キラー・エリート / Killer Elite

2011-10-16 | 映画






主演、ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デニーロのアクション作品。
と、聞いて面白くない訳がない。
が、信じられないことに、そんなに面白くなかった。

観る前は、Rotten Tomatoesの「25%」や、Yahoo Movieの「C+」の評価は、みんな期待が高すぎて評価が辛くなっているのだと思ったが、そうでもなかったみたい。

アクションは、文句なし。
格闘のシーンも、カーアクションも、いつもジェイソン・ステイサム満開。
そしてクライヴ・オーウェンも強い。
2人の格闘シーンは、見ている方が痛くなる。
ロバート・デニーも、まだまだ殺し屋のアクションが出来るくらい元気で、渋い。
でも、何かイマイチ盛り上がらなかった。
期待をしすぎたのかな。



相変わらず切れのいいアクション


主役というよりはサブだったけど、存在感はいつもと変わらず


ちょび髭は似合ってないな


ステイサム演じるダニーは元イギリス海軍の特殊部隊の経験を持つ殺し屋、デニーロ演じる先輩パートナーのハンターと組んでいたが、ある暗殺時に子供の前でターゲットを殺したショックから、足を洗いオーストラリアでリタイヤ生活をしていた。

彼の元に手紙と航空券が届き、ハンターが仕事に失敗したためオマーンのイスラム原理主義のグループに誘拐された、と昔のエージェントから連絡が入った。
ダニーがオマーンに向かうと、誘拐者は死期の近い原理主義の家長で、彼の3人の息子達を殺したイギリスSASの人間を6百万ドルで暗殺しろと要求してきた。

ダニーは、ハンターを救うために、昔の仲間を2人(ディヴィスとメイヤー)集めて、元SASのターゲットを狙い始める。
最初のターゲットのハリスの暗殺の為に、ハリスの身辺を調べている時に、ダニーの仲間のデイヴィスが元SASのメンバーの秘密結社の捜査対象になる。
そのグループは、フェザーマンと呼ばれ、元SASのメンバーが自分たちが殺害したりした過去の敵から、報復を受けないように結成された、諜報、暗殺グループだった。
彼らの実行部隊のリーダーで、ハリス暗殺の調査をはじめたのが、クライヴ・オーウェン演じるスパイク・ローガンだった。

ダニーが2人目の暗殺計画の準備に病院に薬を盗みに入ったところを、スパイクに見つかり、元海軍特殊部隊員と元SASエージェントの大喧嘩(?)がはじまる。
先ほど書いたように、このシーンは見ていて痛い。
スパイクを倒し、薬も手に入れたダニーは、2人目のターゲットも予定通り殺害し、3人目の準備にかかる。

3人目の殺害を実行したが、そこにはスパイクのチームもそのターゲットを尾行して、ダニー達が仕掛けてくるのを張っていた。
何とか3人目の殺害も成功したが、スパイクの手下との争いで、ダニーの仲間のメイヤーが命を落とす。
また、全ての仕事を終えてダニーと別れたディヴィスもスパイク達の待ち伏せにあい、その連中からの逃走中にトラックに轢き殺される。



平気でイスラム原理主義の拷問部屋から脱走を試みるが


この2人の喧嘩は痛そう


ダニーは、オマーンに戻り、3人の暗殺が完了したことを伝える。
ハンターは、無事解放され、ダニーもオーストラリアのガールフレンドのアンのところの戻る。
ところが、もう1人息子を殺したSASメンバーが生きていることを告げる脅迫の電話が入る
アンへの危険を感じたダニーは、彼女とフランスに行き、ハンターに彼女を預け、もう1人の暗殺を実行する。
この暗殺現場で、再びスパイクの待ち合わせにあい、捕まってしまう。
やっと、ここで予告編に出ている椅子に縛られたダニーとスパイクのシーンになる。
拷問を受けているダニーは、椅子に縛られていても強い。スパイクに椅子のままボディ・プレスを加える。
そこにややっこしくも、ジェームス・ボンドが所属するMI6の諜報員が2人の対決に割って入る3人の喧嘩がはじまる。
実は、暗殺の依頼主であるオマーンの家長のファミリーが持つ石油に目をつけたMI6は、今後の交渉の種として、ダニー達の暗殺を容認してきたのだ。
この3人の争いの中、ダニーは逃走に成功して、ハンターとアンの待つところに戻る。

そして、最期のターゲットの暗殺の情報を持ってオマーンに向かう。

やはり、いまいちなのはスピード感かな。
メキシコ、オーストラリア、オマーン、ロンドン、フランスと何度も行き来するのが、ちょっとまどろっこしい。特に一度オーストラリアの往復は、もう少し何とか出来たのでは。
予告編だは、かなりテンポのいい、3人の役者が揃った、アクション作品の印象があったのだが、少し説明調のストーリーと全体のスピードが、いまいちだった。



予告編の、このシーンに結構騙された


最期にスパイクは


  


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