花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

3月に観た展覧会

2007-04-11 23:12:34 | 展覧会
■■3月に観た展覧会■■

・「冬季展 銀器の名工-沢田宗味」 (畠山記念館) ☆☆☆★
  銀器はあまり惹かれなかったが、何と言っても本阿弥光悦の赤樂茶碗「李白」が嬉しかった!酒好き李白の顔の色だろうか?(笑)。尾形乾山の白梅が可愛い「結鉾香合」も気に入る♪(チケット感謝!>okiさん) 

・「生誕120年 富本憲吉展」 (世田谷美術館) ☆☆☆
  富本の作品変遷を辿る。日本の伝統を踏まえてはいるが、英国留学で得たものの大きさを知る。空間を埋める模様はアラビア模様の影響もあるかも。(チケットThanks!>okiさん)

国立西洋美術館 常設展  ☆☆☆☆
   2005~2006年新規購入作品の展示にヨルダーンス「聖家族」があった。やはりCARAVAGGIO風♪【版画展示室】にはションガウアーやデューラーも!「書斎の聖ヒエロニムス」に感動!!ヽ(^o^)丿

・「華麗なるハリウッド映画衣装展」 (大丸ミュージアム) ☆☆☆
  映画「マイ・フェア・レディ」の衣装が本物&レプリカで展示されていた。オードリーってウエストが細い!「タイタニック」のガウンの繊細なデザインに惚れ惚れ♪(チケット感謝!>okiさん)

・「異邦人たちのパリ1900~2005」 (国立新美術館) ☆☆☆★
  モディリアーニとブランクーシ「眠れるミューズ」が何故か似ているような気がした、ということはキリコも似ている??(かなり意味不明かも(^^;;;)

・「ミレー、コローとクールベ展」「常設展」 (青山ユニマット美術館) ☆☆☆★
  常設展の方はシャガールとエコール・ド・パリで、国新美の展覧会に呼応しているかのようだった。クールベ「シヨン城」の静けさを味わう。でも、常設の藤田嗣治「薔薇」がとても気に入る。

・特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」 (国立東京博物館) ☆☆☆☆
  「受胎告知」はウフィッツィよりも高い位置に展示されているし、いつもの自然光に近い状態から凝った照明になっていた。なるほど、端正さが強調されたような気がする。会場で「右側から見るんだって」と言う話し声があり、ふ~ん!と鑑賞。後日、NHK番組で確認(笑)。平成館の展示も勉強になること多し。ウフィッツィではサックリと通り過ぎてしまったし(^^ゞ

・「桜 さくら サクラ・2007-花ひらく春」  (山種美術館) ☆☆☆★
   毎年この季節は千鳥ヶ淵の桜と山種の桜で春爛漫を味わう。今年もまた速水御舟「春の宵」を堪能できた♪

・「人間の奥行き-ヴァンジ作品展 2000-2006」 (イタリア文化会館) ☆☆☆☆
  ヴァンジ作品は人間の内面を、立体としての奥行きを通して表現している。その身体表現は空間の中に屹立する個の痛切な祈りであり叫びであり意思である。現代彫刻でありながら、わかりやすく、深く心に喰い込んでくる。