Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

天神祭の意味について

2009年07月25日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

のち   

  土曜日。天神祭にいくことになっている。気になるのは天気だけ。
  朝は雨。

  ゆっくり過ごしている。子どもも疲れているようだしちょうどよかった。

  雨の日の部屋で彼女たちは何をしてるんだろう。午前中は、ちゃんと勉強も
  していた。もともと素直なのだ。

  ふとあとで覗くと、Rinがこんなこと書いてた。まあ、まだまだ子どもなのだ。

  「雨が降ったら行けないね」

  Nonは。それはいやだな。やんでほしいな、と言った。
  Rinは。じゃあ家にいようよ、と言った。
  
   

  「雨が降ったら行けないね」

  どちらのお願いが届いたのか、なんとか曇りでおさまってくれた。 

  バスと電車ででかけることにする。きっとぼくは  飲むからね。
  それにここは市内にも近い。そうたいして時間はかからないのだ。

  そう。5時すぎには天満橋に着いてしまったのだ。
  浴衣の女の子や、「祭になるとでてくる(by 嘉門達夫)」ヤンキーの兄ちゃん
  も、ちゃんとセットに山のようにあふれて天神祭の玄関口、八軒家浜は
  混雑している。

                

   天神祭にくるのは2年ぶり、いや3年ぶりだろうか。忙しくてこれなかった
   年月はなんとか乗り切って、いまはRinNonと3人できている。不思議なものだ。

    

      

  天満橋はすでに歩行者のみ通行できるようになっていて、祭のハイライトが
  近いことがわかる。橋の上から川を撮ってみたり、歩きながらいろいろして
  いるけれど、2人はとくに緊張もせずについてくる。
  こんな人ごみなら、昔なら、もう緊張して2人手をつないで、ぼくとも手をつないで
  かたまって歩いていたものだと思いだしているが、目の前の2人はもう普通に
  歩いている。おもしろそうにキョロキョロするわけでもなく。
  
  上海の人ごみでもう馴れてしまっているのだろうか。そもそも「昔なら」って
  いったい、いつのことなんだろうか。

  上海に家族集結したころ?それとももっと前?

 

   世の中の父親はみんなそうなのだろうか?それともぼくがダメすぎるのだ
   ろうか?成長して親離れしそうな子どもをみて躊躇する父親なのか、
   自分がコミュニケーションスキルが不足していて躊躇しているだけなのか
   それすらわからないような気がして…

   とりあえず屋台でも歩けば気もほぐれてくるだろう。
   天満橋のほとりから大川沿いに入る。

                     

   双子でも順応性に差があるものだ。少し早く屋台の状況になれたNonがまず
   りんご飴を欲しいと言った。

   ミッキーみたいに、耳がついているもの。すでに鼻を食べたあとだけど写真
   を撮る

    鼻? ミッキーに鼻? ちがうのかもしれない。なんかとがった鼻だったし

        

  次にキャラクター釣り。やはりNonだけ。Rinは首をぶんぶん横に振って
  やらないと言い張る。まるでお祭りに来たのが、面倒だったのよと言わん
  ばかりに。

  

   ぷーさんの抱っこちゃんみたいな他愛もないおもちゃをGETしたNonは
   満足そうに歩いていくそばで、なんだかRinは不満そうに歩く。

   難しいものだ 

           

  橋をわたる。川崎橋の上で見ると船渡御の準備ができている。この橋は
  18時に封鎖。(ここにひとが殺到するのを防ぐため)以後渡れなくなるので
  ここでRinNonに意向を確認するが、とくに天満宮側に行きたいわけでは
  なさそうなので、渡りきって桜ノ宮側に入る。

    



  川崎橋でいろんな人が通り過ぎる。Rinが少しぐずる。Nonが一生懸命
  慰めている。「なにがほしいかあててあげようか?」

  面白い2人だ。こういうときになじめないRinを普通に理解して、あやして
  あげている。ぼくはRinに似ている(というかRinがぼくに似ているんだろうけど)
  ので、こういうときに理解者がいないのは結構つらかった。

               

  ちょっとした気分なのだ。まわりのテンション、その上がり具合と自分が合致
  しないときに、かなりへこんだり、ぽつんと取り置かれたことに冷めてしまった
  りするのだ。でも双子でよかったと思う。海外でやっていっているだけのことは
  ある。

    

  対岸に渡り、歩き続ける。さっきよく似たものをしただろうに、Nonがまたもや
  ヨーヨー釣りをしたいと言いだす。そしてRinを誘うと、ついにRinもやるという。

  この阿吽の呼吸って双子だからだろうか?ようやくRinがお祭りの雰囲気に
  追いついた瞬間だった。

      

  でもふたりとも下手っぴだったけどね。まあちゃんとこういう店は1つは
  くれるからいいのです。 

 

  ついにおなかがすいたというので、ごはんに。ぼくはビールと焼きそば、唐揚げ。
  小食のRinと一緒に食べる。

  Nonはほたての焼いたものが食べたいというので買ってあげた。それだけ1,000
  円もしたのだよ  でもあんまり焼けてなかったね。
  ほぼ一人で全部食べきったNon。

  「もうちょっと焼いて欲しかったな、でも一番おいしかった  」 まあそう言って
  いただけると、ほたても店のおじさんも本望だろうね 

                     

    食べている途中で花火が少しあがる。練習だろうか。それともそろそろと
    いう合図かな?

        

  花火を見たがるので、近くまで移動、大川を天満橋側に少し戻る。
  船がさまざまに通っていく。RinNonはラムネ、ぼくはただお茶を飲み花火を
  待つ。

   

  大阪日日新聞と書いた文字が掲揚される。向こうでは同様にECC。メイン
  スポンサーなんだろうか。花火が始まる。銀橋の向こうとこちら側、時を
  おいて交互に花火があがっていく。

       

  前にいる家族のはしゃぎように、「見えないなあ」とか言いながらRinNonも
  花火をみている。

   

  2人の目に花火はどんな風に見えるだろうか。どう感じているだろう…

                     

  とか感慨にふける間もなく、

     「かえろ」

  という2人。なんでやねん   食べたし、ちょっと花火もみたし…ってな感じ
  なんだろうか。
              

   そういわずにと、チキンラーメンの船をみようと。
   Nonの顔に似ているとはやしてみたりして、さらに花火をもう少し。

       

  結局Rinのために、もうひとつかき氷を買って歩きながら帰ることに。
  かき氷を買っている最中に、大きな音で本格的に花火が始まったことを
  知らせてきたけれど、多くなって電車で混むのがいやというRinNonの決意は
  固く。

  たしかに歩きやすい道を3人で元気に京橋まで帰りました。

  これはこれでいい思い出でした。 

   電車で守口に着くと雨。ちょうどよかったのかもしれません。
     バスがなかなか来なくて、3人で暗いバス乗り場で待ったけど、遠くには
    まだ天神祭の花火の音が。そういまがメインなんだよなあ

  (あとで聞くと枚方でも音や花火が見えるということ。大阪一大イベントだ)

   

  RinNonは楽しみにしてなかったんだろうか。 疲れただけだったのかな
  2人の部屋にあがって、Rinの書いたアルファベットの後ろ、黒板をみてみると。

  

  Nonの書いた花火が。きょうはずっと楽しみにしてたんだ 。
  なかなか口に出せないものなのだ。そういうお年頃。

  理解するのは大変だけど、でもまあ…  悪くない。

   
         



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