釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月31日 頑張るぞ!

2015年10月31日 | 日記
今日の予報は、北の風が強く波は1.5から2メートル。

朝間詰めのチャンスを逃がしたくないと思って、船を水島周辺海域に向け走らせる。



「今なら、大丈夫。ポイントに行きますよ。頑張るぞ!」

空は雨雲、風は強く成りつつある北風。

魚探で瀬の周りを見ると、ベイトが映し出されている。

「始めて下さい」

右田さんと吉行さんが同時に竿を出す。

右田さんは慣れた竿裁きでジグをシャクリ、吉行さんは慣れない竿裁きで頑張ってジグをしゃくり上げている。

船が風に押されて、ラインが段々と斜めに出ていく。

そんな中、吉行さんに最初のアタリ。

「来た。何か来た」



「そんなに大きくない」

頑張って巻き上げたジグに、良型の鯖が針掛かりしていた。



「ジギングってこんなに大変なんだ」

波が高く成りつつある中で、釣り上げたその顔は笑顔だ。

北風が強くなり、波も高くなってきた事もあり、場所を移動する。

移動したところで、右田さんにアタリ。



ゆっくりと巻き上げる途中で、針掛かりした獲物が走る。

上がってきたのは、良型のハガツオ。



それまでジグに、歯形が幾つも着いて上がってきていたのは、ハガツオだった様だ。

波が目線の上になってきた。

大島裏のポイントへ移動。



そこで最初にアタリを捉えたのは、右田さん。



小気味よく竿が曲がって、上がってきたのは鰤の子ヤズ。

吉行さんのアシストで、タモの中へ。

右田さんは、船を戻して流し直すたびにアタリを捉えている。



ジグを操るタイミングが、今日の釣りにあっている様だ。

上がってきたのはカンパチ(ネリゴサイズ)。



同じコースを再度流すと、吉行さんに大きなアタリが来た。

最初はコッコッと小さなアタリ。

「あれ、乗らなかった」

「もう一度、落としてみて下さい」

鯛ラバが着底し、巻き上げに入った瞬間。

「来た!おおっ、なんだこの引きは!」

ドラッグからラインが引き出される。



必死に耐えて、巻き上げようとするが相手の力が上回っている様で、ドラッグからラインが引き出されるばかり。

ドラッグを締め直して、竿を握る手に力を込めたとき、ラインが切れた。

「口惜しい。何だろう今のアタリは…」

この悔しさ、手に取る様に分かる。

気を取り直し再度鯛ラバを落とし込むが、アタリを捉えたのは右田さん。



小型のバラハタだ。

この後、ポイントを変えて鯛を狙うがアタリが来ない。

「港の所でイカを少しやって帰りましょうか」



瀬際やテトラの際を狙って、エギヲ投げ込むがアタリが来ない。

「この次は、逃がした獲物のリベンジします」

北風の強風と高いウネリで、行けるポイントは限定されていた中、右田さんと吉行さんは頑張って頂いた。

帰りの船中はジギングの話で盛り上がりながら、帰港した。

10月30日 朝からの雨

2015年10月30日 | 日記
今日は、読み違えた。

昨日あんな高いウネリに翻弄されたものだから、今日も高いだろうと思っていた。

雨も60%の確率になっていたし…。

朝早くインターネットで天気予報を確認していたら、お客様から連絡が来た。

「今日は出ていないんですね。仕事に行く前に船着け場に来てみました」

「すいません。雨が降っていたものでインターネットで天気を確認していました」

釣りの予約を頂いた後、梅ヶ浜から船着け場に行ってみた。



写真は今日の海ではないが、こんな感じの凪だった。

船着け場に車を止め、仲間の船を見てまわる。

対岸の仲間の船が2隻、繋留されていない。

車が止まっているから、沖に出ている。

船仲間のSさんに、電話してみた。

「どんな調子ですか」

「波は無くて、風もそんな強くなく、良い感じではありますよ」

「釣れてますか」

「裸バエの所で鮫が来たので、場所を変えました」

まだ、調子が出ていないみたいだ。

もう一人の仲間のTさんも、まだ調子が出ていないみたいだ。

昨日確認したベイトが、どのアタリにいたか伝える。

最近の傾向としては、ボツボツと終日釣れることは少ない様で、時合にアタリが集中することが多い様だ。

潮の動きが悪いことや、ベイトの動きが悪いことなどが一因だろうか。

夕方、波を確認したときは、少しウネリが出ている様な感じがする。

風も北東が吹き始めている様な、感じだった。

雨も夕方から、少し大粒の雨になってきている。

明日からは波が1.5から2メートルと高くなる予報。

大島裏での竿出しかな。

10月29日 何の波…高いな

2015年10月29日 | 日記
港を出て、猪崎鼻の前を通るとき、岩場に打ち付ける白波が気になった。

一旦、船を止め波の様子を見るが「大丈夫だろう」と、船を進める。

裸バエの所まで来たとき、東から来るウネリが気になった。

結構な高さのある、ウネリだ。

スピードを緩め、北西の風に吹かれる波と東からのウネリに気を付けて、沖合に出る。



漁船が一隻、操業している様だ。

水深50メートルのポイントに着くまでに、正面から来るウネリに船が激しく上下動した。

「何の波かな。高いな」

気になるが、天気予報では波は1メートルになると言っていたので、少し辛抱してみよう。

操業している漁船もかなり上下動して、時折波間に見えなくなる。

海の色は青味があって、良い色をしている。

魚探に映る海底の起伏に、ベイトの群れが映し出される。

本来のポイントから離れた、海底の起伏のあるところを探ってみた。

「やはり、ベイトはいた」

自分が予想したことが、当たると嬉しい。

船の揺れに気を付けながら、竿を出す。

私の後から出てきた船も、少し離れたところで竿を出しているようだ。

この船も、結構上下動していて「釣りづらいだろうな」と思わせる。

北西の強い風に押される感じの流れ方になるが、少しずつ北方向に流れている。

上り潮が、ゆっくりと動いている様だ。

魚探に映るベイトを確認しながら流していると、アタリが来た。

少し小さいが、オオモンハタだ。



一流し目のアタリ、出足はまあまあかな。

港から、大きな船が出てくるのが見える。

海上保安庁の巡視船の様だ。

東からの高いウネリに、船首では波飛沫が上がっている。

仲間から電話が来た。

「波が高いみたいね」

「そうなのよ。風は北西だけど東から大きなウネリが来ている」

「こっちから見ていると、時々船が見えなくなるよ」

湾岸道路から見ているとの事だ。

「まだ頑張る」

「もう少しだけ頑張ってみるよ」

船の先輩のKさんからも連絡が来た。

「今、大島の沖にいるけど、ウネリが高くて危険だから帰る。一緒に帰ろうか」

先輩からの注意勧告には従うことが大事、と帰港することにする。

海上保安庁の巡視船も、鵜戸さん沖アタリから、引き返してきている。



波が高い予報ではなかったが、低気圧でも出来たのかな。

帰港する途中に、仲間から再度の電話。

「気を付けて帰って来いよ」

港に帰ると、船仲間のSさんからも連絡が来た。

「今日はウネリが高くて、今、帰ってきました」と伝える。

船の所まで来た同じ船仲間のUさんも、湾岸道路から波の確認をしてきたみたい。

「風は北西だけど、嫌な波が出ていましたね」

と、きょうの出船を中止。

私も、船を洗った後、帰宅した。

10月28日 秋風が気持ち良い

2015年10月28日 | 日記
大島の東側を走りながら、海面に反射する太陽の光を見ていた。



海面が、キラキラして綺麗だし、秋風が気持ち良い。

目指すポイントへ、船を走らせる時間が長く感じる。

潮の色は青味が濃く、いかにも釣れそうな感じだ。

流れを確認するために、ポイントの瀬の上で船を止める。

ゆっくりとした、上り潮が沖に払い出している。

後は、ベイトがいるかどうか。

瀬の上や脇、離れた場所等々確認するが、大きなベイトは映し出されない。

それでも、ジグを落としてみると、直ぐにエソが飛びついてきた。

3流し毎に、船を流す場所を変える。



水島の東側にも、目立つベイトは見あたらない。



北側には、ベイトの影は多少映るが、瀬の割れ目に隠れた状態で映し出される。

鯛ラバを巻き上げていると、何か大きな茶色い色をした魚が付いてきた。

「何だろう」と、よく見るとハンマーシャーク。

ハンマーシャークが、鯛ラバに付いてくるのか。

直ぐに姿が見えなくなったので、ジグを落としてみた。

すると、海底から10メートル位しゃくり上げたところで、ガッンとアタリが来た。

一気に走ったが、直ぐに外れた。

さっきの鮫かも知れないと思い、場所を移動。

その一投目に何か重い感じのアタリ。



上がってきたのは、ウッカリカサゴ。

この後、場所を大島の北側に移動しながらベイトを探すが、なかなか出てこない。

沈み瀬の真上に、チョットしたベイトの固まりが、映った。

一縷の望みで、ジグを投入。着底と同時にアタリ。

ニベかな…と思いながら巻き上げると、海面に姿を見せたのはオオモンハタ。



船仲間のSさんからの電話では、やはり何処も潮が動いていないらしい。

この事が、ベイトが活性化していない一因、なのかも知れない。

船仲間のY君は「時化が続いて、底が濁っているのかも…」と話していた。

昨日から潮は上り潮だが、動かない潮に苦戦しているのが現状だ。

明日こそは、…頑張ろう。

10月27日 時化後は苦戦

2015年10月27日 | 日記
海が時化ている間、ずっとベイトの動きが気になっていた。

「纏まっているだろうか」「散らばっていないだろうか」等々、気になっていた。

船で裸バエまで行ってみると、ウネリと波は有るが、西風に押されて何とか沖合に出られそうだ。



10ノット前後で、正面からウネリと波を受けない様に、船を進める。

ゆっくりとだが、水深50メートル海域まで来た。

思ったほど沖合では、波は高く感じない。

すぐに魚探で、ベイトを確認する。

主なポイントを見て回る。

やはり、ベイトの影は纏まっていない。

瀬の付近になると、多少のベイトの影は映るが、「おおーっ」と声が出る様なベイトではない。

兎に角、ベイトの影があるところから、鯛ラバを引いてみる。

反応が出ない。

2流し、3流し目になって漸くアタリが来た。

竿先を叩く感じから、真鯛だと思い慎重に巻き上げる。

時折、ラインが引き出される。

しかし、途中で針外れ。

それでも、連続して当たるが、全て途中で針外れ。

場所を変えよう。

大島の北側に移動し、今度は瀬周りをジギングで攻めてみる。

2流し目から、ジグに何かが絡んでくる感じが、伝わってくる。

ワンピッチでしゃくっていると、グッと竿に重みが伝わってきた。

上がってきたのは、小型のネリゴ。



何かが当たってくる感覚があるのは、このネリゴだろうか。

そう思って、ジグを落としていくと、ホールの途中でアタリ。

でも、直ぐに軽くなった。

サゴシにリーダーを切られたみたいだ。

この頃になると、海は非常に穏やかになった。





魚のアタリも穏やかになり、静かになってきた。

再度、場所を移動し、魚探を確認するが、昼近くになるとベイトの影も、益々薄くなってくる。

おまけに、南風が段々と強くなってきた。

「南風か…厄介だな」

思い切って港内に場所を移動し、イカを狙ってみた。





猪崎鼻前の波止の周囲を流してみたが、アタリが無い。

諦めて帰港すると、船の仲間達が来てくれた。

「潮はどうやった」

「上りは上りやけど、余り良い動きではない」

「昨日もそうだったみたいよ」

ここ数日、余り良い潮は動いていないみたいだ。

4時過ぎまで、色々な話に花が咲いた。

でも、時化後の苦戦はあっても、明日からは良い釣果が有るかも知れない。