最近、ちょっと集中して調べている事があるのだが、その最中に、たまたま見つけたのがジョヴァンニ・ベッティーニ・ダ・ファーノ(Giovanni di Bartolo Bettini da Fano)《建設中のテンピオ・マラテスティアーノの光景》(1457-1468年)である。ボードリアン図書館所蔵と知り、すぐに調べることができた(^^)v。
レオン・バッティスタ・アルベルティ設計《テンピオ・マラテスティアーノ》(1450-68年)
《テンピオ・マラテスティアーノ》北側面
ダ・ファーノの写本挿絵を見ていると、当時の工事の様子が生き生きと伝わってきて、ああ、こういう風にして造られたのだなぁ、と感慨深い。
ちなみに、このダ・ファーノの装飾写本(オリジナルは消失)は、バジニオ・ダ・パルマ(Basinio da Parma)の長編詩『ヘスペリ(Hesperis)』に基づくものであり、彼はこの中でシジスモンド・マラテスタの偉業を称えている。