんが普段からつきあいのある知り合いでしたから,スムースに日常会話を行えましたが,知らない人の中で,どのような話ができるのでしょう。

見ず知らずの人との会話では,どうしても,専門的な話に持って行きがちになります。これでは,会話がつまらないでしょう。結局,仲介業者さんの話の振り方によって話の内容が決まってくるものと思います。

何千万もの金銭が動く緊張する取引の中で,司法書士がリードして,リラックスした世間話に持って行くことは,なかなか難しいものです。

もう何年も,立会とは緊張するものだと思いつつ,とうとうここまで来てしまいました。立会でリラックスして話ができる方法が有れば,教えて下さい。

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和解調書による登記

2012-10-26 11:28:54 | 不動産登記

和解調書による登記を依頼されました。登記簿と照らし合わせると,被告の住所が一致しません。

調書に記載された住所に移転しているのであろうと戸籍の附票を取り寄せたところ,住所移転の届出をしておりません。登記簿上の住所のままです。

この場合は,更正決定の申立を行い,登記簿上の住所を記載してもらう必要が有ります。そして,この更正決定通知書が被告にも送達され,民事訴訟法の規定による一週間の即時抗告期間内に抗告がなければ,更正決定が確定します。その後,更正決定が確定してから,ようやく原告単独で登記申請が可能になります。

弁護士さんは,事件の解決にどうしても目が行ってしまうのですが,不動産とか自動車とか登記登録が必要なものは,原告が単独で名義書換を行えるように気配りをして欲しいものです。

もっとも,こういった気配りをしてくれる弁護士さんがほとんどですが,稀にこのようなケースがあります。弁護士さんもこのような事後手続きは面倒であり,不名誉なことだと思うのですが。

 ちなみに,今回この手続きは,初めて行うのですが,

 1.和解調書正本 更正決定申立書 戸籍の附票 郵券1040×2組を添付して申立

送達後丸一週間経過後

2.送達証明申請および確定証明申請を申立て

 の手順になるのでしょうか。

 本ケースでは,被告が,現実に移転した日付を記載して住民移動登録を行ってくれれば,代位による住所変更登記をへて,所有権移転登記ができるのですが。

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筑波山サイクリング(2)

2012-10-23 10:04:37 | 司法書士の日記

さて予定を変更し,当初の目的地フラワーパークに行くことをあきらめ,反対側の道を進みましたが,相変わらずアップダウンが続きます。

それまでよりは少し緩やかですが,登りはきついです。おかしなことに,高度計は400メートルを超えました。目的地の不動峠は300メートルのはずですから,時計が狂っているか道を誤っているかしかありません。とうとう,頂上付近のホテルまで大きく見えるに至って,道の誤りに気づきました。私達が目指していたのは,不動峠の上の風返峠(標高410メートル)でした。私達が登っていたのは,不動峠を通り過ぎた裏筑波スカイラインであることが帰って来てから確認した地図で判明しました。

12時を過ぎ,朝早い出発なので皆お腹がぺこぺこです。 ようやく,筑波山神社近くのおそば屋さんに到着。早速生ビールを頼み,窓から見える景色を堪能しながら昼の憩いのひととき。いやー,サイクリングというより,訓練だと談義に花を咲かせました。

昼食後,一気の下り,少しアルコールが入っているので気が抜けません。急坂を下り,その後は,仲間が以前絵を描きに来たという筑波山を臨む田園風景に立ち寄り,絵になる写真をパチリ。

こんな風景が郷愁を誘い,心を和らげます。

帰りの道を間違え,帰り着いたのが午後6時をまわっていました。

定例の飲み会を断り切れず,お腹が余程すいていたのでしょう,珍しくフランチャイズチェーンの餃子屋で一杯。

家族連れがたくさんでした。 お腹がすいていたため,たくさん頼み,たくさん食べ,たくさんの日本酒を飲みました。

 まあ,良く動き,食べられるうちが花と思っています。

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筑波山サイクリング(1)

2012-10-22 11:05:17 | 司法書士の日記

日本晴れの昨日,筑波山へサイクリングへ行ってきました。 駐車場から408号線をひたすら筑波山へ向かいます。筑波山を左に見ながら,周回道路を一周するつもりでしたが,土地勘のなさが思わぬ展開に。

正しいと思った道が,いきなりの登り。これが延々と続きます。最初は意地でも歩かないと思い汗をかきかき頑張りましたが,余りに続く登りに腰の痛みも我慢の限界になり,ついに降車。自転車を転がして昇ります。高度計は260メートルを指していましたから,優に200メートル以上は登ったことになります。これじゃ登山だわ。

それでも,峠まであと50メートルはないと思い気を取り直して,再び登り始めるも一向に峠に到達しません。ようやく見晴らしの良い峠へ。 ここでは,ハングライダーを組み立てている人が数人。こんな日に空を飛べたらさぞかし気持ちが良いだろうと思いましたが, 彼等曰く今日は風が少なすぎて良い日とはいえないそうな。私もポーズを取りパチリ。 峠の名前が違うので,丁度出会った若いサイクリストに状況を聞き,予定を変更して左の道へ。ところが,とんでもない所を目指していたのでした。

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第4回口頭弁論

2012-10-19 11:10:51 | 債務整理

昨日,地裁で○○社との過払金返還訴訟の第4回口頭弁論が有りました。同時刻の弁論は,この1件だけ。過払金返還訴訟が減っているとはいえ時の流れを感じました。

裁判官が交代し弁論の更新がありました。以前と同じく女性の裁判官。しかも,みたところ30歳前後と思われる若さです。還暦を迎える私としては,娘のような年頃です。

○○社は相変わらずの主張ですが,自社の主張に沿った和解を望んでいます。残念な事に,裁判官も多数の争点の有る事件なので,できる限り当事者の話し合いにより解決した方がよいと,原告に和解を勧めていました。

それ程忙しくなさそうなのに私なら,むしろ争点多数の事件においては,判決してみたいと思うのですが,忙しくなさそうでも,色々な業務に追われる事情も有るのでしょうか?

さて,相手の主張は根拠がなく,この部分においては勝つ自信があるのですが,問題は,相手の支払能力です。

 ネットでみると,よろしからぬ事情を記している記事があります。これを鵜呑みにするわけにもいかないのですが,原告の事情を考えると,勝訴しても大幅な減額になる可能性を捨てきれない場合,現実論を検討せざるを得ません。悔しいですが和解を検討しています。

裁判では,勝負に勝って結果に負けることは,少なくないと思うようになってきました。

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