ふと先週温家宝首相が来日していたことを思い出した。なんだか違和感だらけだったので感じたことを。。
今回何しに首相が来たかということ根本の議論があまりなかったなと。
記者会見が設定されないのは、靖国についてコメントを求められない
ためで、今回はこれを禁句としているようだ云々・・
日本人はみんな気づいてないのかな。靖国はいつも日本側で参拝する
から問題になるのであって、中国側からわざわざ持ち出す話題では
ないのだ。しかも現在日本はアメリカから靖国問題を責められている。
アメリカの謀略にはまって開戦したと展示されてる云々。。中国に言わ
れたら泣きっ面に蜂になってたはず。日本を逆に気遣ってたのかも
しれない。東アジアの共同盟主として自分にも火の粉が来ないように
動いただけかもしれないけれど。
あるいは温家宝首相は今年秋の続投のために失言を控えたいと考え
ているという説。これはあまりに日本的な匂いです。確かに権謀術数
渦巻く政界であることは周恩来の話などからもでてきますが、いま胡・
温体制を劇的に変化させるメリットはさっぱりありません。なぜなら
オリンピック・万博を控えて政争の匂いのある交代はありえないと
思えるからです。
やっぱり中国のほんの都市部のほんの一部をさらに曲解したうえで、
最悪の誤解を導き出す日本、とくにマスコミの不勉強はどうにも鼻に
ついてしまう今日この頃ですね