釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月31日 悩んで…中止

2018年03月31日 | 日記
朝6時30分の船着き場。

今日のお客様の、岡本さん達4人の釣り仲間達。

「おはようございます。波がありますね」

「そうですね。今、海の状況を見てきましたが、波があります」

「ここに来る途中の海岸線を通るときに、これは厳しいなと思いました」

岡本さん達も、波を確認されていた様子。



「厳しいですよね」

「そうですね。風も出てくると思います」

「了解です。日を改めます」

「申し訳ないです。天気には勝てません」

船仲間の富田さんも交えて、30分程の協議。

海響丸の森船長からも、連絡が来た。

「今日は、中止しました」

「私も、今お客様と話をして、中止にしました」

やはり、みんな天気を確認して安全第一に決定しているようだ。

台風3号の影響が、来週初めまでは続きそうだ。

3月30日 午前9時前に撤収

2018年03月30日 | 日記
「北風が吹いてくるでしょうね」

「午前中はやれますかね」

「多分、大丈夫かなとは思うけど…。今はまだ風が吹いてないからですね」

竹本さんと、船着き場で話をしていた。

「兎に角、出てみましょう」

港内をゆっくりと進み、沖波止を回る。

「あらっ…、風が吹いてる」

北風が、少し強めに吹いている。

それでも、白波は出ていない。

「沖に行ってみましょう」

船は、順調に進んでいく…今のところは…。



沖合に来ると、やはり風が強くなってくる。

真北と言うよりも、北北東位の風だ。

潮は下り潮の菜っぱ潮は、昨日と変わらない。

ベイト反応は、昨日よりも増えている感じがする。

「ベイトボールが、沢山出ています」

「一寸やってみますね」

風に押されることもあり、船は1.5ノットくらいで流れていく。

竹本さんが、重ためのジグでしゃくっていく。

7時30分を回る頃から、少し白波が出始めた。

風が強くなるほどに、ラインがどんどん出ていく。

「来た!」

竿が大きく曲がった。

「あっ…外れた」

ラインが出ている分、合わせが不十分になる。

ジグに、ハタと思われる魚の咬み跡が、ハッキリと着いている。

底を叩くように、余りジグを持ち上げないシャクリ。

このアタリの前にも、ハタと思われるアタリが来ている。

波とウネリと風が段々厳しくなってきた分、合わせが充分ではない。

「今日は、諦めましょう」

沖に出ていた漁船も、帰ってきた。

目測2メートルは有るような波が、船縁を叩く。

午前9時前、波を乗り越えて、ゆっくりと帰港した。

3月29日 親子で楽しく釣行

2018年03月30日 | 日記
この季節は、子供が成長していく季節でもある。

大学進学、社会人としての就職と進む道はそれぞれ。

塩田さん親子も、息子さんの大学進学が決定し、親子で釣行。

「大学合格、おめでとう。今日は、釣れると良いね」

「有り難うございます。頑張ります」

塩田さんの息子さん、寛明さんの笑顔が爽やかだ。





しかし、今日の海は、状況が一変していた。

潮が下り潮に変わり、底潮は水温が下がって、鯛ラバの鉛が冷たい。

魚探には、ベイト反応は出ているのだが、その出方が少し変だ。

東西南北、どの方向に走っても海底から5メートルくらい上に、幅5メートル位で映し出されている。

「このベイト反応は何やちゃろうか」

「本来のベイト反応の出方じゃ無いですよね」

潮も殆ど動かず、水温は冷たい。

出足から苦戦が続く、嫌な流れに成ってきた。

「ポイントを変えましょう。どうにかしなくちゃですね」

魚探に映し出されるベイト反応の変化を見ながら、ポイントを探す。

「浅場を探してみましょう」

潮色は、菜っぱ色した下り潮。

どうにかベイトボールが出てくるポイントを、見つけだす。

「ここで頑張って見ましょう」

1時間経ってもアタリがこない。

「どうしたモンだろう…」

海を眺めて考えていたところで、塩田さんにアタリが来た。



いきなりのアタリで、ラインが出ていく。

「青物ですかね」

「そうだと良いですね」



上がってきたのは、2キロ超のオオモンハタ。

「この大きさは久し振りに見る気がしますね」

「ホントに久し振りの大きさですね」

オオモンハタが来て、少しはホッとした気持ちになる。



寛明さんにもアタリが来た。



ガンゾウヒラメが上がってきた。

「何とか1匹上がって、ホッとしたね」

塩田さんも息子さんの仕掛けを潮の変化に併せて、随時、作り替えていらっしゃる。

「ガンバレよ」励ましの声かけも優しいお父さんだ。

優しいお父さんに、アタリが来た。



「竿先を叩きますね」

「きっと、真鯛だと思います」



56センチの綺麗な雌の真鯛。

寛明さんの大学進学を、祝福しているかの様だ。

この後、寛明さんがガンゾウヒラメをもう一匹追加。

出足は「どうなることか」と、大いに心配した。

桜咲く、祝い真鯛を手にして帰港した。

3月28日 ジグにメジナ…が来た。

2018年03月29日 | 日記
ポイントに向かう途中の潮色は、上り潮の青味が戻り始めていた。

「ベイトも良い反応が出ていますね」

西村さん、横田さん(愛称 徹君)、そして昨日に引き続きの温水さんの3人で楽しく船を進める。

「今日は釣れると良いですね」

「桜真鯛を釣りたいですね」

大きな期待を持って、ポイントに入る。

潮は、0.8ノット前後で北に流れている。

「何かが触ってきますね」

反応は出ているようだ。

最初のアタリは、西村さんに来た。



「来た!来ました」

楽しそうに、やり取りが始まる。

「竿先を叩くアタリは、真鯛みたいですね」



57センチ、2.3キロの雄の真鯛。

「良い真鯛が来ましたね。気持ちがホッとしました」と、笑顔が良い。

徹君にも強烈なアタリが来た。

「来た!来ました」

体制を整えて、反撃に出る。

しかし、最初の激しい突っ込みで針が切られた。

「口惜しいですね」



温水さんにも、アタリが来た。

「余り引かないですね。根魚かな」



上がってきたのは、ウッカリカサゴ。

「今日も根魚からスタートですね」

この頃から、沖からの潮目が、何本も入ってくるようになった。

潮目の中では、正体は不明だが、魚の群がナブラを起こしている。

温水さんがキャストするが、群れからの反応はない。

「ただ遊んでいるだけみたいですね」

キャストを止めて、潮目の中でジグをしゃくる。

「凄いベイト反応が出ていますよ」

三人で、一斉に仕掛けを落としていく。

反応は直ぐに出た。

「来た!来たよ!」



温水さんの竿が、大きく曲がっている。

ドラッグ音が鳴り、ラインが引き出されていく。

「おおっ、走る」

仕掛けを信じて、相手の走りを止めに掛かるが…「あっ、切られた…」

12号のリーダーがザラザラになって切られている。

徹君にもアタリが来るが、針が外れてしまった。

アタリは捕らえるのだが、今ひとつ調子が上がってこない。

今度は、西村さんにアタリが来た。



潮目の中のベイトには、色々な魚が着いているようだ。



1キロ超のマハタが上がってきた。

「良いマハタが来ました」

美味しい高級魚だ。

潮目の真ん中に来ると、流れ藻や色々なゴミで釣り辛い。

「チョット、移動しましょう」

ベイトを探して、潮目を離れる。

海底に、小さな起伏が続くポイントに入る。

この頃から風が南東に変わり、少しずつ波が出始めた。

船も風に押されるように、潟に向かって流されていく。

「魚探に反応が出ています。ベイト柱が出ています」

直ぐに西村さんにアタリが来た。



「何やろ。叩く感じはないですね」



上がってきたのは、良型のメジナ。

「メジナがヒットしてくるんですね」

船首の方でも温水さんにアタリが来た。





これも、1キロを超す良型のメジナ。

「ジグにメジナが来ました」と、笑顔だ。

ジグにメジナがヒットするのは、私も初めて見る気がする。

徹君にも、メジナと思われるアタリが連続してくる。

「あっ…外れた」

どうしても、今日は針外れが起こってしまう。

「へぇー、ジグにヒットするんですね」

感心していた西村さんもジグに変えて、アタリが来た。

「あれ、余り引かない」



上がってきたのは、これも良型のメジナ。

南東の風が強くならなければ、もっとメジナのアタリが続いているはずなのだが…。

南東の風が強まり、これ以上釣りを続けるのは無理と判断。

高まる波の中、帰港した。

3月27日 鉛が冷たい

2018年03月28日 | 日記
「途中で、ジグが抜ける感じがありますね」

潮が二枚潮になっているようだ。

「鯛ラバの鉛やエソが冷たいですね」

釣れたエソを素手で触ってみて、ヒヤッとした感覚を感じる。



苦戦する要素が満載の潮で、釣り開始する。

上潮の流れは、上り潮が沖に払い出している。

しかし、下潮は、南に向かっている。

「ゴツと当たるんだけど、針に乗らない」

温水さんのジグにアタリが来るのだが、イマイチ針掛かりしてこない。

私も、チョット鯛ラバを引いてみた。

1時間ほど経過したとき、何かが針掛かりしてきた。



アヤメカサゴが上がってきた。

「まあまあの大きさですね」

ベイト反応の有るところを探して、仕掛けを落としていく。

温水さんにアタリが来た。

35センチくらいの鯖が上がってきた。

「ベイト反応は鯖なら、もう少し活発に当たって欲しいな」

海の状況は、なかなか我々の思うようにはならない。

「ポイントを浅場に変えてみましょう」

水深40メートルあたりを攻めてみる。



温水さんにアタリが来た。



上がってきたのは、良型のオオモンハタ。

「これの前に強いアタリが来たけど、乗らんかった」

「直ぐに落としなおしたら、これが来た」

ハタが、ジグを追いかけていたのかもしれない。

しかし、ここから潮の動きが変な感じになってきた。

同じポイントで、コースを変えて船を流す。

すると、一回一回流すたびに、流れる方向が変わる。

「同じポイントを上手く攻められませんね」

「一々流れる方向が変わるのが、厳しいですね」

この厳しい状況を脱することが出来ないまま、納竿した。