The Strangers (原題 ザ・ストレンジャーズ) ネタばれあり

2008-08-08 | 映画
今回は、人里はなれた別荘で、仮面の集団に襲われるカップルを描いた実話をもとにしたホラー作品「The Strangers





ランキングに参加してます。 クリックお願いします。
  


クリステン(リブ・タイラー)とジェームズ(スコット・スピードマン)は、友人の結婚式に出席した後、ジェームズの父が所有する別荘に向かっていた。
実はジェームズは、この日、クリステンに正式にプロポーズをして、婚約指輪を渡す決意をしていた。
そして別荘では冷えたシャンペンやバラの花が散りばめられたベットが用意されていた。
しかし、そのプロポーズをクリステンが断った事で、車の中は重い空気が流れていた。
別荘についても、きまづい雰囲気の2人を、突然女性が訪ねてきて、別荘のドアを叩いた。
「タマラはいますか?」と、2人には聞き覚えのない人を探している。
ここにはそんな人はいないとドア越しに応えると女性は、引き返していった。
しばらくすると、また同じ女性がタマラを、探しに別荘のドアを叩いた...

     
     キッチンの奥に布袋をかぶった変態が

実話だそうだ。
それはいいのだが、冒頭に余計な事を説明しているので、その時点でどういう終わり方をするのかが分ってしまった。
アメリカでは、百万を越す、暴力犯罪が行われている。
その暴力は、特別な理由もなく、ただ人を傷つける事、恐怖させる事だけを目的とした事件が多く含まれる。
もう変態の世界だ。
この作品は、そういった変態たちの犠牲になった2人の一夜を描いている。

     
     常に相手の後ろをとる忍者ハットリ君

     
     親子で見つめる

映像的な怖さはあまりない。
レコードを小道具的に使ったりした音響で驚かす場面が多い。
そして、訳のわからない者たちからの、さまざまな脅しによる心理的な恐怖が最後まで続く。
救いようのない最後が用意されているが、冒頭の余計な説明の為にこのエンディングは、誰でも予想がつく。

     
     このお面の女には思わず腹が立った

2005年に観た、オーストラリアを舞台にした実話のホラー作品の「ウルフ・クリーク」に同じテイストを感じた。

何よりも怖いのかこれが実話で、解決されていない事件だということだ。

     
     お決まりの足をくじいて歩けなくなる主人公