ナショナル・トレジャー  リンカーン暗殺者の日記

2008-01-06 | 映画
今回は、ニコラス・ケイジの歴史謎解きアクション映画、「ナショナル・トレジャー 」の第2作目、「リンカーン暗殺者の日記」





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ベン・ゲイツは、彼のもとを訪れたウィルキンソンと名乗る古美術商からある驚きの情報を知らされる。
それは、今なお多くの謎に包まれているリンカーン大統領暗殺事件の犯人による日記で消失されていた一部が発見され、そこには暗殺の真犯人としてベンの祖先トーマス・ゲイツの名が記されていた、との衝撃的な内容だった。
大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは何としても祖先の無実を晴らすべく、天才ハッカーのライリー、そしてベンとは今や破局寸前の恋人アビゲイルの協力を得て調査を開始。その日記に伏せられた暗号解析を機に、パリの自由の女神やバッキンガム宮殿へ飛び、徐々に真実へ近づいていく。
しかし、その一方で、謎の一味がベンたちをつけ狙っていた... (Allcinemaより)


ディズニーと「パイレーツ・オブ・カリビアン」のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーがファミリー向けエンターテイメントのシリーズ路線を、もう1度狙った作品。
こう書き出すと、何か夢のないビジネスライクな作品のように聞こえるが、内容は1作目同様(というかほとんど同じ)、謎解きとアクションがいっぱいの大作。

このシリーズは、ストーリーはともかく配役がいい。
ニコラス・ケイジの脇をかためるのは、ヒロインのダイアン・クルーガーに、あのアンジェリーナ・ジョリーの実父のジョン・ヴォイト。
言うまでもなく、2人とも演技力が高い。
そして前回の悪役のショーン・ビーンも渋くてよかったが、その渋さでは負けていない、今回のエド・ハリスもとてもよかった。
今回はこれに「クィーン」でアカデミー賞をとったヘレン・ミレンが絡んでくる。
これだけでも、個性のぶつかり合いになるところを、他にも刑事部長役のハーヴェイ・カイテル、ニコラス・ケイジの相棒のジャスティン・バーサ、それに大統領役のブルース・グリーンウッドと個性的なキャラクターが沢山出てくる。
脚本がいいのか、こんなに多数のキャラクターを、ストーリーを邪魔せずに、それぞれ生き生き描いている。

まあ、あまり細かいことを気にしないで、謎解きとアクションを楽しむ現代の「インディー・ジョーンズ」的作品です。


マウント・ラシュモアでの撮影風景が見れます。



トリビア
ヘレン・ミレンは、「クィーンズ」の好演を称えてクィーン・エリザベス2世から招待されていたが、マウント・ラシュモアでの撮影でスケジュールの都合がつかず辞退した。