13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi (原題)

2016-02-15 | 映画






オフィシャルサイト


リビア、ベンガジ市のテロリストによるアメリカ領事館襲撃を描いた実話。
主演はジョン・クラシンスキー。彼はマット・デイモン主演の「プロミスト・ランド」で、マット・デイモンのライバル(もどき)を演じていた。
共演は、「24」シリーズでジャック・バウワーの部下で娘のキムの彼氏役だったジェームズ・バッジ・デール。(それにしても風貌変わりすぎ)
あとは体格のいい人たちが4人ほど。

ベンガジのアメリカ領事館は、世界で最も危険な地域にあるのに、警備はかなり手薄だった。
領事館と2キロほどの場所に、世間に公表されていないCAIのオペレーションセンターがあり、そこには元シールズや、マリーンの民間兵士が警備員として雇われていた。
アメリカの大使、クリストファー・スティーブンスがベンガジを訪れた2012年09月12日に、テロリストが領事館を襲う。
すぐに、CIAのオペレーションセンターに、救助の要請の連絡が入るが、現地の局長が救出を許可しなかった。
それは、自分の建物の警備が手薄になるのと、民間人が関与した事で、自分が責任を問われるのを恐れたためだ。
目の前の領事館から火の手が上がるのを見ているのに業を煮やした6名は、局長の命令を無視して領事館に向かう。
アメリカから、存在を隠された兵士たちの孤独なテロとの戦いがはじまる。

映像的には、「ネイビーシールズ」、「ゼロ・ダーク・サーティ」、「ハート・ロッカー」、「キングダム/見えざる敵」に似ている。
特に「ネイビーシールズ」に。
戦闘シーンは、画面が暗く、全ての兵士が髭を生やして同じように見えるので、結構わかりにくい。
長い顔が特徴的な主役のジョン・クラシンスキーを除いては。

アメリカでは、この大使と領事館やCIAがここで何をしていたかが問題になり、ヒラリー・クリントンが深く関与していると非難を浴びている。
このアメリカ大使はリビアに拡散したアメリカの兵器を集め、シリアの反アサドの兵士たちに供給するとの指令を受けていたようだ。
その命令はヒラリーからで、彼女が国務省を通さず、あの有名な個人のメールを使っていたという。
そして、このテロ襲撃は、過激派が武器を横取りを目的としたものという説がある。
何れにしても、こそこそしたアメリカの作戦で2人の民間兵士が犠牲になり、この映画の元になった本が出るまで、その事実が闇に隠されようとしていた。 



54%



主役のジョン・クラシンスキー 何度も戦場に戻ってきてしまう男を演じる


キャプテン役のジェームズ・バッジ・デール この戦いで命を落とす


アメリカ大使役のマット・レツシャー


どうしようもないCAI局長


ゾンビのようなテロリスト


乗用車で乗り込んでくるテロリスト


これで兵士が命を落とした


アメリカ人もリビア人も、愛するものを失った感情は悲しみ、その後に憎しみに変わる。
憎しみに変わる前に、誰かがその感情を助けてあげれば復讐もなくなると思うのだが。



実際の兵士たちのインタビュー



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