今日、「芸術新潮」4月号を書店でチェックした。むろさんさん情報の通り、表紙はカラヴァッジョの《合奏》だった!!
で、内容をチェックしていたら、嬉しいことにペトルス・クリストゥス《キリスト哀悼》も来日予定とのこと!! 嬉しさも倍増♪
ペトルス・クリストゥス《キリスト哀悼》(1450年頃)メトロポリタン美術館
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/435898
ちなみに、クリヴェッリの名も出ていたが、《聖母子》も来日するのだろうか??
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436052
さて、今回の大阪市立美術館「メトロポリタン美術館展」は、どうやら、6月から開催予定のブリスベン(オーストラリア)での展覧会の巡回展のようだ。
Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=CuQVIK9kONE&t=2s
◆「EUROPEAN MASTERPIECES:FROM THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART, NEW YORK」展
・会期:2021年6月12日(土)~10月17日(日)
・会場:Queensland Art Gallery & Gallery of Modern Art(ブリスベン)
https://www.qagoma.qld.gov.au/whats-on/exhibitions/european-masterpieces
多分、近いうちにブリスベン情報なども多く出てくるだろうし(展覧会ブログもあるようだし)、より詳しい内容もわかってくると思う。楽しみだわ♪
ビッグネームがごろごろ、出てますね。
あの大仰なフェルメール?、昔から有名なレンブラント:これはカラー写真では遜色が著しい::ティティアーノ、ルーベンスの大作、
名前だけですが、ヒューホー ファンデアグース、ディエルク・ブーツまである。どれなんかなあ、期待すると、」とんでもないものが展示されていてがっかりすることもあるので、半信半疑ということで。
ついでに日野法界寺の薬師如来については、現在の法界寺は丈六の阿弥陀如来坐像が建物とともに国宝なので、阿弥陀の方が有名ですが、本来の本尊は薬師如来立像の方です。銘はありませんが、記録により永承年間(1050年頃)の作と考えられ、これは平等院鳳凰堂の定朝作阿弥陀とほぼ同時期です。しかし、構造・技法・作風が定朝一派とは全く異なり、比叡山延暦寺根本中堂本尊につながる天台系薬師の古例であり、同時期の都で定朝以外の仏師系統がいたことが分かる作例として貴重です。
で、日野法界寺の薬師如来が平等院の阿弥陀様とほぼ同時期の作とは知りませんでした。定朝の優美な作風と異なる系譜というのも興味深いです。
今日(昨日?)、BS朝日で東博特集番組を見ていたら、懐かしくって、本当に東博に行きたくなりました(涙)。
独立行政法人国立美術館の2021年度計画の表P34に「国立新美術館 企画展 メトロポリタン美術館展(仮称) 2/9(水)~ 5/30(月)」(2022.2.9~5.30の97日間)とあります!
http://www.artmuseums.go.jp/04/0404-2021.pdf
同表の佐藤可士和展の日程も現在実施中の内容と一致しているので、このMet展巡回計画があるのも確かだと思います。また、同表のP40に国立新美術館の2021年度調査研究内容の一つとして「メトロポリタン美術館の西洋近代美術コレクション形成史」が挙げられ、「連携研究機関等」にMetが書かれ、「調査研究目的」が「ア」(美術作品の収集・展示・保管に関する調査研究)となっているのも、この巡回展が実施される有力な根拠と考えられます。なお、気になるのは同表のオルセー美術館展(仮称)が2020.2.2~5.9と、Met展と1週間違いで重なっていること。こんなことあるのか?という気もします。(その通りなら仙台から来て1日で両方見られるかもしれませんね。)
このMet展東京巡回が本当なら、大阪に行く必要もないので助かります。是非実現してもらいたいと思います。(カラヴァッジョに関しては、まさにキリスト埋葬展の埋め合わせになりますね。)
更に、国立新美術館でほぼ同時期に「オルセー美術館展」を開催するなんて!! 地方から上京する者にとっては本当に助かります。
で、むろさんさんのおっしゃる通り、国立新美術館ではカラヴァッジョ《合奏》が《キリストの埋葬》の埋め合わせですね(^_-)-☆