ジョン・ウィック / John Wick

2014-10-25 | 映画






オフィシャルサイト

とっても久々に観たキアヌ・リーヴスの主演映画。
最後に観たのは、2008年にコケた「地球が静止する日」以来だ。
それ以降は、興収が数千万円というような、とっても小さいインディペンデントの作品にいくつか出ていた。
そして去年主演した、製作費175億円もかけた超大作の「47 Ronin」が記録的な大コケをした。何しろ興収40億円にも満たなかったのだから。
私生活でも、ホームレスのような写真を撮られたり、激太りしてたり、もうダメなのかなと思っていた。
そしたら、この作品だ。
やあ、カッコいいのなんのって。
やっぱり、正真正銘のハリウッドスター。
50歳とは思えない切れのあるアクション、抑え気味の低い声、愛する者を失った憂いの表情、「スピード」の時のようにあらためてファンになった。
(何故か「マトリックス」は観ていない)
共演者は、ほとんどが僕にとって無名の人達だがウィレム・デフォーだけは、いつもの独特な雰囲気を出して好演していた。

R指定のバイオレンスアクション作品だが、そのシリアスなストーリーとは対照的に、かなりたくさん笑いのシーンがある。
劇場ではお客が声を出して笑い、手まで叩いて笑っている人たちもいた。
キアヌも、悪党のおっさん達も、ホテルの支配人役のランス・レディックも、大真面目な顔で、客を笑わせていた。
かなり、お気に入りの映画だった。

ジョン・ウィックは、もとロシアマフィアに雇われていた殺し屋。
彼は、癌で死を宣告された病床の妻のために仕事をやめ、妻に寄り添って生活していた。
彼女が亡くなった直後、生前の彼女が自分が死んだ後のジョンを思いやって送った、子犬のデイジーが届いた。
彼は、デイジーを亡き妻の代わりに大切にしようと心に誓った。
数日後、彼がガソリンを入れていると、彼の1969年式のムスタングに興味を持ったロシア人のチンピラ3人が、車を売れと因縁をつけて来た。
ジョンは取り合わず家に戻る。
その夜、昼間の3人がジョンの家に忍び込み、ジョンに暴行し、デイジーをなぐり殺し、車を奪って逃げた。
その3人組のリーダーは、ジョンの元の雇主ヴィッゴの1人息子だった。
ジョンの怖さを誰よりも知っている、ヴィッゴはジョンに電話を入れるが、ジョンはすでにヴィッゴの組織と対決する覚悟をしていた。
ジョン対ロシアマフィアの戦争がはじまる。(このフレーズ「イコライザー」でも使った) 


キアヌ・リーヴスのインテビュー


キアヌとスタッフのインタビュー (シーンの長回しが語られている)