釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月31日 物は考えようかも…ネ

2017年03月31日 | 日記
南から寄せてくるウネリが、岩場に当たって大きく飛沫を上げる。



夕間詰め時に見に行った海は、大時化状態。

明日も、寒気の影響で天気は安定しないみたいだし…。

「春に三日の天気無し」と、言う言葉を思い出した。

冬から春に天気が変わるときは、気圧が不安定になる。

去年も、一昨年も同じ事をカレンダーに書き込んでいる。

昨日の海の状況を考えたとき、もっと時化ても良いかな…と、思ったりもしている。

海の底から、捲り返す様に時化てくれれば、海水が掻き混ぜられて水温が安定する方向にならないだろうか。

モノは考えようかな…と、ちょっと思っている。

その昔、海で素潜りをして遊んでいた頃。

瀬際などで波飛沫が上がるときに、海面から水の力で海底に押さえられた様な感覚を感じたのを覚えている。

今思えば、どれだけ危険な事だったのか。

気持ちが、ぞっとする話だ。

上が時化れば、その力は海底付近まで及ぶ事になるはず。

下の潮と上の潮が、上手い具合に掻き混ぜられないだろうか。

人間が思う様に、都合良く行くはずはないけれど…。



南から風が吹いてくる時、漁師さんが良く言っていた。

「南が吹くときは、食いが悪りーどが。逆に北の時は、食いが上がるどがな」

「北風が強すぎるときは、これも釣りならんけど」

「船を安定させる工夫が無いからよ。漁船はそれが出来るかいね」

「安定が良さそうやもんな」

「今の船は、ブラスチックで軽いかい大変やどがな」

確かに、漁船の船底にコンクリート等を入れて、安定を図ると言う話を聞いたことがある。

FRPの船は、そうはいかない。

船底の深さの違いだろうな。

話が少しずれてしまった。

明日は少しは波が落ちる予報だけれど「明日は、無理はしないでしょう」

予約を頂いている、お客様からの連絡。

私も、同じ考えだ。

明日、西の風がちょっと強く吹いて、明後日は少し落ち着いて来ないかな。

気圧配置は、等圧線が狭いみたいだし、風は吹くかな。

3月30日 時化る前だね

2017年03月30日 | 日記
昨日は、潮の流れが2ノット前後と、速かった。

一足先に船を出されている、先輩に電話してみた。

「上りやけど、潮が速いよ。激流や」

「風とウネリはどうですか」

「風は南西かな。今は弱いね。ウネリは南から来ているね」

「今から、出て来ない」

「はい、もう暫くして出てきます」

昼過ぎの潮止まり前を狙って、出てみようと思っていた。

いつもの様に裸バエから沖に出ると「あれ、手前は下り潮…?」

潮の色が菜っ葉色になっている。

そのまま、暫く走っていると潮色が青くなって、透明感も出てきた。



K先輩の船を見つけて、「釣れてますか」と挨拶。

「一緒に掛かり釣りしようや」と、お誘いを受けるが、私は鯛ラバの流し釣りに。

少し沖に出ると、なんと潮の速さが2ノットを超している。

昨日と違って、下潮が下りになっている様で、なかなか着底が取れない。

直ぐにポイントを変更する。

潟近くの、水深が30メートルアタリを攻めてみる。

一流し、二流しはアタリ無し。

「今日は、ダメかな…」

下が下りに変わっている分、底付近の水温が下がっているのかも。

それでも、三流し目にオオモンハタとアラカブが来た。

オオモンハタは、いきなり鯛ラバに飛び付いてきた感じのアタリだった。

竿先がバタバタと暴れるアタリ。

4流し目には、1キロクラスの真鯛も来た。

これも、中層アタリまで鯛ラバを巻き上げて、再度落とそうとした時に、ガクガクと暴れる様なアタリで食ってきた。

水温の変化する位置が、中層アタリになっているのかも知れない。

しかし、段々と南西の風が強くなってきた事も気になっている。

K先輩の船に近づき、ポイントを移動することを伝える。

ポイントの移動中に、仲間のSさんから連絡が来た。

「裸バエアタリからずーっと流しているけど、全然アタリが来ない」

「食いが渋いですよね」

「水温が下がってきて居るみたい。安定していないね」

やはり、南側から下り潮に変わりつつある様だ。

「低水温対策で、K先輩の処にメジナ釣りに行ってきます」

と、仲間のSさんは北に走っていった。

私も、釣りを再開しようと思ったが、南西の風が一段と強くなってきた。





南からのウネリが南西の風に押されて、高くなってきた。

何度も、波飛沫を被る様になってきた事もあり、夕間詰めを諦めて帰港した。

3月29日 海はべた凪

2017年03月29日 | 日記
こんな風に予報が外れるのは、嬉しいばかり。

港を出て、裸バエのアタリから北方向に掛けて、鰯の群はもの凄い。

海面の至る所に鰯のナブラが出来て、鳥たちが追いかけている。

鰤のナブラは見かけなかったが、ベイトの範囲が広すぎて気づかなかったのかも知れない。

暫く、蔵屋さんが鯛ラバで、私がジグで探ってみたがアタリが出なかったので、沖合のポイントへ移動。

昨日からの、澄み切った感じの青い潮は変わらず、上り潮だ。

昨日と違ったのは、潮の流れが速い事。

1.6~2.1ノットの速さで北に流れている。

しかし、上潮も下潮も同じ方向に流れている様で、着底は取りやすい。

この時期、イサキが出始める頃でも有るので、瀬の多いポイントを攻める。

潟より程ではないが、ベイトはそこそこ魚探に反応している。

蔵屋さんにアタリが来た。



竿先をコンコンと叩くアタリ。

巻き上げる途中でも、時折激しく暴れる。

このアタリの前に、針外れが有ったのでゆっくりと慎重に巻き上げていく。



上がってきたのは、良型のイサキ。

「良かった。今日の本命が釣れた」と、蔵屋さんの笑顔。

「イサキは群れで居ますので、まだ来ますよ」

すると、直ぐにアタリが来た。



「おおっ、引きが強いです。ラインが出ますね」

横で見ていると、ラインが船の下に入っている。

「ゆっくりで良いですよ。魚の引きに併せて、ゆっくりとやり取りしてください」

「今までで、一番の引きです」

「船の向きを変えますので、そのままゆっくりやり取りしてください」

船の向きを、北東向きから西向きに変えようとした時、「あっ!」針が外れた。

「あーっ、残念。大きかったのに、ラインが巻けなかった」

可成りの大物の様だった。

「仕方ないです。又、来ると思います。頑張りましょう」

船を戻して、少し浅場を流していくと、又しても蔵屋さんにアタリが来た。

時折、ラインが止まる走りを見せている。

上がってきたのは、オオモンハタ。



「良い型のハタが来ましたね」

「はい、嬉しいですね。アタリが出てやり取りは楽しいですね」と、笑顔。

「ちょっと、ポイントを変えてみましょうか」

アタリは、流し直すたびに出ているのだが、このポイントは少し休ませておこう。

移動した、ポイントでも一投目からアタリが来た。





30センチ弱の真鰺が、続けて当たってくる。

潮の速さは、潟近くはやや落ち着いてきているようだが、沖合は相変わらず2ノット前後で流れている。

流れる方向も、真北から北東方向に変わってきている。

それと同時に、風も殆ど吹かなくなり、海もべた凪になってきた。

「こんなにべた凪になるとは、思っていなかったですね」

「最高の釣り日和ですね」

こんなチャンスは、滅多にない。

潮の流れがやや沖向きになったところで、ポイントを移動。

「沖向きに、瀬が有るところを流しましょう」

魚探でベイトを確認すると、瀬の落ち込んだところに、ベイトが纏まっている。

海底から少し浮き上がって、瀬の形に添って蛇行している。

「アタリが出ると思います」

蔵屋さんが、鯛ラバで海底付近を攻めていく。

「来た。何か来ました」

「良い感じの引きですね」

「いきなり、ラインが出ていきました」

何が上がってくるか、海中を見ていると「メジナみたいですね」

「あっ、メジナだ。今日のもう一つの本命です」とね蔵屋さんが嬉しそうだ。



「メジナが群れているのですかね」

「そうかも知れませんね。何かが触りますか」

「何かが、時折当たるんですが、針に乗らなかったのです」

魚探に映るベイトは、もしかしたらメジナかも…。

又しても、蔵屋さんにアタリが来た。



「今度は、何が上がってきますかね」

「イサキなら嬉しいですね」

蔵屋さんの希望どおり、良型のイサキが上がってきた。



「春になりましたね。これから、水温が安定すればイサキが良い感じになってくるでしょうね」

「楽しみが増えてきますね」

竿先が突っ込むアタリが来て、針が外れることも何度かあった。

本命の真鯛に加えて、イサキ、メジナが混じってくれば、益々楽しくなってくる。

明日からの、天気の下り坂が気になる。

3月28日 海は気持ち良い

2017年03月28日 | 日記
朝まで風が残ると思っていたので、少し朝寝坊。

O先輩の「凪ですよ。今、私は船の上です」と言う電話で目が覚めた。

外を見ると、気持ちよい晴天。

「朝ご飯食べたら、船を出してくる」

妻に、おにぎりとお茶を用意して貰って、出船準備。

今日の目的は、出来る限り見て回れるポイントのベイトの様子と潮の状況。

裸バエの横を通り、沖に出る。

他の仲間は、水島方面に行くと言っていた。

最近は、鰤のナブラが立つことが多くなっている。

ナブラの誘惑に、船釣りの釣り師は勝てない。

「見つけたら、連絡します」

「ありがとうございます」と、返事する。

私も、南東方向に船を進める。



久し振りの海は青々として、良い感じの上り潮が入っている。

「これは、良いアタリが出るかも知れない」と、一人で期待する。

最初のポイントは、まずまずのベイトが集まっていた。

立ち上がりのベイトは見えないが、海底から少し浮き上がって蛇行している。

近くにあるポイントを、次々と見て回る。

何処も、大きなベイトの纏まりはないが、少し浮き上がって蛇行したベイトになっている。

仕掛けを落としてみると、下潮は東方向に流れているようだ。

水深50メートルから90メートルの間のポイントを、順次見て回る。

下潮の動きを知りたくて落としていた鯛ラバに、強烈なアタリが来た。

ラインが一気に出ていったが、途中で針が外れたようだ。

しかし、直ぐに何かが飛びついてきた。



上がってきたのは、アヤメカサゴ。

「今夜の味噌汁の材料だね」と、チョット嬉しい。

大きな沈み瀬があるポイントに入ると、ジグや鯛ラバに何かがバイトしてくるが針掛かりしない。

いきなり針掛かりして、走り出したと思ったら直ぐに針外れ。

下潮の水温が、低いのかも知れない。

気のせいか、北に行くほどベイトが少なくなる気がする。

沖目に潮目が出来ていたので、その中を流してみた。



時折、小さなベイトボールは出てくる。

ジグを落とすと、アヤメカサゴがヒットしてきた。

全体の印象としては、沖目よりも潟近くの方がベイトが多い。

潟近くに纏まっているベイトは、10センチ~15センチの鰯のようだ。

船の上から海中を眺めていると、何かに追われて逃げ回る鰯が見える。

時折、海面でも鰯がバシャバシャと跳ねているのが見える。

水温が安定してくると、良い感じの釣果に繋がる気がする。

明日は、朝早くから出てみよう。

3月27日 厳しいね。出られんね。

2017年03月27日 | 日記
夕方のニュースで、えびの高原で雪が降ったと言っていた。

3月末に雪が降るのか。

4月に雪が降った事も、あるらしい。

今日の北西の強風は、この寒気と北で発達している低気圧の影響なのだろう。

明日の朝方まで、風の強さは北西が7~8メートルとなっている。

桜島上空の風も、北西が11メートルとなっていた。





沖合は、白波が立っている。

船仲間の先輩に、電話してみた。

「朝早く起きて出てみるつもりやったけど、その頃には既に風が吹いちょったもんな」

「私も、誰よりも早く出てみようと思っていたのですが、風で止めました」

「すげー風やもんな。良い潮が入って来ちょっちゃけど、行けば食うと思うちゃけどな」

「誰も出ていませんね」

「誰も出ちょらんよ。多分コタツの中やが」

やはり、そうだろうな。

道路から見る海は、確かに良い潮が沖に流れているように感じる。

この時期、そろそろイサキが当たり出す頃なのだが…。

ポイントも、去年と同じ処から始まると良いのだが。

ここ5日ほど船が出せていない事もあり、魚がどんなベイトを食べているのかが気になる。

ナブラが立つ時に、海中を眺めていると「鰯」「小鯖」の群れが慌てて逃げていくのを見かける。

逃げてきた先を見ると、時折、魚の水飛沫が見えることがある。

逃げるベイトの大きさとジグ等の大きさを合わせれば、何とかなると思っているのだが…。

色々と荷物を用意するのも大変だろうと思うけれど、今の時期はキャスティングは用意していた方が良いかも。

知り合いの漁師さんからの情報でも、思わぬところで食いが立つみたいだ。

教えて貰った何カ所かのポイントも、漁船が居なければ竿を出してみたい。

明後日からは、又しても天気が下り坂。

風も南に回るみたいだ。

週末は、風に悩むのかな。