釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月29日 73㎝と66㎝

2016年04月30日 | 日記
熊本から、3人の若者が来船。

横田徹さんは何度か親子で、来て頂いている。

その横田さんから、紹介して頂いた若者二人。

川上さんと甲斐さんは「鯛ラバ初挑戦です」

特に甲斐さんは「船釣り初挑戦です。酔い止めの薬はしっかりと飲みました」

「大物が釣れると良いですね」

挨拶を交わし、早速、海原へと船を走らせる。



北東から来るウネリで、船が上下動すると「ホウー」と声がする。

「有明海とは、波が違いますね」

チョットしたジェットコースター気分を味わいながら、本日最初のポイントに到着。

魚探に映るベイトとポイントの説明をして、直ぐに竿を出す。

北西の風が、やや強く吹いている中、なかなか底取りが出来ないようだ。

そんな中、漸く底取りが出来るようになって、甲斐さんに本日最初のアタリが来た。



「どうですか」

「いきなりガツンと来ました。初めてなのでドキドキします」

傍でタモを用意している私の方が、ドキドキする。



上がってきたのは、ホウボウ。

「最近、釣り人気の出ている魚ですよ」

しかし、この後アタリが続かない。

次のポイントへと移動する。

水深40メートル。

沈み瀬の駆け上がりの処に入る。

今度は、川上さんにアタリが来た。



竿先が時折、叩枯れるようにクンクンと曲がっている。

上がってきたのは良型のオオモンハタ。



「これは美味しい魚だよ」

横田さんが、川上さんに説明している。

「まだアタリがないのは、私だけだ」

仕掛けにバイトしてくるのは感じているが、なかなかヒットまで行かない。

「ポイントを変えましょうか。今回初めて行く処です。何度か下調べはしてあります」

目立つ沈み瀬があるわけではないが、窪みが特長と言えるポイントだ。

魚探を見ると、ベイトが立ち上がって映し出されている。

「行きますよ。どうぞ」

少し水深はあるが、風が凪いでいる分釣りやすい。

一流し目に、横田さんにアタリが来た。

「来た!来たよ!」



竿が、大きく曲がって盛んに竿先を叩くアタリだ。

時折、ドラッグ音が鳴り響き、ラインが引き出される。

「ゆっくり出良いですよ」

強い引き味を楽しみ、ドラッグの逆転を楽しみ、やがて海中にピンク色した鯛が見えてきた。

「おお、大きいよ」



無事タモに治まった鯛は、66㎝、3.5㎏の見事な鯛だ。

「嬉しいです。良い型の鯛が釣れて嬉しいです」

笑顔一杯の横田さんとガッチリと握手し、祝福する。

横田さんの釣り上げた鯛の血抜きをしようとした時、川上さんに大当たりが来た。



「来ました。叶いません。ラインが出ていきます」

「慌てなくて良いですよ。ゆっくりと時間を取ってあげましょう」



きっと、胸中はドキドキしていることだろう。

「楽しんでくださいね。大物ですよ」

横田さんも、直ぐ横で応援している。

船から少し離れた沖合に、大きな鯛が浮き上がった。

「慎重に寄せてください」

無事タモに治まったのは、73㎝、4.8㎏の大鯛だ。

川上さんとガッチリと握手する。

「やりましたね。70の大鯛ですよ」



船上は、一気に盛り上がってきた。

船を元に戻し、再度同じコースを流していく。

横田さんにも、川上さんにも、甲斐さんにもバイトは有るが上手くヒットしない。

この後、横田さんにホウボウがヒットしたところで、納竿となった。



帰りの船中は、2枚の大鯛の話で盛り上がった。

港に帰って、再度の記念写真。



「良い鯛が釣れて、良かったですね」

「今日は、嬉しいです」

「職場でみんなに誇れますね」

笑顔一杯の、楽しい釣り日和だった。

4月28日 息子夫婦と孫の帰省

2016年04月30日 | 日記
今日は、釣りの話からは離れている。

私の宝物の「可愛い孫達」が、息子夫婦と帰省してきた。

子供の成長は早いもので、今年の正月はまだハイハイしていた純椰が歩き出しているし、愛莉は話す言葉が増えている。

甘えん坊は相変わらずだが、これは子供は当たり前のこと。

家に置いてある、釣り道具に触られないように、特に釣り針が触られないように隠す。

竿が折られないように、高いところに隠す。

大変だけど、これをやっとかなくては、後で後悔する。

この日は、朝から待っていて孫達が帰ってきたのは昼過ぎ。

熊本地震の影響もあって、東九州道を回ってゆっくりと帰ってきたからだ。

明日の予約客のこともあったので、船の掃除等をしていたら「帰ってきたよ」と連絡が来た。

直ぐに帰って、孫娘を抱き上げる。

一段と、重くなっているように感じる。

「畑に行って、イチゴ狩りするか」

この日のために作っていた、家庭菜園のイチゴの畝には、それなりに赤いイチゴが実っている。









私としては、昨年の秋から準備し育ててきたイチゴだけに、綺麗に実ったことが嬉しい。

自宅に帰り、早速食する。

晩ご飯の準備になると、愛莉がお手伝いするようになっていた。

「私が洗う」

と、大好物のえんどう豆洗いのお手伝い。



純椰はテレビのある居間で自由にお遊び。



30日に帰るまで、どんな表情を見せてくれるのか。

どんな腕白、どんな遊びを見せてくれるのか。

飾り付けして置いた、五月人形にはまだ触ろうとしない。

夜は、純椰を風呂に入れてやろう。

きっと、大声で泣かれるかも知れないな。

孫達が帰る30日までは、あれこれと大変な時間なのかも。

ジイジとバアバの宿命かな。

4月27日 宮崎へ買い物

2016年04月27日 | 日記
孫という宝物は、凄い力を持っているのだろう。

「今日は、宮崎に買い物に行こう」

「そうだね。中央卸売市場に行って、色々買っておこうか」

息子の仕事の都合上、熊本地震の支援に行かなくては行けないかもしれない。

そうすれば、帰ってこられないのだが、準備だけはして待っていてやりたい。

「帰ってこれなければ、送ってやればいいね」

こんな話をしながら、午前9時前に海岸線を宮崎へと走る。

「海が時化てるね」

「そうやね。船は流石にいないね」

「風が強そうね」

「これ東風だよね。白波は余り見えないけど、沖からウネリが寄せてるね」

「連休前に凪になるかな」

「多分、凪になると思うけど、明日、明後日までは波が高いかもね」

昨日と同じように、風田沖も、鵜戸沖も濁りが感じられる。

濁りが感じられると言うことは、やはり下り潮のままなのだろうか。

イルカ岬まで来たときに、沖合に船が一隻走っているのが見えた。

「船が居るね。ここは海面から高いからだけど、波とウネリで上下に揺れてる見たいやね」

「こんな日に、船を出すのは大変やろうね」

「多分、2メートル以上の波が、目の前にあるような感じだろうね」

明日は、ウネリが残るだろうな。

そんな話をしながら、宮崎に着いた。

早速、牛肉を買い、青果市場の方へ行く。

「マンゴーを買おうよ」

「そうね。あの子たちの喜ぶ顔が見たいね」



青果店を見て回ると、Lサイズから5Lサイズまで色々と置いてある。

「2Lで良いよ。熟しているのを探そう」

「イチゴも、美味しそうね」



「日向夏も買って、ジュースを作ってあげなくちゃ」

「魚市場も覗いて見ようや」

買い物した色々な品物を車に入れて、再び魚市場へ。

大きなハタが活きたまま、水槽に入っていた。

3㎏くらいありそうなヒラメも居た。

「高級魚ばかりだね」

「こんなのが釣りたいね」

一通り買い物が終わり、今度は海岸線を日南へ。

朝よりも、波とウネリが高くなっているように感じる。

「沖合は、霞が掛かったようになっているね」

「岸に打ち寄せる波も凄いね」

明日は、やはり船は出せないだろうな。

孫に鯛を食べさせてやりたかったが、無理だろう。

自宅に帰ると、息子から電話が来た。

「どうなった」

「帰ろうと思っている」

「良かった。色々買ってあるよ。愛莉や純椰の好きなマンゴーもあるよ」

「何時に着くか分からない」

「気を付けて、ゆっくり帰って来いよ」

熊本地震の影響が、こんな処にも出てくるのだ。

明日が楽しみだ。

ブログは、孫達が帰る30日まで、チョット休憩。

「彼方此方、お供しなくちゃね」

4月26日 赤灯台にて

2016年04月26日 | 日記
天気は崩れるだろうと、思っていた。

朝もチョット寝坊して、10時過ぎに湾岸道路に海の様子を見に行く。





北東の風が吹き付けており、沖合はウネリがあるように見える。

海を見ていて、やはり気になるのは「濁り」だ。

ここ最近は、2枚潮になっている。

上が1ノット~2ノットで流れる下り潮。

下が同じように1ノット~2ノットで流れる上り潮。

非常に厄介な潮になっている。

上が下り潮な事もあって、何処に行っても“菜っぱ潮”が流れている。

広渡川河口も上流で降った雨の影響で、泥濁りになっている。

道路から海を見る限りは、一番嫌な状態になっているのが、今の海だ。

だからといって、決して釣果に結びつかないわけではない。

攻めていくポイントを、どの感覚で選んでいくか。

今の私なら、浅場を攻めていくと思う。

勿論、大前提にベイトがどの様な感じで、魚探に映るか。

全ては、此処に掛かっていると、私の考えだ。

連休前には天気も回復しそうだし、その時の潮がどうなっているか。

気になって、仕方がない。

湾岸道路を過ぎて、赤灯台に行ってみた。

赤灯台の手前に、見たことがあるような釣り人が居る。

「釣れてますか?」

私の知り合いで、彼が中学生の頃から知っている稲用君だった。

「何か釣れてるね」

「メジナの30㎝位のが釣れました。アタリも朝間詰めに強烈なのが2度ありましたけど、バラシました」





「船でこの前会ったときは、どうだった」

「この前は、何もつれなかったので早めに帰りました」

「私の船に近づいて、聞いてくれば良かったのに」

「一度、船釣りに連れて行ってください」

「良いよ。行こうよ。でも、ボーズかも知れないよ」

「大丈夫です。遊びに来ます」

稲用君が勤めている処には、私の従兄弟も勤めている。

「3人で行くと良いね」

「あいつは船酔いするんですよ」

「薬を飲めば、少しは良いかもよ」

話はトントンと進んで、近い内に私の船に遊びに来ることになった。

こうなると今度は、私にプレッシャーが掛かってくる。

でも、気心の知れた釣り人同士、楽しい釣りになるはずと思っている。

「私たちは、船で行くときは水島周辺が多いんです。この前は3㎏のカンパチを釣りました」

「凄いじゃない。そんな大物が釣れると良いね」

ふと、時計を見ると12時前になっている。

猪崎鼻を見ると、時折白波が打ち寄せている。



「じゃ、帰るね」

「近い内、電話しますね」

「ああっ、待ってるよ。釣りに行こうな」

天気が回復したら、また、ポイント探しをしておこうかな。

4月25日 雨の海を見て

2016年04月25日 | 日記
朝起きた時、風で自宅周りの木々が揺れていた。

「今日も風があるね」

「昨日からの風が止まないね」

「今日も、自宅待機だね」

妻とこんな話をしながら、朝食を摂る。

その後は、いつものように湾岸道路にドライブ。



海の様子は、昨日と変わらず少し濁りが入った状態に見える。

普段は、沖合は青く良い色の潮に見えるのだが、雨と風の影響もあるのだろう。

大島の方を見て「昨日は頑張ったな」と、一人で昨日の頑張りを思い出していた。

船の様子も異常なしだったので、急ぎ帰宅する。

毎晩更新しているブログを、していないからだ。

釣り大会の懇親会が凄く楽しかったこともあって、ビール2杯が体の力を抜いてくれたお陰で、帰宅して直ぐに眠ってしまったからだ。

朝起きて、「しまった。ブログの更新をしていない」と思った。

久し振りの飲み会で、私も嬉しかった。

私の船のお客様でもあり、釣り仲間からも連絡が来た。

「大会は随分盛り上がったみたいですね」

「盛り上がったよ。みんな、悪コンデションの中、頑張って鯛や鰤など沢山釣り上げていたよ」



「写真は一部ですか」

「そうよ。写真の釣果は一部よ」

「来年は、私たちも参加したいですね」

「そうね。今年は無理だったけど、来年は一緒に参加しようよ」

「優勝を狙いたいですね」

「頑張ってよ。私もまた頑張るよ」

「スジアラは私の船の参加者が釣られたんだよ」

「大きいですね」

「4㎏だったよ」

色々な釣り人の参加で少しずつでも、輪が広がっていくと良いなと思っている。

ブログを更新しながらも、外の雨と風が気になっている。

「明日も無理かな」

「明日は何するの」

「何しようかな。鯛ラバの針結びを、もう少ししておこうかな」

天気予報は、波が2メートルと言っている。

明日も、湾岸道路のドライブから始めよう。