雨が降って嬉しいと思う事は、船の塩分が洗い流して貰える事。
雨が上がって船に行くと、いつも綺麗になっている。
その後に、洗剤で再度、洗い流す。
その一方で、気になるのは雨による海の濁り。
今回の雨も、結構な雨量が降る見込みのようだ。
同時に、潮の変化も気になる。
最近の潮は、下り潮の二枚潮や、妙な渦を巻いた様な菜っぱ潮が多い。
場所によっては、上潮でラインが沖に出ても、仕掛けが真下から上がってくる。
こんな感じの、潮に悩まされたりする。
日南沖の潮は、元々、黒潮奔流の反転潮が多いと感じている。
黒潮の奔流は、都井岬の40マイル沖になっている。
黒潮が近い鹿児島アタリでは、上りの速い潮が入っていると聞いた。
そこから黒潮が離れていくとき、色々な条件が重なって、渦巻く下り潮が出来るのかも…知れない。
「これ、渦巻きの潮目かな…」
そんな中に入ると、一方は波が立って、一方はベターとして波が立たない。
船は、ゆっくりと回転して、釣りがやりにくい。
先日は、こんな状況に出くわした。
「ジグが冷たい」
「潮が菜っぱ色になってきた」
「船のどちら側から入れても、仕掛けが船の下に行く」
当然の様に、アタリは止まった。
この図を見ると、表面温度は23度前後になっている。
船釣りの条件としては、良いと思うのだが…。
1ヶ月以上も、下潮が冷たい下り潮が続くのは、潮が異常なのではないか。
仲間達とも、こんな話をする事がある。
何が、どの様に、異常なのかは、私も判断が付かない事が多い。
下り潮ばかりが続く現状。
潮は、北に向かっている筈なのに、潮に青みが無くて、薄い緑掛かっている。
これは、私が感じている事なので、他の釣り人の皆さんとは潮の感じ方が違うも知れない。
こんな状況が続く中に、梅雨の大雨が降る。
川から、泥濁りの水が流れ込む。
悪い条件に、悪い条件が重なる。
そうなると、魚の食い気が落ちる。
ヒットしても、ポイントが限定的になっていく。
良い事もある。
「お日様が出てきて、海面に日が差せばアタリが出てこないだろうか」
お客様の、この様な話が、現実になった事もある。
曇り空の中、お日様が顔出して日差しが出てきた時、イサキ、鰺等がヒットしてきた事がある。
今日、明日の大雨の予想が、どっちになるのか気になる。