ソーシャル・ネットワーク / The Social Network

2011-01-08 | 映画






ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
  


監督は、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、「ゾディアック」のデヴィッド・フィンチャー。この人はいつも面白い題材を見つけてくる。
主演は、神経質そうな目付きのジェシー・アイゼンバーグ。彼は、お馬鹿映画の「ゾンビランド」に出演していた。
彼も含めて、出演者はまだそれほど有名な役者さんではないが、みんないい演技をしている。

ストーリー
2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。
サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが...(シネマトゥデイ)

予告編を観たときは、もう少しサスペンス色の強い作品かと思ったが、全くサスペンスはなし。
でも、そのストーリー、とくに秀才、天才、異彩の全員のキャラたちの機関中のようなやりとりに、最初から最後までひきつけられた。

物語は、一人のハーバード大学の天才学生が、たった数年で全世界のソーシャル・ネットワークサイトを席巻したFacebookを立ち上げるまでの、サクセスストーリー。
それは、自分の高慢さから、フラれてプライドを傷づけられた男が、立ち上げたハーバード女子学生の品評サイトからはじまる。
そのサイトを立ち上げてから2時間で2万2千のアクセスを達成する。1分間に167アクセスだ。
そして彼のプログラムの技術を欲しがったやはりハーバードの学生が、自分の学校のブランドでガールフレンドを増やそうという、とても低い次元の発想から、Facebookは誕生した。
それが今や世界中で5億人がアカウントを持っている。
ちなみに家の子供たちは7歳の珠理を除いて全員Facebookのアカウントを持っている。
インターネットの中で、他の人、他のブログ、他の全てのサイトと、一番簡単にネットワークが張れるソーシャルサイトだ。

サクセスストーリーだが、この主人公は、無神経で、高慢でとっても嫌な奴。皮肉なことに、世界一のソーシャル・ネットワークサイトを創造した人間が、人間として最低限のソーシャル・ネットワークが出来ない。
他人のアイデアを盗む事や、親友を裏切る事も、何とも思わない。
それはお金のためというより、自分の達成感のため。
マーク・ザッカーバーグのまわりの人達があの手この手で、Facebookをお金のなる木が育っていったようだ。
但し、その彼も終盤で、かなりしたたかな行動をとっているが。

そもそも、何故マーク・ザッカーバーグが、こういう描かれ方をしているかというと、この作品は彼が受けている数々の訴訟を元にして作られているからだ。
世界で一番若くビリオネアになったマーク・ザッカーバーグに、ハイエナのように、たかってくる人達も大勢いるだろう。
そういった訴訟から、彼の過去の行動が推測されているので、必ずしも真実ではないかも知れないし、結構真実に近いかも知れない。若くしてアメリカンドリームと実現した若者達の夢物語。

ビリオネアで、Googleを抜く勢いのIT会社のCEOになった彼は少しはソーシャル・ネットワークが出来るようになったのだろうか。


神経質そうな目元が特徴的なジェシー・アイゼンバーグ


人の機微を全く理解出来ないマーク・ザッカーバーグ


この人も今後人気がでそう


ナップスターの創設者は、野心的でパーティー大好き男


彼らも賠償金で超億万長者になる



トリビア
ジェシー・アイゼンバーグの従兄弟は、実際のFacebookでマーク・ザッカーバーグのかなり近いところで働いている。

冒頭のマーク・ザッカーバーグと彼女が喧嘩別れするシーンでは、脚本8ページの長いやりとりて99回の撮り直しをした。

作品中、マーク・ザッカーバーグが着ているTシャツやフリースは全て、過去の本人が来たことのある物ばかり。

60ミニッツにでた時のマーク・ザッカーバーグ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿