釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月28日 トリプルヒット(平成最後の釣り)

2019年04月29日 | 日記




平成最後の釣りは、トリプルヒットで締める。




堀部さんにアタリが来た。

 

続けて、清水さん、内田さんにもアタリが来た。

それぞれに大物がヒットして、大きく竿が撓る。

内田さんの獲物は、特に大物のようだ。

大物とのやり取りに、皆さん、歯を食いしばって強い引きに耐えている。

「浮いてきた」



清水さんの獲物が、最初に姿を見せそうだ。

「もう少しで浮いてきます」



71センチ、3.2キロのニベが姿を見せた。

「ニベやった」

無事タモ入れして、獲物を船に引き上げる。



堀部さんと内田さんの獲物は、なかなか浮いてこない。

浮いてこないどころか、内田さんの獲物はドラッグ音を鳴らして、ラインをドンドン引き出している。

堀部さんの獲物は、真下に突っ込んでいる。

船が動かせない。

「内田さん、何とか頑張って巻き取ってください」

内田さんが、苦悶の表情で頑張っている。

「ラインが無くなる」

獲物の大きさは、10キロを超した大物のようだ。

5メートル巻き上げては、10メートル以上走られる。

「リールが巻けない」

「もしかしたら、15キロ以上有る獲物かも知れない」

張り詰めた緊張感が、何とも言えない。

竿を引き抜くように、相手を引き寄せようとした。

「あっ…」

リーダーが切られた。

見守っていた、誰もが言葉を発することが出来ないくらいの口惜しさだ。

「堀部さん、頑張ってね」

口惜しさを乗り越えて、内田さんは堀部さんの応援に回る。


内田さん、清水さんの応援を受けて、堀部さんが歯を食いしばってラインを巻き上げる。

堀部さんの獲物が何とか浮いてきた。



93センチ、8.8キロの、見事なブリが姿を見せた。

無事にタモ入れして、堀部さんと祝福の握手。

鯛ラバの仕掛けで、ドラッグ調整を緩めにして、相手有利のやり取りを粘り抜いた。




平成最後のトリプルヒットは、大喜びとやり取りに疲れた口惜しさが入り交じった。

獲物を手にした楽しさと逃げられた口惜しさ、釣りの醍醐味だろう。





北東のウネリが残る中、頑張って頂いた今日の釣りを写真で振り返る。

  


  





良型の真鰺が連発。

40センチ近い鰺も居た。





 




北東のウネリが高くなり、一旦、内場に入る。

  

ロックフィッシュをやってみた。

  




風か少し落ち着いて、再び沖合に出てみた。





47センチ、1.2キロの真鯛がヒット。

 

  

ここから、冒頭の嬉しい、口惜しいトリプルヒットに繋がっていった。

船長として、平成最後の釣りをトリプルヒットで締めて頂いたことに、心から感謝いたします。

嬉しさも、口惜しさも、次へのステップだと思っている。



港に帰ると、仲間の船も帰ってきた。

やはりブリを釣っていた。





前原晟人君、前原大晟君の元気良い兄弟に、ブリと真鯛を持ってもらった。


4月29日から5月1日まで、孫達と遊びに行きます。

その間、ブログをお休みします。

5月2日から、再開いたします。

4月27日 ガンゾウ祭り

2019年04月27日 | 日記
港を出る時に、天気予報は再確認していた。

「北東の風が10メートルになっていますよ」

「夕べの天気予報から、変わったのですか」

「風が吹いてきたら、バタバタなるかな」

「朝間詰めに勝負しましょう」



塩田さん、右田さんと沖合のポイントを目指す。

朝間詰めは、海は穏やかな状態だ。

途中に、大きなベイトの固まりが出てきた。

潮は、ゆっくりとした下り潮。

なかなか、アタリが来ない。

2流しして、アタリが来ないと判断して、ポイントを移動する。

移動した先の、今日のベイト反応は、イマイチ。





ヒットしてくるのは、丸々としたエソ。



そんな中、塩田さんが上げたウッカリカサゴが綺麗だ。


「よし、今からだ」

と、思った時に、風が北東に変わった。

沖合から、風が海を渡ってくるのが見える。

海面にさざ波が立って、ドンドン近づいてくる。



上り潮の潮目も入ってきており、一気に海面が騒がしくなってきた。

沖合を見ると、白波も立っている。

ウネリも、ドンドン高くなってきた。

「場所を移動ししましょう」

急なウネリの高まりに、危険を感じて直ぐに移動する。

大島の内場に向けて、走り出した。

凄いウネリが、船の側面から打ち寄せてくる。

何度も白波の飛沫が、船の窓ガラスを叩く。

ウネリの方向と、高さに気を付けながら、ウネリに対して斜めに船が進むように舵を切る。


内場に入る。

風は強いが、ウネリはそんなに高くない。

「暫く、竿を出してみますか」





直ぐに、塩田さんにガンゾウヒラメがヒットした。

「今日は、ガンゾウも嬉しいですね。型の良いのは刺身が良いですよ」と、笑顔が出る。



右田さんにも、ガンゾウヒラメがヒット。



「私は、煮付けが良いですね」



塩田さんに、又してもガンゾウヒラメがヒット。

「大きなガンゾウは、5枚に下ろすと良いですよ」

釣りをしながらの、料理教室が開講だ。


「今日は、ガンゾウ祭りかな」

お二人の会話に、私も混ぜて頂く。









楽しく会話しながらも、ガンゾウヒラメのアタリは続く。

「最近、ホウボウを見ないですね」

右田さんが、こう話をされた。

すると、塩田さんにアタリが来て、ホウボウがヒットしてきた。



「凄いですね。話が聞こえたみたいですね」

一気に笑いが船上に広がった。


ガンゾウが連発する中、真鯛?を思わせるアタリも来た。



緩めにしてある、ドラッグからラインが引き出される。

2度、3度と走られる。

楽しみながら、巻き上げる途中で針が外れたり、針が切られたりした。


内場でも、此まで良型の真鯛は上がっている。

逃げた獲物は、諦める。

「次に楽しみましょう」

「今日は、楽しいガンゾウ祭りですね」

釣りを切り上げ、帰る道中も北東の風は強かった。

4月26日 厳しいな…

2019年04月26日 | 日記
今日の海は、厳しかった。

ベイト反応は、ビックリする位の反応が出てくる。

底にべったりではなく、畝って海底から浮き上がっている。

でも、ヒットしてこない。

「何で…?」

自問自答しながらの、竿出しになった。





天気予報では、風マークが黄色になっていた。

「せめて、昼頃まででも釣りが出来れば」

沖合に出てみると、以外に風が無い。

時折、南西の風が吹いてくるが、波が立つ様な心配はない。

潮は、緩い下り潮が流れている。

0.6ノット前後と、緩やかだ。

最初に入ったポイントは、ベイト柱が立っていた。

Nさんが、竿を出す。

一流し目、二流し目と反応がない。

「可笑しいな…」

潮色は悪くないし、何かリズムが合っていないのかも…と、考えてしまう。

此処ならばと、思えるポイントを移動していく。

「何か、当たった」「グッと来た」

時折、何らかのアタリは出ているようだ。


時間の経過と共に、時折、南西の風が強く吹いてくるようになった。


仲間からも「ベイトは凄くいるのに、アタリが出ない」と、連絡が来る。

徐々に潮色が、黄緑色になってきた。

深場のポイントに入っても、アタリが出てこない。

「何処を攻めたら、良いのかな」

海全体を眺めて、潮の色が濃い処を探す。

100メートル以上の深場では、潮色が青々としている。

しかし、今度は下潮の流れが速いようで、ラインがドンドン出ていく。

上潮は0.8ノット前後と下り潮が緩やかなのだが、南西から西に変わった風が強く吹いてくる影響も有るのだろう。


場所を浅場に移動すると、益々、西風が強くなってきた。

浅場に来ると、時折、バイトはある。

しかし、ヒットまで行かない。

Nさんも、辛抱強く頑張っていらっしゃるのだが、何とも、もどかしい。

大島の島影にいても、西風が白波を立てるようになってきた。

「口惜しいけれど、帰りますか」

大島の北側を通るときは、白波だらけになっていた。

4月25日 パソコンと格闘

2019年04月25日 | 日記
湾岸道路から、海を見る分には凪ぎに近いように見える。

でも、波長の長いウネリは寄せている。

「きっと、沖はうねっているのだろうな」

今日の海も、そんな感想だった。



船を掃除して、給油していると、時折、雨がパラパラと降ってくる。

嫌な雨だとも思うし「降るなら、もっと降れ」とも思う。

自船の確認にやって来た、大磯先輩と暫く話し込む。

「選挙は大変でしたね」

「おかけで、嬉酒が飲めたよ」

「これから、4年間が大変ですよ」

「その事は、ちゃんと本人に伝えてあるよ」

「処で、明日はどうします」

「出てみようと思っている」

「どっちをします」

「餌釣りをするつもり」

「本当は、今日は晴れて風が吹いてくると思っていたけど、吹きませんね」

「明日、風が出らんければ良いけどな」

不安的中かも…。

嫁の天気予報で、明日は西の風が強く吹くような事を言っていた。

「出てみて、風が吹いてきたら、直ぐに帰ってきますよ」

いつもなら、10時頃から風が出るけど、明日はどうだろうか。


先日、突然インターネットが繋がらなくなる事態に陥った。

その煽りなのか、今度は、ホームページビルダーが更新できなくなった。

自分が知る限りの手立てを尽くすが、上手く行かない。

ホームページビルダーの問い合わせに電話するが、アナウンスが流れるだけで一向に繋がらない。

「こりゃ、困った」

彼方此方に電話して、出た結果が「ソフトが壊れているのじゃないか」と、言うことだった。

プロバイダーも、同じ事を言っていた。

結局、一度アンインストールして、新しく入れ直す作業をすることにした。

何もかもが、正常に機能するようになったのは、夜九時頃だった。

「パソコンと格闘」した、一日となってしまった。

4月24日 海を見る

2019年04月24日 | 日記
夜中から降り出していた雨が、朝も降り続いていた。

思ったよりも、激しく降る雨では無い気がした。

陸上では、風はそんなに吹いているようには感じなかった。

海は有る程度、吹いているのかも知れない。



湾岸道路から、海を観察してみた。

船と道路からでは、海の状況は全く違うことが多い。

海の色が、沖合は青く見えても、実際そこに行ってみると、違ったりする事がある。









遠くに見える立石海岸は、白波が立っている。

磯場に打ち寄せる波も、結構高そうな気がする。

潮の色自体は、沖も潟も余り変わらないように見える。

少し緑がかった色に見えるのは、下り潮だろうか。

潮目らしい物が、余り見えない。


仲間達の船も、誰も出ていない。

明日は「出てみます」と言う仲間もいるが、出られるだろうか。

雨の後の風が、気になるところだ。


現時点の、釣りに関する状況は、アタルポイントが限られる気がする。

沖合の深場に、行っている仲間からは「鯖が多い」と、良く連絡が来る。

沖で、知り合いの船と出会うと「ハタがアタリました。ハタが良い感じですね」と、教えて頂くことがある。

当然、私も情報の交換はする。

もう一つ、嫌な情報なのだが「サメが多い」と、連絡も来る。

「エソも多い」と、良く連絡が来る。

サメも、エソもベイトが多いから、寄っていると考えているのだが…。

釣れて嬉しい魚ではない。


ポイントによっては、空振りすることもある。

博打性の高いポイントもあるが、いかに我慢できるかが、勝負の分かれ目になりそうな気がする。