東北歴史博物館「ラスコー展」を観た。サクッと感想をば...。
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=882
いやはや、躍動感あふれる動物たちが顔料で色彩を描き分けられていることの驚き!! およそ2万年前…これこそ絵画芸術の始まりじゃないのだろうか?と思ってしまったくらいだ(^^;
もちろん、洞窟も動物の絵も模写されたレプリカだけど、展示されている模型やデジタル映像から、当時の人々が優れた観察眼と写実力を持っていることがよくわかったし、細長く真っ暗な洞窟に明かりを灯しながら、それでも描こうとする意志の大きさを感じることができた。
それから、当時の石器だけでなく、トナカイの骨を使った道具類、特に縫い針の発明は凄い!!クロマニョン人って器用だったのねぇ(・・;)。それに、既に装飾を身に着けていたり、なんだか、おフランス人と共通するところがあるかもと思ってしまったのだわ(^^;
で、会場の冒頭にクロマニョン人親子の復元模型が展示されていたのだが、その子供が私的には少女のように見え、美少女だなぁ~と思って見ていたら、ちょうど引率されて見学に来ていた小学高学年ぐらいの少年グループからも「美人だな~」と言う声が上った。思わず「ぷぷっ♪」と心の中で笑ってしまった(^^)
ということで、サクッと流してしまったが、考古学苦手な私にも楽しめた展覧会だった。
昨年、6月1日にマドリードの考古学博物館でアルタミラ洞窟壁画レプリカをみたときも、いいものだなと思いましたので、こういうケースではレプリカ展示は悪くないと思いました。
ちなみに、鳴門の大塚国際美術館でも、ポンペイ壁画のレプリカの秘儀荘一室そのまま展示などは素晴らしいものでした。油絵のレプリカなんかやめてラスコーやアルタミラのレプリカ展示すればうけるだろうにと思ったものです。
で、マドリードの考古学博物館にアルタミラのレプリカがあるとは知りませんでした(・・;) 。美術館だけでなく博物館も見逃がせませんね(^^;;
大塚国際美術館は行ってみたい美術館です。おっしゃる通り油彩画の実物とは比べ物にならないとは思いますが、大規模作品を追体験できるのが面白そうで、ぜひポンペイ壁画も見てみたいものです(^^)。更に洞窟画もあると楽しそうですよね(笑)
大塚国際美術館での見物は、
ジョット スクヴェローニ礼拝堂
ポンペイ 秘儀荘
エトルリアの壁画墓の再現
ロマネスク壁画聖堂の一部の再現
でしょうか。ロマネスクのものなど迫真でした。
油絵やテンペラはひどい出来です。
ラヴェンナ サンヴィターレのあのモザイクのレプリカもなかなかよい感じでした。
どれだけ大きな美術館なのか、想像が追いつきませんです(笑)
いくらサイズがわかると言っても、油彩やテンペラは質感勝負ですからねぇ...もしかして、遠くから眺めるのが良いのかな??
で、モザイクと陶板ってなんだか似ているような気もしますね(^^;