釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月17~18日 梅雨凪ぎになったが…

2021年06月19日 | 日記
17日の段階で、船を出すのは、諦め掛けていた。

夕方の海を見た時に「意外と波が出ていない」と、感じていた。

仲間と話したときも「明日までは無理かな…」と、考えていたのだが。

夜に、お客様と話した。

「昼前には、南よりの風になるみたいですね。悪くなったら、帰ってきましょう」

そう言う判断で、出てみる事にした。



今日の船出は、午前6時前の干潮が過ぎてからとした。

私が少し朝寝坊したが、6時30分頃には出発。

裸バエを過ぎて、沖に出る。

「少しウネリは残っているけど、大丈夫みたいですね」

ウネリを越しながら、快調に船を走らせる。


今日の狙いは、アカハタメイン。


海の状況は、赤潮がまだ残っている。

赤潮の帯を抜けるときは、船が立てる波飛沫が真っ赤になる。

「いつまで、この赤潮が残っているのですかね」

表面水温を測ると、22度と表示される。

「船釣りには、丁度良い水温なのだが…」


朝間詰めに、少し、ライトジギングをやってみる。

ベイト反応とマッチすると、何かがヒットしてきた。

竿先をバタバタと叩く様なアタリ。

しかし、針掛かりが浅かったのか、外れてしまった。


暫くすると、何か大きな魚のナブラが起きた。

ジグを投げ込むと「食い付いてきた」と、竿にアタリが出たが…。

やはり、外れてしまった。

ブリの様な、サワラの様なナブラだったのだが、残念。


「アカハタに行きましょう」

気持ちを切り替えて、ポイントを移動する。


岸からは可成り離れた、浅いポイント。

浅いところでは、水深は8メートルばかしになっている。

「海底は、ゴツゴツしています。凸凹が激しいです」


釣りを開始して、直ぐに佐藤さんがアタリを捕らえた。




30センチクラスのアカハタ。

その体色の赤が、綺麗だ。

潮行きは、緩い上り潮なのだが、潮の色は、やや緑色が入り、濁った感じを受ける。

「海底が見えませんね」

濁りがなければ、海底が見えるところが有るのだが。


アタリは、ポツポツと出てくる。








手の幅で魚を測り、30センチ未満は全て放流する。

「それにしても、今日はアカハタの型が小さい気がしますね」

放流する方が、多い。


「これは、良い型かもしれません」





メジャーで測ると、34センチと良型だった。

「これくらいのが、連発すると嬉しいですけどね」





なかなか、型が上がらない。


雲行きが、怪しくなってきた。

南方向の、景色が見えなくなってきた。

「雨ですね」

パラパラと、雨が降り出した。


天気予報の、南よりの風が吹き出す前に、移動する。


「この辺りでも、型の良いアカハタは、出ますよ」

頭だけ見えている、沈み瀬周りの浅いところを流していく。

「来ました」

佐藤さんの竿が、気持ちよい弧を描いた。




「これは、良いですね」

35センチの良型。


合間に、ティップランをやってみる。

イカエギに、大きなイトヒキアジが付いてきた。

海面まで付いてきたが、食い付きはしなかった。


「先に帰るよ」と、仲間から連絡が入る。

仲間の船が見えたのを機に、引き上げる事にした。