オフィシャルサイト
ダニエル・クレイグの、「カジノ・ロワイヤル」、「慰めの報酬」、「スカイフォール」から続く4作目のボンド作品。
シリーズ一番の強面ボンドだけれど、恋人を亡くして思いっきり落ち込んだり、一番尊敬し愛する”М”を亡くして、また途方にくれたりと、クールだけれど一番人間らしいボンドが過去三作続いた。
そして今回は、前作「スカイフォール」で触れられたジェームス・ボンドの生い立ちが明らかになる。
殆どのМI6のメンバーは前作と変わらず、新Mにはレイフ・ファインズ、新Qにはベン・ウィショー、ボンドのサポートーにナオミ・ハリス。
今回の悪役、スペクターの大ボスに、「イングロリアス・バスターズ」以来、ハリウッドで引っ張りだこのクリストフ・ヴァルツ。
「スカイフォール」で命を落とした旧Mが、密かにボンドだけに残したビデオを元に、新たな悪の組織を一人で追いかけるボンド。
彼はメキシコで、その組織が関わるテロの情報の入手し、犯人一味を殺害して事前にテロを阻止するが、その被害の大きさから、新Mに謹慎を命じられる。
大人しく謹慎するはずもなく、テロ実行犯から奪った指輪を元に、彼が所属する巨大犯罪組織「スペクター」の集会に忍び込む。
そこには、ボンドの養父と共に死んだと思われていた、養父の実の息子のオーバーハウザーが支配する組織だった。
オーバーハウザーは、ボンドの潜入を事前に察知し、彼に殺し屋を仕向ける。
カーチェイスの末、何とか殺し屋を巻いたボンドは、以前「スペクター」の上級幹部だったミスター・ホワイトが隠れるオーストリアに向かう。
ホワイトは、毒物ですでに死期を迎えていて、彼の娘の命を組織から守るように事を遺言にして、ボンドの銃で自殺する。
ボンドが、ホワイトの娘のスワンが務める病院に着いた時には、ボンドを追って来たオーバーハウザーの殺し屋が、彼女を連れ去るところだった。
2時間半は長いかなっと思ったけれど、練られたストーリーと、お約束の次々と出てくるアクションで飽きることなく見れた。
やっぱりクリストフ・ヴァルツがいい。
そして、逆三角形の体型でスーツのよく似合う、ダニエル・クレイグもよかった。
ボンドガールは、何となくイマイチだったけど。
ここ最近の日本の邦題が気になったので、過去の作品についてちょっと調べてみた。
原題では、007とついた題名は一つもない。
邦題でも、「女王陛下の007」以外では、最初の二作に副題に007がついたのみ。
それなのに、何故か、ダニエル・クレイグの作品になってから邦題の頭に「007」がつくようになった。ちょっと邪魔。
そして、もう一つ面白かったのが、ボンド役の報酬と作品予算の関係。
作品一の恥ボンドのジョージ・レーゼンビーを除くと、他の5人は最後の作品は最低でも12%。大体15%前後が最終報酬になっている。
今回のダニエル・クレイグの破格のギャラが一部で話題になっているが、製作費もシリーズ史上最高の2億45百万ドルなので、%だとそんなに歴代ボンド達とかけ離れていない。
これが最後の作品になるとの噂もあるけれど、逆に「Bond 25」というのもアナウンスされているので、もう一作くらい彼のボンドが見れるかもしれない。
これだけ長いシリーズでも、マンネリ化もなく毎作おすすめの安定作。
65%
ダニエル・クレイグ トゥデイ・ショーのインタビュー
ブログ王ランキングへ にほんブログ村へ ブログランキングへ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます