釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月30日 用事の詰まった1日

2018年01月31日 | 日記
朝起きて、外の木々が揺れているのを見て「今日も風が強いな…」と、思った。

船着き場でも「やっぱり風があるな…」

だったら午前中に、船の保険について整理しておこうと保険会社に連絡。

担当者と面会して、聞きたかった事を全て整理。

疑問に思っていた事も、全て聞いて整理できたと思っている。


船の保険の用事が終わって、今度は母の用事。

入所している施設で、母の誕生会を準備しているとの連絡だった。

妻と一緒に参加することを連絡。


午後から、再度船着き場に行ってみた。

「あれ、思ったほど風が吹いていない」

船を出している仲間がいる。

直ぐに連絡してみた。

「風はどんげや」

「朝の風は凄かったですけど、今はそれ程ではないです」

「波はどんげや」

「だいぶ落ち着いてきました。潮も上り潮が動いています」

「速いやろ」

「結構速いですね。2ノット近くありますよ」

「昨日よりは落ちてきたかな。釣れた」

「いや、全然ダメですね。アタリは有るのですが、掛かりません」

「ジグはイマイチやろ。今は鯛ラバの方が良いかもね」

「そんな気がします」

苦戦してる様子が伝わってくる。

明日から、天気が崩れる予報。

午前中くらいは出られるかもと思い、準備しておこうかな。

1月29日 強い北西風、速い上り潮

2018年01月29日 | 日記


朝は曇り空で、北西の風が強く、風が冷たかった。

潮は、上り潮が入り、良い色をしていた。

しかし、その潮の流れは、2ノット以上と底取りに苦労させられる。

おまけに、風は北緯の風なのに、北東からのウネリが高い。

目線を超える高さではないけれど、船が大きく揺れる。

「予想外のウネリですね」

「思ったより、波がありますね」

横山さんと、そんな話をしながら、瀬周りのベイトを探す。

「着底が取れますか」

「2度目から、可成り厳しくなりますね」

「風に向かって流れるくらいの速さですよ」

「2度目の着底を取るのに、可成り糸が出ていきますね」

苦労して着底を取り続けていると、横山さんにアタリが来た。



竿先の叩き方を見ていると、真鯛のようだ。

「真鯛ですね」

「多分、そうですね」



上がってきたのは、1キロ超の真鯛。

お腹には、卵が入っていた。

「まずは、1匹釣れて気持ちが楽になりましたね」

「良かったです」

強い北西風と、速い上り潮に、苦戦を強いられる中での真鯛は嬉しい。

しかし、この後は真鯛と思われるアタリが全て甘噛みになって、針掛かりしてこない。

風を少しでも避けられるところを探して、ポイントを移動する。

移動するときは、波しぶきが正面から被ってくる。





分かっていたことだが、内場も凄い風波が立っている。

内場で浅場を中心に攻めていると、やはり真鯛らしいアタリが出てくる。

でも、ここもなかなか針掛かりしない。

アタリが来ても、ぐっと我慢して走るのを待つ。

すると「何とか乗りました」

竿先をコンコンと叩くアタリだ。

「真鯛ですかね」

「だと良いですね」



上がってきたのは、良型のイトヨリダイ。

「良い型ですね」

「渋い中で何とか取れましたね」と、思わず笑顔になる。

この後も、食い渋りは続いた。

しかし、風がなかなか止む気配もない。

「今日は、帰りますか」

昼過ぎ、北西の風に向かって、帰港した。

1月28日 雨の日曜日

2018年01月28日 | 日記
最近は、天気予報に振り回されて、出船を迷う日が多い。

昨日の夜も、今日予定のお客様と「どうしましょう?」と、天気予報を睨めっこ。

前日の時化と風に、今度は雨が降る予定。

結局、船仲間の天気情報や、前日までの波ウネリ等を考えて「中止」と、船長判断。

心の隅では「出てみたい…」と、何かが囁いていたけど…。


夜が明ける、道路は濡れているが雨は降っていない。

「ミスったかな…」

午前中に、一度は顔を見せたお日様だったが、昼前からはパラパラと雨が降り出した。



船に給油して、兎に角、明日からに備える。

給油が終わった頃、船を出していた船仲間が帰ってきた。

「どうやった?」

「ダメでした。小さい真鯛が一枚だけでした」

「風や波は?」

「風も波も無かったです。昼過ぎからは雨が来ましたけど、それまでは凪でした」

「やっぱり…」

「今日は他の船は出ていませんでした。帰ってくる頃は、沖の方は霞んで見えませんでした」

雨が降り出して、見通しが悪くなったようだ。

「明日は、行くんですか」

「私は、今日は中止したから明日は出られるときは出ます」

私の中に、ちょっぴり口惜しい気持ちが涌いて来ていた。


1月27日 出てはみたけど…

2018年01月28日 | 日記
港を出るときに、猪崎鼻の岩場に砕ける白波が目に入った。

「あれ、波がある」

裸バエを過ぎるときには、大きなウネリが正面から寄せてきた。

「なんで、こんなにウネリが高い?」

先に出た仲間の船も、引き返してきた。

安全第一で「内場に向かいます」と、岡本さん、宮田さんに声を掛ける。

明日は雨の予報になっている事もあって、天気の崩れが速くなっているのだろうか。

内場に入り沖合を見ると、大きなウネリが水島に打ち寄せている。

「今日は、沖は諦めて、ここから頑張りましょう」

魚探に出ているベイト反応は、良い感じで出ている。

潮も、上り潮が入り、良い感じになっている。

ジグからスタートした岡本さんにアタリ。





イトヒキアジが来た。

「もしかして、下潮が動いてない?」

いやな感じを覚えたが、潮に乗せて流していく。

岡本さんにアタリが来た。

「良い感じで引いてます」

竿も良い曲がりを見せている。



67センチのニベが来た。

「良い型のニベですね」と、笑顔。



船首で頑張っている宮田さんにアタリが来た。

青物用のジギング竿がいきなり曲がったが、合わせを入れたと同時くらいに針はずれ。

「今のは…もったいない…」

その後、しばらくはエソの猛攻。

「ポイントを変えましょうか」

北東の風が少し収まり掛けてきた事もあり、少しだけ沖に出てみる。



目線を越えるようなウネリが寄せてくる。

高いウネリの中、頑張って竿を振り続ける。

真鯛と思われるアタリがくるのだが、尼噛みばかり。

その内、再び北東の風が強まってきたこともあり、内場に戻る。



宮田さんにアタリが来た。



「重いです」

上がってきたのは、イトヒキアジ。

「真鯛だと良かったのですが…」

鯛ラバを引いていた、岡本さんにアタリ。





ガンゾウヒラメが上がってきた。



次のアタリもガンゾウヒラメ。

この前に、岡本さんと宮田さんのラインを切っていった大アタリが有っただけに、チョット口惜しい。

鯛ラバを引いていて「来た!」と、合わせが入った。

大きく竿が曲がり、ラインが走った。

次の瞬間、ラインが飛んだ。

青物だったか、大きな真鯛だったか。

最後まで、正体は掴めなかった。

1月26日 速い上り潮

2018年01月26日 | 日記
今日は、夜が明けてゆっくりと出船する予定だった。

「風が有るよ」と、大磯先輩から連絡が来た。

湾岸道路を回って、船着き場に行ってみた。

道路端の木々が、風で揺れている。

北西の風が、強く吹いている。

船を出す前にと思い、鵜戸神宮の近くまで車を走らせた。



鵜戸沖では、海上は北風がやや強く吹いて、白波が立っている。

沖に出ている船が走ると、波しぶきが高く上がるほどだ。

立石の沖では、広渡川を抜けて北西の風が白波をたてている。

一度は、船を出してみたが、やはり風が強い。

船着き場に帰って「今日は情報収集する」と決め、船仲間の漁師の汐元さんや仲間達に連絡する。


話を集約する。

「昨日は潮が速かった」

上り潮が入り、水色は透明感のある良い色をしている。

「この潮の色なら、流れが落ち着けば食いが立つんじゃないかな」

ただ、水深40メートルくらいの所で2ノット近くで流れていた。

潮の流れが最近速い。

それも、浅場といえる水深40メートルよりも浅い場所で2ノット前後で流れる。



また、潮目がよく入ってくるのを目にする。

潮目の入り方も、逆波が立って風に逆らう感じの入り方。

要するに、三角波の立ちやすい入り方をしてくる。

以前は、水島の内場を「ゴーゴー」と、音がするような潮の流れ方をすることがあった。

それと似たような、潮目の入り方だ。

「良いか悪いか」と、単純に考えれば「悪い」と言いたい。

大時化の中で、釣りをしているのと同じで、先日は漁船も潮目から逃げるように移動していた。

上り潮が入る事で、良い方向に変わる事を期待したい。


「ジグが抜ける」

潮が動かないことが多い最近の海だが、動き出すと「ジグが抜ける」との声をよく聞く。

「海底から10メートルくらいのところで、抜ける感覚がある」等々だ。

「三枚潮になっている」と、表現する釣り人もいる。

例えば、上は北に、下は南に、その途中の中は動いていない。

ヒット確率の高いと思われる所の潮が動きが悪いから、「食い渋り」に繋がるのではないかと考えている。

見えないところの潮だから、感覚的な話でしかないが…。

しかし、ジギングの世界は、感覚の世界でも有ると思っている。

その感覚の鋭い釣り人の話は、重要なヒントになる。


明日は、何とか風も収まる気配にあるようだ。

何とか、色々な情報を得られるように、海を観察しておこうかな。