釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月31日 2つの悩み

2017年07月31日 | 日記
一つ目の悩みは、勿論台風5号の動き。

今の動きは、北西方向に動いて、宮崎方向に向かって居るみたいだ。



日向灘の海水温が、27度くらいだったと思う。

今の台風の勢力が、935ヘクトパスカル。

このままの勢力で来ることはないにしても、相当の勢力は保っていると思われる。

台風5号の進む方向によっては、風が北東になるか、南東になるか。

もし、南東の風が吹く事になれば、私の事務所にしている実家は真正面から風を受ける。

去年の台風では、南風を受けて壁が壊れた。

今の進路から言えば、太平洋高気圧に余り頑張って欲しくない。

むしろ、偏西風に「もっと強く吹け!」と、言いたいくらいだ。

迷走台風だけに、まだまだ進路は確定しないが、どうか何処にも上陸しないで去って貰いたい。

大陸からの偏西風、頑張れ!



2つ目の悩みは、悪さをするフグ。

仕掛けを巻き上げると、10匹以上の小さいフグが付いてくる。

海面近くで、鯛ラバのネクタイに噛みついたりする。

水島周辺ばかりではなく、油津沖も含め、全ての海域にフグが居る。

去年は、青いフグだった。

今年は、草フグの集団だ。

仕掛けを落とし「ん…、何か触っちょる」と、思っていると竿先が元に戻る。

「あっ、切られた」

これの繰り返しになる。

船仲間は「黒の単色なら、フグにやられん筈」と言っていた。

しかし、次の日に合った時は「昨日は、フグに仕掛けを3回も切られた。黒色もやられる」と、嘆いていた。

フグの居る海域で魚をタモで掬う時、透明のクラゲが入ることがある。

また、仕掛けを巻き上げる時に、クラゲと思われる“何かのカス”みたいなモノが付いてくる。

仲間内では「これに食いついてくるのではないか」と、話が出ている。

ラインと、リーダーの結び目のチョットした膨らみの処が良く切られている気がする。

「白い色に反応する」とも言われているが、赤でも黄色でも切られている。

何か対策は無いだろうか。

今のところは「フグの居ないポイントを見つけよう」と、思っているけど…。


明日から、台風の影響で海が時化て、フグが居なくならないかな…。

暫くは、無理かな…。

7月30日 此処まで来たか

2017年07月30日 | 日記
裸バエとアナヌキの間は、水路が狭くなっている分、ウネリが盛り上がる。

「このウネリだけ見ると、怖くなるよね」

ウネリの波長が長いが、台風に影響される風は無い。

その分、船底を叩く様な波はない。

それでも、南から寄せてくるウネリの状況が気になり、水深40メートルのアタリで船を止める。

「暫く、ここで釣りをしながら様子を見ましょう」

北西の風が弱く吹いてくる中、下り潮に乗せて竿を出す。

立山さんご夫婦に、渡辺さんの3人で海底付近に出ているベイト反応に向けて仕掛けを落としていく。



25センチほどの鰺や鯖が、ヒットしてくる。

立山さんのご主人には、鯖がダブルでヒット。

奥様には、真鰺がヒット。

魚が当たってくれば、兎に角楽しい。

立山さんのご主人の竿とリールは、今日が初卸し。

「最初に魚が釣れて良かったですね」と、みんなで祝福する。

1時間ほど様子を見ていたが、風が出る様子もなく、波も無く、船は横揺れも殆ど無い。

「目的のポイントに行ってみますか」

北東に向けて船を走らせる。

目指すポイントに着くと「あれっ、ウネリも低くて、波もない。こっちは凪だ」と、チョットビックリ。

瀬周りを見て回ると、時折、ベイト柱が出てくる。

直ぐに竿を出す。



立山さんご主人に、丸々と太った鯖が来た。

「大きい鯖ですね」と、笑顔。

奥様にも、30センチ超の良型の鰺が来た。



奥様には、同型の真鰺が連発。



ご主人には、良型のアヤメカサゴがヒット。



「カサゴは嬉しいですね。唐揚げや煮付けなどが美味しいですよね」

と、美味しく食する話が楽しく広がる。

立山さんご夫婦の世話役をしていた、渡辺さんにもアタリが来た。



「漸く、来ました」

それまで、フグにジグを切られて、何度も仕掛けを作り直して、時間をロスしていた。



35センチ超の良型鰺に、チョットだけホッとした様子だ。

それにしても、今日のこのポイントはフグが増えていた。

渡辺さんがジグを4本フグに取られ、立山さんご夫婦も鯛ラバの仕掛けを切られる。

仕掛けを巻き上げれば、10匹以上の草フグが、海面近くまで追いかけてくる。

よく見ると、フグの群の中には、15センチくらいのカンパチの子供も群れている。

「早く大きくなって、私たちと遊んでね」

と、カンパチの子供に声をかける。

先日までは、殆どフグの姿を見かけなかったポイントにフグの姿。

「ついに此処まで来たか」

と、行った感じだ。

「ポイントを変えましょう」

南に向かって、船を走らせる。

この頃には、北東の風が少し出てきていた。

北東の風に押される様に、船を走らせる。

次のポイントに入り、ベイトを探すが、思ったより少ない。

その中で、立山さんの奥様にヒット。



良型の、アヤメカサゴ。

暫くして、又しても奥様にアタリが来た。



竿を叩くアタリに、一瞬、真鯛を想像したが、上がってきたのはニベだった。

しかし、この頃から北東の風が徐々に強くなり始めた。

日差しも一段と強くなってきた。

「風も出てきましたし、今日は引き上げますか」

波が出て、バタバタした状況になる前に帰港した。

7月29日 もどかしい気持ち

2017年07月29日 | 日記
出足は、順調だった。

下り潮がゆっくりと流れる中、魚探にはベイト反応が出ていた。

「今日の狙いは、青物と真鯛」

釣りの主役となる、魚を求めて竿を振る。



吉行さんにアタリが来た。



良型のイサキ。

ベイト反応が海底から、15メートル位の高さまで出ている。

塩田さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、大きな鯖。

この鯖の魚影が、海底付近に出ているベイト反応の上に出ている。

仕掛けを落としていくと、海底に届く前に鯖がヒットしてくる。

仕掛けがスムースに着底出来れば、イサキや鰺がヒットしてくる。



鯖が邪魔をしなければ、イサキや鰺の釣果が上がって行く筈なのだが…。

小型の鯖は、全て海に帰す。

暫く鰺やイサキ、鯖のアタリが続いた。

「なかなか狙いのアタリが出てこないですね」

「主役が姿を見せてくれない」

ジグの重さを変え、鯛ラバの色を変えて、青物に真鯛を狙っているが、思う様に行かない。

「思う様に行かないのが釣りですよ」

「じゃあ、ポイントを変えましょう」

船を南東方向に走らせる。

チョット大きな、古い魚礁が有るポイントだ。

ポイントについて直ぐに、塩田さんに強いアタリが来た。



「これは、青物です。これを待っていました」

竿先は海面に突き刺さる様に、獲物が強烈に走っている。

ドラッグ音が、気持ち良い感じの音を立てている。

もう少しで、姿が見えそうだ。

その時、塩田さんと吉行さんの声が同時に上がった。

「どうしました」

「外れました…」

後少しのところで、針が外れてしまった。

悔しがる塩田さんだが、針をチェックして直ぐに落としていく。

吉行さんと塩田さんに同時にアタリが来た。

吉行さんのアタリは、鯖だった。

「又、鯖です」と、タモ入れ前に振り上げた。

塩田さんのアタリは、待望のハガツオ。

「やった、ハガツオが来た」と、笑顔だ。



1.5キロくらいの良型のハガツオだ。

吉行さんに、鯖とは違うアタリが来ている。

「重いです」



上がってきたのは、大きなウッカリカサゴ。

「これは、刺身が取れますね」と、嬉しそうだ。

台風の影響も余り感じないほどの凪だが、時折、波長の長い大きなウネリが寄せてくる。



岸の方では、岩場に当たって砕ける波飛沫が、上がっているのが見える。

風が弱い分、波が出てないが、台風の影響は岸近くには出ている。

今日は、鯖に翻弄された形となった釣りだが、納竿直前に吉行さんに強いアタリが来た。



竿を叩くアタリに「真鯛かも」と期待が膨らむ。

慎重にゆっくりと、ラインを巻き上げていく。

途中の獲物の走りも、やり取り中は楽しいモノだ。

上がってきたのは、4キロクラスのニベだった。



「残念、真鯛ではなかった」

と、ちょっぴり口惜しそう。

「今日は、最後まで真鯛が出なかったですね」

「残念です…」

「大丈夫です。次には必ず来ますよ」

今日の主役と決めて、頑張ったが青物と真鯛の前に鯖がヒットしてくる、もどかしい気持ちの釣りになった。

「又、次回、頑張りますよ」

塩田さんも吉行さんも、帰りはすっきりした表情だった。


7月29日 もどかしい気持ち

2017年07月29日 | 日記
出足は、順調だった。

下り潮がゆっくりと流れる中、魚探にはベイト反応が出ていた。

「今日の狙いは、青物と真鯛」

釣りの主役となる、魚を求めて竿を振る。



吉行さんにアタリが来た。



良型のイサキ。

ベイト反応が海底から、15メートル位の高さまで出ている。

塩田さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、大きな鯖。

この鯖の魚影が、海底付近に出ているベイト反応の上に出ている。

仕掛けを落としていくと、海底に届く前に鯖がヒットしてくる。

仕掛けがスムースに着底出来れば、イサキや鰺がヒットしてくる。



鯖が邪魔をしなければ、イサキや鰺の釣果が上がって行く筈なのだが…。

小型の鯖は、全て海に帰す。

暫く鰺やイサキ、鯖のアタリが続いた。

「なかなか狙いのアタリが出てこないですね」

「主役が姿を見せてくれない」

ジグの重さを変え、鯛ラバの色を変えて、青物に真鯛を狙っているが、思う様に行かない。

「思う様に行かないのが釣りですよ」

「じゃあ、ポイントを変えましょう」

船を南東方向に走らせる。

チョット大きな、古い魚礁が有るポイントだ。

ポイントについて直ぐに、塩田さんに強いアタリが来た。



「これは、青物です。これを待っていました」

竿先は海面に突き刺さる様に、獲物が強烈に走っている。

ドラッグ音が、気持ち良い感じの音を立てている。

もう少しで、姿が見えそうだ。

その時、塩田さんと吉行さんの声が同時に上がった。

「どうしました」

「外れました…」

後少しのところで、針が外れてしまった。

悔しがる塩田さんだが、針をチェックして直ぐに落としていく。

吉行さんと塩田さんに同時にアタリが来た。

吉行さんのアタリは、鯖だった。

「又、鯖です」と、タモ入れ前に振り上げた。

塩田さんのアタリは、待望のハガツオ。

「やった、ハガツオが来た」と、笑顔だ。



1.5キロくらいの良型のハガツオだ。

吉行さんに、鯖とは違うアタリが来ている。

「重いです」



上がってきたのは、大きなウッカリカサゴ。

「これは、刺身が取れますね」と、嬉しそうだ。

台風の影響も余り感じないほどの凪だが、時折、波長の長い大きなウネリが寄せてくる。



岸の方では、岩場に当たって砕ける波飛沫が、上がっているのが見える。

風が弱い分、波が出てないが、台風の影響は岸近くには出ている。

今日は、鯖に翻弄された形となった釣りだが、納竿直前に吉行さんに強いアタリが来た。



竿を叩くアタリに「真鯛かも」と期待が膨らむ。

慎重にゆっくりと、ラインを巻き上げていく。

途中の獲物の走りも、やり取り中は楽しいモノだ。

上がってきたのは、4キロクラスのニベだった。



「残念、真鯛ではなかった」

と、ちょっぴり口惜しそう。

「今日は、最後まで真鯛が出なかったですね」

「残念です…」

「大丈夫です。次には必ず来ますよ」

今日の主役と決めて、頑張ったが青物と真鯛の前に鯖がヒットしてくる、もどかしい気持ちの釣りになった。

「又、次回、頑張りますよ」

塩田さんも吉行さんも、帰りはすっきりした表情だった。


7月28日 予想に反して、海は凪

2017年07月28日 | 日記
早朝5時過ぎ、一本の電話で起こされた。

「なんしょって!海はべた凪やど。行くど」

大磯先輩からだった。

時化ると思って、ぐっすり夢の中にいたので、半分頭が寝ている。

それでも、ジタバタと準備を整え、船着き場に走る。

出船の準備をしていると、知り合いの漁師さんの車が止まった。

「今からや。フグが多いど」

「はい、行ってきます。フグは合いたくないですね」

今の海の状況を、改めて船仲間の漁師さんから確認して、いざ出港。



朝日が反射して綺麗に輝く海は、台風の予想に反して、べた凪。

船のスピードが、ドンドン上がっていく。

「早くポイントに着きたい」

大磯先輩や倉爪先輩は既に、ポイントに入り釣りをしている。

ポイントに到着。



風もなく、べた凪。

潮は下り潮が南西方向に、0.6ノット前後でゆっくりと流れている。

下潮の流れも、そんなに速くない。

70グラムのジグが、やや斜めに落ちていく。

ベイトは瀬周りを中心に、海底から10~15メートルの範囲に、反応が出ている。

今日は、予約を頂いていたが、台風の影響で時化ると予想して、日延べして貰った。

「来て貰えば良かった」

と、思ったが、今頃仕事に向かわれているだろうな。

今日は、自分のやりたい釣りで少しでも、情報を集めておこう。

一流し目、しゃくり上げる範囲を海底から7~8メートルまでと決めて、小型ジグをシャクル。

直ぐにアタリが来た。

時折バタバタと暴れるアタリ。

「エソかな…」と思ったが、上がってきたのは35センチクラスの良型の真鰺。

次のアタリも、同型の真鰺が来た。

「出足が良いね」と、嬉しくなる。

最近のベイトに、カタクチイワシが混じる事があるのを思い出して、ジグを60グラムに変更。

すると、ゴツンと強いアタリが来た。

いきなり、ドラッグ音が鳴り響き、ラインがドンドン出ていく。

少し緩めにドラッグ調整していたので、獲物が思い切り走っている様だ。

10メートル巻き上げては、20メートル走られる。

「瀬に当たらなければ良いけど…」

相手の走りが、弱く感じたところで、思い切りラインを巻き上げる。

海中にカンパチが見えてきた。



2.4キロと、太った体型のヒレナガカンパチだ。

私の近くで流していた倉爪先輩にも、カンパチが来たと連絡を貰った。

時折確認する潮の流れは、下り潮が南西に流れているのは変わらない。

沖合にいた、上原さん、汐元さんコンビは「小さいけどシーラが来ました」と、教えて貰った。

離れたところにいる、大磯先輩は良型の真鰺が釣れている様だ。

私は、カンパチが釣れて気持ちが良い。

ベイトを確認しながら、流す位置を少しずつずらしていく。

ホール中に丸々とした鯖が来た。

次には40センチ近い、真鰺が来た。

ベイトの反応が多いところでは、ガッと強いアタリが来る。

竿先が海面に突っ込むのだが、針が切れたり、相手の口が切れたりで、なかなか上がってこなくなった。

そんな中、重々しいアタリが来た。



指4本くらいの、タチウオだった。

もしかして、針を食いちぎって逃げた奴は、タチウオだろうか。

このタチウオが釣れた時間が、9時30分過ぎ。

無風べた凪の蒸し暑さが、段々と応え始める。

お日様の当たる背中は、既に汗びっしょり。

少しでも、風が吹いてくることを願って釣りを続ける。

すると、汐元さんから連絡が来た。

「沖合から、良い潮が入ってきましたよ。綺麗に色をしていますよ」

潮が変われば、ベイトの反応する位置も変わる。

沖の潮目に船を入れて、潟に向けて船を流す。

すると、直ぐにアタリが来た。

これも、35センチ超の真鰺だった。

今日は、イサキが来ない。

海面には、鮫が背鰭を見せている。

「鮫が居ますよ」

近くにいた大磯先輩に、声を掛ける。

沖から入ってくる汐が大きく渦巻く様になって、潮の流れが複雑になってきた。

流れの速さも、1ノット近くになってきた。

時折、真鰺は当たってくるが、アタリの感覚が可成り広がってきた。

なかなか厳しい釣りになってきた。



潮が変化したことと、蒸し暑さに耐えかねて「先に帰るわ」と、何人かの仲間達が帰り始めた。

午前11時頃。

「フグが出始めました」

汐元さんや上原さん達から連絡が来た。

この辺りでも、フグが姿を見せ始めた様だ。

フグに仕掛けを切られるのは嫌なので、私も帰ることにした。

帰る途中に、汐元さんから連絡が来た。

「今、別のポイントの状況を見に来たけど、3キロくらいの真鯛が来ました」

直ぐに船首の向きを変えて、そのポイントに直行する。

ベイト反応が凄い。

暫くやっていたが、ヤズがヒットしてくる状況。

それにしても、今日は台風の予想に反して凪の海になった。

釣果も、まずまずで、気になるベイトの状況も確認できた。

明日は、どのアタリから攻めれば良いのかも、大体見当が付いてきた。

私の思惑が当たってくれる事を願って、帰港した。

明日も、今日みたいに凪であります様に!