花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

「Primavera」行き(^^)

2020-03-16 14:09:30 | 西洋絵画

近所を散歩していたら、白梅や沈丁花は満開、辛夷は蕾が膨らんでいたし、白木蓮の枝にも小さな蕾を発見、ようやく仙台も春めいている。

さて、「春」と言ったら、もちろんこの作品。

ボッティチェッリ《Primavera(春)》(1482年頃)ウフィッツィ美術館

で、思わず笑ってほっこりしてしまったのは...NHK「まいにちイタリア語」テキストのイラスト。

《Primavera(春)》のご一行様が、ツァーコンダクターのメルクリウスに引率され「Primavera」行の列車に乗り込むの図 (*^▽^*)。



最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むろさんさん (花耀亭)
2020-03-25 00:47:25
はい、ボッティチェッリのことはむろさんさんにおまかせします(^^)/
ちなみに、表紙イラストレーターさんは good job でしたよね(笑)
で、「FORMA E COLORE BOTTICELLI LA PRIMAVERA」は拡大画像が楽しめる本のようですね。見つけたら買ってみようと思います。
植物に関しては昔TVで「メディチ家のヴィラにあった植物を描いた」というような内容の番組を見た記憶があります。さすがボッティチェッリ究本は色々出ているようですね
西美の地下にはボッティチェッリもクリヴェッリも...観客も主催者側も辛いですよね。
東京の感染者も拡大しているようですし、4/11は残念ながら危ないかもしれません。本当に早く収束してほしいものですよね(>_<)。
返信する
Unknown (Unknown)
2020-03-24 20:53:05
むろさん>FORMA E COLORE BOTTICELLI LA PRIMAVERA、私が持っているのはSADEA/SANSONI EDITORIのもので、発行年が書かれていません。bibliografica欄に1967年の本を引用しているので、これ以降の発行です。1965年版と内容は同じだと思いますが、改訂版なのでしょうか。

再三チェックしてみたら、実は年期がなく、しかも確かにBibliographicaに1967年のものがはいってました。貴蔵本と同じものだと思います。刊行年は1968ぐらいでは?実は色々な文献で1965だと書いてあるので、それに引きずられたわけです、価格は800リラでした。なぜかこれだけははっきりしてます。

返信する
ボッティチェリのことは (むろさん)
2020-03-24 01:12:56
おまかせください。追い続けて40数年、中でも「春」は最も好きな絵の一つです。

ご紹介のイタリア語テキスト表紙絵、思わず笑ってしまいますね。

また、FORMA E COLORE BOTTICELLI LA PRIMAVERA、私が持っているのはSADEA/SANSONI EDITORIのもので、発行年が書かれていません。bibliografica欄に1967年の本を引用しているので、これ以降の発行です。1965年版と内容は同じだと思いますが、改訂版なのでしょうか。ファブリ画集と同じような薄っぺらな本ですが、細部をこれ以上拡大した本はないようなので、価値のある本だと思っています。

PRIMAVERAの細部を取り上げた本と言えば、修復後の研究ですが
LEVI DANCONAのBOTTICELLIS PRIMAVERA,1983が興味深い本です。
画面を埋め尽くす多数の植物、花々を同定したもので、細部の写真とそこに描かれた植物の図解(線画)が並べられています。(アネモネ、アイリスなど40種については植物図鑑から図を引用)
プリマベーラの修復を扱った朝日文庫「世界名画の旅3イタリア編」にはこの修復と描かれた花にまつわるエピソードが載っていて、植物の数は約500としています。ただ、この本には何故かLEVI DANCONAとその著書のことには全く触れていません。

ボッティチェリと言えば、今上野西美に1枚来ていますね。しかし、展示も済んでいるのにいつ公開されるか全く分からない状態。30分以内で行ける所にあるのに見られないもどかしさ!今日のニュースでは都知事が4月半ばまでのイベント等自粛延長を打ち出したようなので、4/11に予定されている西美のクリヴェッリに関する講演会(愛媛大学上原真依)の開催も怪しくなってきました。楽しみにしていたのに!

返信する
山科さん (花耀亭)
2020-03-18 23:39:44
貴重な画像のご紹介ありがとうございました!!
なるほど、修復前はかなり痛んでいたのですねぇ。でも、ボッティチェッリらしい繊細な描写(ヴェールの透け感とか、花々の描写とか)が良くわかりますね。
しみじみ思うのですが、やはり《Primavera(春)》はイタリアだけではなく世界の宝ですよね(^^)
返信する
修理前 (山科)
2020-03-18 09:16:41
プリマヴェーラの修理前の拡大写真を紹介してみましたURL。なんか幽暗な感じでしょ。
また、妙なところに虫食い孔があります。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。