釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月29日 残っていたウネリ

2021年06月30日 | 日記
前日までの雨と風の影響が、大きなウネリとして残っていた。

「このウネリは、どれくらいだろう」

「2メートルは、有りますね」

北東から寄せてくる、大きなウネリ。

近くまで来ると、波の壁のように感じる。

ただ、気持ちが落ち着いていたのは、ウネリに白波が立っていなかった事。



そのウネリを一つ一つ乗り越えながら、ポイントに向かう。

船の側面に、ウネリがぶつかって来る事が無いのが、一安心。


潮は、雨の濁りも殆ど無くて、下潮もしっかりと動いている様子。

「潮は、動いていますね」

脇坂さんも、佐藤さんも同じ感想だ。


一流し目から、アタリが来た。





佐藤さんに、キジハタがヒット。






脇坂さんには、ニベがヒットしてきた。

このニベは、写真だけ撮って海に帰した。


真鰺のアタリも、出てきた。






真鰺が、ジグにヒットしてくる。

しかし、途中で針はずれが多いのも事実だ。

「どうにかしたいけど、鰺は口が弱いからね」

時には40センチ前後の良型がヒットしてくるだけに、何とか対策を取りたい。


佐藤さんに、強いアタリが来た。

ベイト反応が、乱れているところでは、何かが居る様だ。



慎重に、そして大胆に、相手の走り対応していく。

「ブリですね」と、脇坂さんも横で応援。





上がってきたのは、82センチの太ったブリ。

船上に上げた後も、バタバタと大暴れしていた。


佐藤さんの好調は、続いた。






竿先を叩くアタリ。

真鯛のアタリが来た。

慎重に巻き上げていく。




58センチの、良型の真鯛。

最近は、少しずつ真鯛の調子が上がっているのかも、知れない。

産卵後の荒食いで、ヒットする可能性が上がっている気がする。


脇坂さんには、良型の真鰺がヒット。






ポイントは、有る程度流しを入れたら、移動する。

瀬周りよりも、ベイト反応のある場所。

ベイト反応が乱れていたら、尚嬉しい。


思わぬヒットもあった。

「タチウオだ」



突き上げるような、上に走るようなアタリの正体は、タチウオだったのかも…。


時々、魚探にビックリするような、ベイト反応が出てくる。

「此は、良いかもね」

じっくりと、その中を攻めていく。

鰺と思われる、バイトは可成りある様子。

「あっ、外れた…」

と言う声が、お二人から聞かれる。


その中に、大アタリもある。





いきなり走るアタリは、ニベだった。


重量感タップリのアタリも、来た。





何度も、ラインが引き出される。

「ニベっぽくないですか」

「そんな気もしますね」

ゆっくりと、巻き上げていくと、海中に銀色に光る魚体。




10キロクラスの、大きなニベ。

エア抜きをして、海に帰そうとしたが、潜り切らなかった。


時化後の、ウネリを乗り越えての釣行。

「アタリが来るだろうか」と、不安も吹き飛ばす事が出来た。

明日以降は、天気が崩れる予報。

海の様子が、変わらない事を祈りたい。



6月27~28日 雨、雨、雨

2021年06月29日 | 日記
日曜日に「出られるなら、時間をずらしてでも」と思い、夜明けに海の様子を見に行った。

海上はウネリがあって、岩場では波飛沫が上がっていた。

お客様に連絡して「やはり、無理ですね…」と、連絡する。

昨日は良くても、今日は悪い。

安定しない天気に、気持ちが迷ってしまった。





日曜日の船着き場には、仲間が船を出す準備をしていた。

「出るの?」

「チョット、出てみようと思って」

「表は、時化てるよ」

「防波堤の内場で、鰺でも狙ってみる。雨が激しくなったら帰ってくると思う」

「気を付けてね」


そんな会話を交わして、私は帰路に着いた。


自宅に帰る前に、再度、海の状況を確認に行く。

土曜日の海を、振り返ってみた。


土曜日の海は、納竿前には上り潮が入ってきた。

私の船ではブリが出て、仲間の船ではイサキが出ていた。

沖から入ってきた上り潮。

この潮目で目撃したモノは、鰯ボールと思われるナブラ。

これに青物が着いていないか、直ぐには動けなかったので気になった。

お客様の釣果をタモに納めて、直ぐに沖合を確認したが、鰯ボールは消えていた。

「何も着いていなかったのかな」

お客様とも、海面の変化を探したが、見当たらなかった。


しかし、船を流しながら、鰯と思われる魚が、海面を跳ねているのは、確認できた。


上り潮が入る前は、船がフラフラと回転して、安定しない潮だった。

餌釣りの仲間も「船がフラフラして、釣りにならない」、嘆いていた。

また、下潮と上潮の流れが違う、二枚潮にもなっていた。

感じとして、大きな渦巻きの中に船があるような感覚を受けていた。


これが、やや流れの一定している上り潮が入った事で、一時的に安定したのかも知れない。


この雨の後も、潮が安定しているかは、分からない。

気になったのは、上り潮が入ったにも関わらず、潮の色は薄い黄緑掛かっていた事。

最近は、水温が21度~23度の間を上下している。

上り潮では有っても、水温が上がるほどでは無いのかも…。


明日、出られたら、直ぐに潮を確認したい。

夕方の海は、ウネリが残っていたのが気になる。

6月26日 駄目なら帰ろう

2021年06月27日 | 日記
天気予報では、昼前から南東の風が吹いてくる予測。

雨も降って、海上では、波が2メートルになる予測。

「朝間詰めだけでも、やれませんか」

「厳しいと思いますけど」

「朝になって出られた時は、寂しい気がして…」

「了解です。出てみて、駄目なら直ぐに帰りましょう」

時化を覚悟で、船を出してみた。



「あれ…、行けるかも知れない」

朝の海は、ウネリもなくて、穏やかに感じた。

「沖に出てみましょう。北風が、少し強いですね」

北風なら、少々強くても、気持ちの上では焦りは少ない。


ポイントに入り、潮を確認する。

緩い下り潮が、流れている。

「潮が速いですね」と、塩田さんの声がする。

「下潮がも速いですか。上は、0.7ノット前後に成っています」

上は下り潮だが、下は上り潮の、二枚潮になっているみたいだ。


仕掛けを少し重たくして、投入する。

鬼塚さんに、アタリが来た。

「どんなですか」

「重たいですね。根魚かな」




オオモンハタが、ウッカリカサゴと一緒に上がってきた。

「お土産確保です」


鬼塚さんに、アタリは続く。




ジグとジグサビキに、太った目鰺がヒットしてきた。

走り回り、引きもそこそこ強い。

この時間は、鬼塚さんに目鰺が続けてヒットしてきた。


「このアタリは、違うかも知れません」

竿先をバタバタと、叩くアタリ。

「真鯛ではないな。イサキかな」




上がってきたのは、良型の真鰺だった。

「この真鰺は嬉しいですね」と、鬼塚さんの表情がホッとした様子。




ポイントを移動すると、移動先の海面に鮫の背びれが確認できた。

「鮫は、嫌ですね」

一流しして、直ぐにポイントを移動する。

海底の、ベイトを探しながら移動していく。

「良い感じの反応が出ています」と、竿を出していく。




風が東寄りに変わり、沖からさざ波が立つ潮目が入ってきた。

潮目の周りには、沢山のカツオ鳥が飛び回っている。

海面に、ベイトが浮いているみたいな様子だ。

そのカツオ鳥が、船の近くを過ぎた時、塩田さんに強いアタリが来た。




ラインが、音を立てて引き出されていく。

「ブリです。ブリが来ました」




ここから、慎重なやり取りが開始される。

攻防のラインは、水深50メートル辺りのようだ。

巻き上げた分が、直ぐに引き出される。

スリリングで、楽しい緊張感の連続だ。

「見えてきました。ブリです」




無事に上がってきたのは、102センチの丸々と太ったブリ。

「これで3連続のブリの釣果だ」と、マスクの下は塩田さんの笑顔が感じられる。


塩田さんの好調は、此で終わりではない。


入ってきた潮目は、上り潮の潮目。

その上り潮に乗って、船を流していく。

「来ました。また、ブリです」




直ぐにやり取りが、開始される。

「さっきほどの、大きさではないです」

ラインを、素早く巻き上げていく。

海面に、ブリが浮いてきた。




76センチの、ブリ。

これも、ベイト沢山食べているようで、お腹はパンパンに膨らんでいる。


潮も、上りが入り、期待が膨らんできたのだが…。

水平線に、大きな雨雲が見えてきた。



雨も降りだしている。

「風が南東に変わりそうですね」

「引き上げましょうか」

良い潮が入って来たけれど、ここは、安全第一。

「時化てきたら、引き上げましょう」出船前の話通り、引き上げる事にした。

6月25日 釣りは楽しい

2021年06月26日 | 日記
今日の潮は、良い方に展開した。

潮の色としては、黄緑掛かった、良いとは言えない潮だった。

朝一のポイントでは「下潮はスカスカした感じです」と、不安な気持ちになった。

ベイト反応を探して、船を走らせる。



良い感じの、ベイト反応が出てきた。

「少し、やってみましょうか」

渡辺さん、祝迫さん、中村さんに、竿出しを勧める。

竿出しと同時に、アタリを捕らえたのは渡辺さん。




良い感じの、竿の曲がりだ。

「真鯛だと思います」と、渡辺さん。




上がってきたのは、1キロ超の綺麗な真鯛。

このアタリを皮切りに、ポツポツとアタリが出始める。


船首で頑張っている祝迫さんにアタリが来た。




最初は小さいアタリの様に感じていたが、途中から、急に走り出した。

「ハガツオじゃない」と、声援が飛ぶ。




上がってきたは、3キロ近い良型のハガツオ。

時期的に、ハガツオが回る頃でもある。

久し振りのハガツオが、嬉しい。


ポイントを変えると、良型の真鰺がヒットし始める。







渡辺さん、祝迫さんが良型の真鰺を連発。

大きいのは、39センチ有った。


この鰺のアタリの中から、大きなアタリが来る。





強い引きに、ラインが引き出される。

鋭い突っ込みに耐え、少しずつ獲物を浮かしていく。

「後少しで、浮いてきます」

「ブリです」




75センチの、太ったブリが上がってきた。

鰺、鰯などのベイトを腹一杯に食べているのろう。

皆さんから「おめでとう」の祝福に、祝迫さんも笑顔が満開。


中村さんに、アタリが来た。




良型の真鰺に、笑顔が良い。

ジグの選択が上手くいくと、鰺がジグにヒットしてくる。


渡辺さんにヒットしてきたのは、チカメキントキ。




体色の赤と、透き通った目玉の金色が綺麗だ。



アヤメカサゴも、ヒットしてきた。


祝迫さんにヒットしてきたチカメキントキは、大きかった。




深場に住むチカメキントキのヒットは、嬉しい。

「デカイね」

再び、皆さんから祝福の声。


沖から、潮目が入ってきた。

「良い潮目だと良いのですが…」

少し、濁りが入っている。


そんな潮目の中でも、真鰺がヒットしてきた。

中村さんが、竿を曲げる。




良型の真鰺が、上がってきた。


最近は、潮の好不調の波が大きい。

一日で、釣果の好不調が入れ替わる。

釣り人にとっては、厳しい条件といえるだろう。


今日の釣果は、良い方に回っていった。

帰りの船中は、楽しい会話が弾んだ。


6月24日 潮に大苦戦の日

2021年06月25日 | 日記
一日で、潮が大きく変わる。

「下潮が動いていない」

「船がフラフラして、安定しない」

「アタリが渋いですね。瀬周りを攻めてカサゴがアタルくらいですね」

色々なところにいる仲間達も、異口同音に潮の不調に苦戦している様子。


沈み瀬周りのベイト反応を叩くと、カサゴは反応してくる。





アヤメカサゴが、思い出したように針掛かりしてくる。

潮の活性が見られない時の、瀬周りを攻める時に多くヒットする。


しかし、潮目にはブリらしきナブラも見られる。


ベイト反応が良い場所では、強烈なアタリも来た。




竿が立てられず、ラインがどんどん引き出される。

「鮫かな…」

「鮫なら、途中で止まりますよ。止まったら、円を描くように泳ぎますよ」

「ブリも、時折、同じような反応を示しますね」

いろいろと想像しながら、相手の走りをなんとか止めに掛かる。

ジグの針は、大きめの1本針にしてある。

力を込めて、フッキングする。

真っ直ぐに、真下に突っ込んでいく。




真下に走っているだけに、船で差を詰める事は出来ない。

「何とか、頑張って」

声援を送るが…。

思い切って、浮かせに掛かった時、針が外れた。

「針掛かりが浅かったみたいです」

簑原さんの海面を見やる表情が、その口惜しさを物語っている。


「2度目ですね」

今日の大当たりは、2度目だ。


動きの悪い潮でも、ベイトには何かが付いていると感じた。