釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月31日 ギブアップ

2015年07月31日 | 日記
朝、船を出すときに「今日は、止めとこうかな…」とチョット思った。

昨日の暑さが、頭に残っているからだ。

それでも、「大丈夫!」と、自分に気合いを入れて出港。

大島の東側を通り、水島の南沖の水深70メートル付近に行ってみる。

途中の主だったポイントを魚探で覗いてみると、結構なベイトの影が映し出されている。

仕掛けを落としてみたくなるが、今日の目的は水島の南側から鳥島付近までベイトの確認。

所々で、ベイトの影は確認できるが、ボール状になっているベイトは余り見かけない。

穏やかに、海底付近に溜まっている感じだ。

所々で鯛ラバを落としてみると、ゴツゴツとアタリは出るが、なかなか乗ってこない。

周囲の餌釣りの船も、午後12時が近くなると帰っていく船が出てくる。

この暑さには、勝てない様子だ。

鯛ラバを引いていると、目の前に白い物が流れてきた。

「何だろう?」

見ると、大きなクラゲ。

小さな魚が、クラゲの体を突いて食べているのが見える。



クラゲを見て、思い出した話がある。

早朝の南郷の市場で、知り合いの漁師さんとの話。

「水温がなかなか上がってこんな。表面は23~4度はあるけど、5メートルも潜ると20度を切るよ。」

と言うことは、海底付近はもっと低いと言うことなんだろう。

最近の、異常気象の影響なんだろうか。

それにしても、今日はさっぱり釣果が上がらない。

風もないし、暑すぎるし、友達からの電話でも「熱中症に気をつけろよ」と言われている。

頭がボーっとなる前に帰港するか。

チョット早いが午後3時前、暑さにギブアップ。

夜、夜空を見ていたらお月様が綺麗だった。


7月30日 暑い、たまらん

2015年07月30日 | 日記
この時期、無風ベタ凪の暑さはたまらん。

今回、鵜戸方面に船を走らせ、水深50メートルの海域に入る。

エンジンを止め、ドテラで流してみる。

流される速さが、1ノットから1.3ノットとやや早すぎる。

流れ自体は、沖への払い出し。

やや上りが入りかけている感じを受けるが、朝の潮は菜っぱ潮。

シーアンカーを入れ、水深60メートル海域まで探りを入れるが、ベイトの影が少ない。

「あたらんな…」

仕掛けを上げるたびに、こまめに吸水だけは摂るようにしている。

後で聞いたことだが、今日の宮崎は日本で一番暑かったらしい。

流すコースを変えながら、丁寧に探っていくと漸くアタリが来た。

海底から3メートルくらい巻き上げたとき、ガツンと来た。

元気が良く、何度もラインを引き出している。

やり取りを繰り返して、上がってきたのは3キロクラスの真鯛。



一枚上がるまでに2時間以上掛かっているだけに、今日は苦戦するかも。

2度目のアタリは、それから1時間後。

イトヨリ鯛が小気味よいアタリを見せてくれた。

それにしても、今日の海はベタ凪過ぎる。



潮が変わり始めた。

沖からの突っ込み潮に変わり、船が岸方向へと流されていく。

「余り良い感じではないな。」

と、思っていたら、案の定、草フグが当たり出した。



これは、仕掛け補ボロボロにしてくれる厄介者だけに、ポイントを大きく北側に変更。

目の前に鵜戸神宮が見える。

時計を見ると、午後2時過ぎ。

午後からは鰺釣りにK先輩の船も出てきている。

挨拶をして、近くを流させて貰う。

午後3時過ぎにO先輩の船が近づいてきた。

「ぬきして、たまらんやろ。」

ガリガリ君の差し入れ。



これは、嬉しい差し入れだ。

元気が復活してきた。

復活した元気に答えるように、オオモンハタが来た。



このオオモンハタを最後に、暑さには勝てないと午後4時過ぎ帰港した。

7月29日 続きを夢見たが

2015年07月29日 | 日記
昨日の続きを夢見て、早朝の海に船を走らせる。

大島の東側、水深50メートルのポイント。

当たり前のことだが、潮行きが昨日と若干違う。

昨日は、大島と平行するような感じで緩い上り潮が行っていた。

今日は、真っ直ぐに沖に出ていく、払い出しの潮になっている。

時折、強い西風が吹いてくるのは、昨日と同じだ。

最初のアタリは、午前9時過ぎだった。

釣り初めて、2時間以上経っている。



一匹目が釣れて、少しホッとした。

同じコースを流していると、鯛ラバの仕掛けに絡みつくような感じのアタリが来た。

時折、首を振るような感じで「ククッ、ククッ」と、鯛独特の首振りが伝わってくる。



2キロくらいの良型だ。

より、気持ちが落ち着いてきた。

ここから、鯛が連続して当たってこないだろうか。

鯛ラバを引く手に、力が入る。

でも、次に当たってきた奴は、夏場の大敵になる草フグ。



鯛ラバの、ネクタイ、スカートがボロボロだ。

こいつが来ると厄介なので、流すコースを水島と大島の間に移動する。



西風に押されるように、沖合にゆっくりと流されていく。

魚探には、ベイトが多く映し出されている。

着底と同時に当たり。

それ程の引きではないが、上がってきたのは1キロ超の真鯛。



釣り上げて、仕掛けを投入すると直ぐに当たり。

今度は、どんどんラインが引き出されていく。

こりゃ、昨日に続き青物が来たか。

期待が大きく広がっていく。

巻き取っては引き出される、攻防を繰り返していると再度の強烈な走りにラインが切れた。

海底付近の沈み瀬に、ラインが当たったようだ。

昨日の続きと夢見たが、そうは問屋が卸さなかった。

口惜しい気持ちが、ふくれあがる。

最後は、足の裏程度の鯛を一枚追加して、納竿とした。



明日、明日はリベンジだ。

7月28日 気持ちは快晴

2015年07月28日 | 日記
午前6時30分、今月の5日に出船して以来の出港だ。



朝日が水面でキラキラしているのを見るのは久し振りで気持ちが良い。

海の色自体は、通称「菜っぱ潮」。

鵜戸方面の水深50メートルに船を止め、鯛ラバを引いてみる。

魚探には、ベイトの影は余り映っていない。

予想通り、アタリが来ない。

西風も、白波が立つくらいに段々と強くなっていく。

シーアンカーを入れていても、船の流される速度が速くなっていく。

今日、最初のアタリが来たが、上がってきたのはチダイ。



その後は、エソの連発に嫌気がさしてくる。

夏になるとエソ達も元気になってくるのかな。

この頃から西風も可成り強くなり、岸からの波頭が白波になって船縁に打ち寄せてくる。

大島の、東側に移動する。

ここは、西風を大島が遮ってくれる分、波静かだ。



水深40メートルのポイントから、鯛ラバを落としてみる。

直ぐにアタリがあるが、上がってきたのは小さな真鯛。



しかし、ここからが今日の本番だった。

再度鯛ラバを落とすと、着底と同時にアタリが来た。

一発目が強烈に走られ、リールからラインが引き出される。

それでも、上がってきたのは2キロオーバーの真鯛。



これくらいの真鯛で良いから、後何枚か当たらないかな…。

願いが通じたのか、船が水深50メートル当たりに来たとき、ゴツゴツと鯛独特のアタリが来た。

今度は間違いなく、3キロオーバーの引きだ。

ラインを引き出されては巻き取り、また引き出される。

心の中では「切れないでくれ、外れないでくれよ」と強く願う。

竿を握る手が、痛くなるほどの強烈な走りだ。

何度もやりとりを繰り返し、上がってきたのは鮮やかなピンク色の真鯛。



港で計ってみたら4.5キロの立派な雌の真鯛。

これで一気に気持ちは快晴になった。

これまでのストレスが一気に吹き飛んだ。

この後も、3キロ級の真鯛、キロ超のオオモンハタ、と続けて楽しい引きを味あわせてくれる。



2キロクラスの真鯛が来て、暑さに火照った体を冷やすためポカリを飲むが、気分が快晴だけに美味しい。

魚探を確認し、ベイトが居るなと思っていると、いきなり竿先が突っ込んだ。

ジャーっとラインが出ていく。

上がってきたのは2キロクラスのハマチ。



この時期の青物は虫が気になるが、取り敢えず血抜きをしてクーラーの氷の中へ。

K先輩が鰺釣りに来ていることもあり、様子をうかがいに沖合に船を走らせる。

鰺は小さいと言うことだった。

再び、水深40メートルのポイントに戻り鯛ラバを落とす。

時刻は、4時過ぎの丁度満潮の潮止まりだ。

本日の、クライマックスが始まる。

チョット早めに鯛ラバを引いていると、“ゴッ”と強いアタリが来て何メートルくらいラインを引き出されたか分からないくらい走られた。

「負けるもんか!」ひたすらハンドルを回し、ラインを巻き取る。

巻き取った倍以上引き出されていく。

何だろう、鮫か、大物の青物か、カンパチなら良いな。もしかして大きなアラか?

色々考えながらも、懸命にラインを巻き取る。

リーダーが見えてきた。獲物は船の下に入った。姿が見えない。思い切り竿を立てて獲物を引き出すとビックリ。

鮫かと思っていたが、鰤だった。



港で、妻と一緒に検量したら7.4キロあった。

これまで、台風で海に行けなかった鬱憤がいっぺんに晴れた。

明日は、返り討ちに会わないように頑張ろう。

7月27日 晴れ、海は凪

2015年07月27日 | 日記


こんな天気図、久し振りに見る。

九州の沖に、高気圧。

予想に反して、今日の海が凪になっているはずだ。

午後から、私の船と繋ぎ会っていた、仲間の船とのロープをほどいた。

昼過ぎ、知り合いの漁師さんから、電話が来た。

「今、裸バエの横を通っているところ、凪やど。」

「私は、鰺釣りに行ってくるけど、海の色は可成り青味が戻っているよ。」

との嬉しい連絡。

昨日の話で「明日までは、波があるやろうな。出られても昼からかな。」

予想的中。

夕方、再度、知り合いの漁師さんに連絡してみた。

「潮はどうですか。」

「下の方は下り潮やな。上は緩い上り潮になっている。」

「釣れてますか。」

「良型の鰺が十数枚とシロアマ鯛が釣れた。」

「これから夕方に掛けて、もっと食いが上がるかもしれませんね。」

「今は、ポツポツだけど食いが立ってくると良いなと思っている。」

「明日、私は朝早くから船を出します。」

ポツポツだが、鰺が当たっているようだ。

明日は、期待が持てそうだ。