花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

山梨県美術館「バロックの巨匠たち」展を観た(3)

2017-05-23 23:58:12 | 展覧会

今回の展覧会ではレンブラント《髭のある男の肖像》が展示されていた。

レンブラント・ファン・レイン《髭のある男の肖像》 1643年 油彩、板 21×16cm 

ヨハネ・パウロ2世美術館 ©Museum John Paul Ⅱ Collection 

私は美術ド素人なので、レンブラント帰属問題についてはよくわからないのだが、帽子の縁を描写する黒くうねうねとしたひと筆に目が惹かれ、どこかで観たような気がしてしまった。多分、版画作品やトローニー作品の中に同じような帽子があったのかもしれない。

実はこの作品を観ながら、ふと、この黒くて地味な帽子とは全然違う、深紅色の美しい帽子を思い出してしまった。 

その深紅色の帽子の作品は、今まで観たレンブラントの中で一番好きな作品であり、最も美しいと思っている。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rembrandt_-_Saskia_in_pompous_dress.jpg

このリンクよりもガイド本の方がまだ良いような気がするので、デジカメ撮影してみた(汗)

 カッセル美術館のガイド本

レンブラント《サスキアの肖像》(1633-1634年頃)カッセル美術館

実物は、帽子も衣装も、その天鵞絨の真紅色の深い色合いはもっと美しい。高貴さを感じさせる横向きのサスキアからは、画家の妻への深い愛情が滲み出ているように思われ、本当に素晴らしい作品なのだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。