ボルゲーゼ美術館「L'origine della natura morta in Italia Caravaggio e il Maestro di Hartford(イタリア静物画の起源 カラヴァッジョとハートフォードの画家)」展も2月19日で終了予定だ。
ボローニャのFさんから送って頂いたレプブリカ紙の展覧会ページをご紹介する。(Fさんに感謝!)
紙面中央は当時の無名画家(Maestoro della fiasca di fioli )による《La Fiasca》で、どうやら今回の展覧会での衆目を集めたようだ。実は私も2011年2月に「Caravaggio a Roma」展で観ている。 「Caravaggio a Roma」展については、以前も触れたことがあるので、興味のある方はご参考まで→ ここ と ここ 。
ピンボケですみませんね(^^ゞ
《La Fiasca:Fiasca spagiata con fiori》 (1625-1630年頃)
花を挿したフィアスコがカラヴァッジョ的明暗法で描かれており、その存在感ゆえに、或る意味カラヴァッジョを髣髴させ、この無名画家の技量の高さが推し量れる。 このフィアスコの藁の秀逸な描写...カラヴァッジョの影響の大きさがわかるのだ。
ついでにYoutubeで見つけた動画 “GALLERIA BORGHESE: "L'ORIGINE DELLA NATURA MORTA IN ITALIA"も紹介しよう。
https://www.youtube.com/watch?v=PBrkY1J_mhc
今回の展覧会はアルチンボルドやフィジーノの作品も展示されたようで、カラヴァッジョの修業したミラノの静物画の系譜が見て取れる。カラヴァッジョはその系譜をローマに持ち込み、アンブロジアーナの《果物籠》で、真にイタリアの静物画を確立する。そのカラヴァッジョに影響を受けた静物画家たちの作品が集結したのが今回の展覧会といったところだろうか??
う~む、やはり観に行けばよかったかなぁ(^^ゞ
旧?ローディ コレクションのイメージをあげてみました。
http://reijibook.exblog.jp/25383025/
《リュート奏者》はカラヴァッジョ作品がどれだけ評判になったかがわかるような気がしますです(^^ゞ