Jumper (ジャンパー) ネタばれあり

2008-05-03 | 映画
今回は、スター・ウォーズでダース・ベイダーに堕ちていくアナキンを演じたヘイデン・クリステンセン主演の「ジャンパー」





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ミシガン州に住むデヴィッドは同級生のミリーに想いを寄せるごく普通の高校生。そんな彼は冬のある日、川に転落してしまう。だが、溺れそうになったデヴィッドは次の瞬間、図書館へ移動していた。
自分にテレポート能力があると知った彼は、母が家を出て以来、人が変わってしまった父のもとを離れニューヨークへ。そして、その力を悪用して銀行の金庫から大金をせしめ、自由を満喫するのだった。
しかし一方で、デヴィッドと同じ能力を持つ“ジャンパー”たちの抹殺を使命とする組織“パラディン”のリーダー、ローランドにその存在を気付かれ、つけ狙われ始める。
10年後、瞬間移動で世界中を旅していたデヴィッドは偶然ミリーと再会、またやがてジャンパーのひとり、グリフィンに出会うのだが...(Allcinemaより)

ヘイデン・クリステンセンとサミュエル・ジャクソンが、スター・ウォーズ以来、またまた対決する。
立場もスター・ウォーズの時と結構似ている。
ヘイデン・クリステンセンは、テレポート能力を悪用して、大金を手に入れ、その能力に慢心している青年。
一方、サミュエル・ジャクソンは、神しか得てはいけない能力を持った者たちを抹殺しようとする、いわばジェダイ隊だ。
ただ、そのジェダイ隊(パラディンと言うのがこの組織名だが、どこかスター・ウォーズに出てきそうな名前だ)
それに、高電圧ワイヤーが飛び出すライトセーバーまで登場する。

作品の性格上、そのビジュアル効果はさすがにすごい。
スフィンクスの頭の上でワインを飲んだり、ローマのコロシアムでの対決、東京をベンツでの大暴走、砂漠に突然転がりこむ2階建てのバス等々、特殊効果、CGの見所は満載だ。

役者は、いままでに挙げた2人以外に、もう1人最近「ブラックサイト」で好演したダイアン・レインが出ているが、露出度はとても少ない。
彼女は続編が出た時にキーになりそうな気がする。
もう1人続編で出てきそうなのは、本作では本当に最後に数秒だけしか出なかったクリステン・スチュワートだ。
ジェイミー・ベルって役者も、「キング・コング」や「父親たちの星条旗」では全く目立たなかったが、結構存在感のある役者に成長しているようだ。

スピード感もあり、終盤まで一気にのめり込んだが、続編を念頭に置いているので、最後はなんとなく中途半端な終わり方。
これは最近の流行の終わり方か?


トリビア
エミネムは、自分で主演のオファーを断ったと言っているが、監督のダグ・リーマンは、彼がヘイデン・クリステンセンに会った直後にエミネムは主役候補から落としたと言っている。