フライトナイト 恐怖の夜 / Fright Night

2011-08-21 | 映画






ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
  


ちょっと濃いけどルックスもよく、演技力もあるが、その女癖の悪さから、仕事よりプライベートが話題になったコリン・ファレルがヴァンパイアで主演。
2000年代の前半では、「マイノリティ・リポート」、「フォーン・ブース」、「リクルート」、「S.W.A.T.」と、いい作品に出ていたが、最近は「マイアミ・バイス」以来、主役では見かけないな。
一番新作の「Horrible Bosses」では、ハゲ、デブ、チビのスケベおやじ役で、彼の私生活をダブつかせた、ハジけた演技を見せていたけれど。

今回は、ラスベガス近郊の住宅地に越してきた、不死身の吸血鬼ジェリーという、ちょっとシニカルな役。街にいる住人を次々に襲っては自分の家に連れ込んで、毎夜血を吸っている。
こう書いてみると、スリラーというより、コメディだな。
1985年にオリジナルが出ているそうだが、僕は観たことがなく、存在も知らなかった。
以前、吸血鬼物がかなり出た時があったと思うが、そんな中の一作品なのかな。

吸血鬼ジェリーの、彼の隣に暮らすのがアントン・イェルチン演じる高校生のチャーリーとその母親のジェーン。
ロシア出身のアントン・イェルチンは、最近多くの話題作に出ている。
「スター・トレック」や「ターミネーター4」で、彼の特徴の、今にも泣きそうな表情が印象的だった。
スリラーでは必ず必要な主人公のガールフレンド、エイミーには、見る角度によって若い頃のマドンナ似のイモージェン・プーツ。

今回は、あまり筋肉を見せない。そのかわり、目の動きを見せたコリン・ファレル


吸血鬼退治の完全武装


ちょっとマドンナに似てないかな?


吸血鬼ジェリーが越してきてから、次々に街の人達が行方不明になる。
最初は、ジェリーを疑っている昔からの友人のエド事を、馬鹿にしていたチャーリーも、とうとうジェリーの家で、彼が同級生の女性の血を吸うところを見てしまう。
そして、エドもそれ以前にジェリーに殺されていた。
チャーリーは、エドの言葉を思い出し、ベガスでヴァンパイアをモチーフにしたイルージョンショーをしている、ピーター・ビンセント(デビット・テナント)に相談をする。

チャーリーに自分の正体を知られたジェリーは、彼と母親、そしてエイミーを彼らの家から焼き出して、襲いかかる。
ガレージにあった車で、死に物狂いで逃げ出す3人。

吸血鬼というと、太陽の光、十字架、ニンニクが苦手で、木の杭で心臓を刺し殺すという退治法をよく聞くが、それ以外に吸血鬼は、その家の人に招待されないと家に入れないという礼儀正しい習性がそうだ。
だから最初は、ジェリーも、おあずけをされた犬のように外で待っているが、いざとなったら家を燃やしてしまえば、家などないから招待されなくても入っていけた。
こういうB級な展開は結構好きだ。

このエドは、最初から最後まで不運だった


吸血鬼って、何で色白で目が黒いんだろう


そして、夜中のカーチェイスをチャーリーの母親が不動産屋だったことで、上手い武器が見つかり、ジェリーを退治し、気絶した母親を病院に運ぶ。
が、ジェリーは、彼らが立ち去った後、すぐに回復していた。

翌日、ベガスのピーターから、チャーリーを完全に退治する方法を教えるとの連絡を受ける。
ピーターのペントハウスで、話を聞いていると、吸血鬼にされたエドが忍びこんできて、ジェリーも彼らを追ってきた。
エドを倒し、ジェリーから逃れ迷い込んだ、人混みのクラブで、チャーリーとエイミーは、はぐれてエイミーはジェリーに捕まってしまう。
エイミーを助けだすため、チャーリーと、ピーターは、ジェリーと最期の対決のために、彼の家にやって来た。

アメリカの「R指定」にしては、あまり怖いシーンはない。
失笑も含めて、笑ってしまうシーンの方が多いくらい。
ストーリーは、オリジナルを踏んだと思うが、数年前にシャイア・アブーフ主演の「ディスタービア」に思いっきり似ていた。
「ディスタービア」が、オリジナルを真似たのだろうか?
最初から、3Dで迫力の少しあるB級作品と割り切れば、結構楽しめる。

やっぱり吸血鬼には十字架


44口径の銀の弾丸も効果的


トリビア
初期の、企画の段階では、ヒース・レジャーがジェリーに考えられていた。


オリジナル


最新の画像もっと見る

コメントを投稿