アメリカン・スナイパー / American Sniper

2015-01-17 | 映画






オフィシャルサイト

また、クリント・イーストウッドがいい映画を作ってくれた。
イラン戦争の英雄、クリス・カイルが書いた回想録でベストセラーになった「ネイビー・シールズ最強の狙撃手(原題、American Sniper)」を元にした実話。

主演のブラッドリー・クーパーもいつも以上に本気だ。
プロデューサーとして原作の映画化の権利も獲得し、いつもスマートな体とはうって変わって20キロ近く体重を増やし、本物のクリス・カイルに近づいている。

物語は、イラク戦争のヒーローで、アルカイダからは悪魔と恐れられた、天才スナイパー、クリス・カイルの活躍の裏にある心の葛藤、戦争が人間に与える心のダメージ、そして、彼を待つ家族の苦悩を描いてる。
クリント・イーストウッドが、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」に続いて、愛国心に溢れる戦士、戦争が彼らと家族に与える痛みをじっくり映してる。
対照的に、戦闘シーン、狙撃シーンは、ドキドキ、ハラハラさせてくれてアクション作品としても、とっても楽しめる。
ブラッドリー・クーパーの演技が、とっても良く「世界にひとつのプレイブック」以上かも。やっぱり、彼の目の演技がいい。

僕の勝手な予想では、アカデミー賞の主演男優賞は、ベネディクト・カンバーバッチとの一騎打ちか?(あとの3作はまだ観てないから)
僕は、実話という前知識もないまま観に行ったので、その最後にはびっくり。
そして、あらためて、毎日、戦場であれ、日本であれ、アメリカであれ、この世で人間が毎日生きているということは、奇跡なんだっと考えさせられた。

満員だった映画館は、エンドロールがはじまると大拍手が起きた。
久々に見た光景だった。


トリビア
ブラッドリー・クーパーは、その体作りのために1日8000カロリー(一般男性は2400カロリー)を取って、4時間のトレーニングをした。

クリス・カイルは、シールズのトレーニングクラスで「ローン・サバイバー」のマーカス・ラトレルと知り合い、その後も友人として連絡を取り合っていた。

ブラッドリー・クーパーは、クリス・カイルと数分電話で話をしている。


撮影風景


ブラッドリー・クーパーのインタビュー


クリス・カイルのインテビュー


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