釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月31日 まだかな、桜満開の日

2016年03月31日 | 日記
目覚めた頃は、雨は降っていなかった。

朝食を摂って外に出る頃には、傘無しでは歩けない程度の雨になっていた。

海を見に行ったが、波はそれ程出ている様子ではない。

しかし沖合では、北東の風が少し吹いているような、波が出ている。

岸近くから、沖合まで「菜っぱ潮」になっているようにも見える。

この潮になると、また水温が下がってくる。

明日は、西の風が強く吹く予報になっているが、海上では北または北西の風が、強くなってくるのかも知れない。



写真は、今日の物ではないが、以前に撮っておいた「菜っぱ潮」の物である。

磯釣り時代には「イサキ潮」とも言っていた。

イサキが、この潮を好むというわけではないのだが、何故かイサキが良く釣れていた。

今日で3月も終わり、4月になる。

そろそろ、イサキもノッコミに入る頃だ。

桜の花がまだ満開ではないが、桜鯛の満開の日が待ち遠しい。

仲間達との話には「まだかな、桜満開の日は」と、話しに良く出る。

場所に当たれば、潮に当たれば、3キロ~4キロの真鯛が当たってくる。



今週釣り上げた真鯛。

こんな鯛が昨年は、面白いように釣れていた。

その時の潮は、上りでも下りでも切れが良く、水温も「鉛が暖かい」ものだった。

愚痴ばかり言っていても、仕方ない。

今週末はまたしても雨になる予報だが、風が東が吹いて、海をもう一度掻き混ぜて欲しいと思っている。

海が掻き混ぜられることで、魚たちのやる気スイッチが入るかもと、期待している。

潟に寄っているベイトの群れは、多分キビナゴの群れだ。

釣り上げた、ハタや鯛、鰤などが口からキビナゴを吐き出す事が多い。

小さいジグ等で、攻めれば面白いかも知れない。

小さいジグに、それぞれの面白い工夫をするのも、良い思っている。

私の大切なリールが潮をかんでいるのか、クラッチ不調で修理に出した。

取り敢えず、予備のリールを一つ購入し、準備は出来ているが、後は天気次第。

仲間から入ってくる情報では、水深の浅い10メートル~20メートルの処でも、型の良い真鯛は釣れている。

4月になると、新年度になる。

そろそろ、海中も新年度になって、鯛が鰤が待っているかも。

モジャコが群れを作って、船の周りを泳ぐ姿も、見られるようになってきている。

水温が上がってくれば、流れ藻も出てくる頃だ。

海中の桜も、満開に近づいている筈だ。


3月30日 ベイトは沢山居るけどな

2016年03月30日 | 日記
ビックリするくらいのベイトが、浅場に寄っている。

目指すポイントに行く途中の、魚探に映るベイトに驚く。

潮の暦から行くと、2月3月が最も水温が下がる時期。

3月末くらいから、水温が上がり始める時には、潟近くから上がり始める事が多い。

これは磯釣り時代の、九州の仲間達から聞いていた。

そう言ったことから、潟近くにベイトが多く寄っているのだろうか。

「チョット此処でやってみようか」

釣り仲間の矢野さんに、声を掛けてみる。

海は凪だし、風も穏やかな西風だ。

釣りをするコンディションは最高だ。

大きく立ち上がったベイトを目掛けて、仕掛けを落としていく。

魚探で見る限り、ベイトの中に仕掛けは入っているはずだ。

しかし、アタリが来ない。

どんなに流しを繰り返しても、誘い方を変えてもアタリが来ない。

「ポイントを変えようか」

「ベイトが、こんだけ居るのに当たりませんね」

思い切って、南方向にポイントを移動する。

潮の色は青味が入って、遠明度も良い感じがする。

流し始めて直ぐにアタリが来たが、ゴッと来るだけで針に乗らない。

次のアタリが来たとき、矢野さんが強くアワセを入れた。



「針に乗らないので、合わせてみました」と、笑っている。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。



「やはり、直ぐ外れるのは、此奴の仕業やろうか」

船を元に戻し、同じコースを流してみる。

「来た」

またしても、アワセが入った。



今度の獲物は、竿先を叩く引きを見せている。

「鯛ですね」

ゆっくりと、鯛の引きを楽しみながら、ラインを巻き取っていく。

海面に姿を見せたのは、2キロクラスの真鯛。



近くに来ている矢野さんのお友達の船でも、鯛を釣り上げているのが見える。

同じ2キロクラスのようだ。

「これで少しは調子が上がらないかな」

でも、思ったようには上がってこない。

そんな中、再び矢野さんにアタリが来た。



「んっ…、引きが弱いな」

少し首を傾けながら、ラインを巻き上げていく。

上がってきたのは、イトヨリ鯛。



良型のイトヨリ鯛だ。

「これで、後は鰤が来れば文句なしだけどね」

なかなか思い通りに行かないのが、釣りの世界。

昼を過ぎると、見えていた船が、次々と引き上げていった。

「アタリが少ないのだろうね」

「水温が、まだ適温になってないのだろうね」

こんな事を話していたら、風が南西に変わり始めた。

別な用件の連絡も来た。

「今日は、これで帰ろうか」

午後2時過ぎに帰港した。

3月29日 花見の鯛

2016年03月29日 | 日記
船を走らせていると、魚探に映るベイトが気になる。

沖合よりも、潟近くの方がベイトが多く、その纏まった形も様々。

ボール状のベイト、立ち上がっているベイト、浮き上がってうねっているベイト等々。

いかにも、青物が潜んでいるような、期待感を持たせる。

「ここから始めましょうか」

塩田さんが、直ぐに仕掛けを落としていく。

しかし、一流し目も二流し目も、アタリが出ない。

「変ですね。アタリが出ないですね」

「場所を変えましょう」

次のポイントへと、船を走らせる。

鰤の出ているポイントに入る。

潮が少し濁りが入っている気がするが、流れ自体は北に向かう上り潮。

「来た。何か来た」

塩田さんに、本日最初のアタリが来た。



「鰤ではないです。鯛です」

竿先を叩くアタリ。

上がってきたのは1キロ超の真鯛。



しかし、今日の潮は切れが良くないのか、アタリが続かない。

ベイトは沢山居るのだが、その中に仕掛けを落とし込んでもアタリが出ない。

あのポイント、このポイントと次々と変えていく。

その内に、私も塩田さんも、少し気持ちが落ち込み始めた。

そんな時に、朗報が入った。

仲間のSさんとUさんからだ。

「今、こちらで鯛が当たっています」

「来て良いですか」

「どうぞ、一緒に流しましょう」

大急ぎで、そのポイントに向かう。

ポイントに着くと、Uさんが釣り上げた真鯛を、掲げて見せてくれた。



4キロは有りそうな見事な真鯛だ。

「このポイントを流していいですか」

「どうぞ、私たちも上の方から流しますね」

「ありがとう」

二人の了解を得て、潮上から船を流していく。

08ノットくらいで、上り潮に乗って流していくと、塩田さんと一緒に竿を出していた私にアタリが来た。

久し振りの、重々しい鯛のアタリだ。



上がってきたのは、3キロ超の真鯛。

「久し振りの真鯛は、嬉しいですね」

今度は、塩田さんにアタリが来た。





時折、ラインが引き出されている。

ゆっくりと時間を掛けて、上がってきたのは真鯛。

これも3キロ超の良型真鯛だ。



「これで、今夜の花見の鯛が釣れた。鰤も欲しかったけれど、充分な鯛です」

塩田さんが良型真鯛を釣り上げて、嬉しそうな笑顔だ。

「塩田さん、花見の鯛が釣れて良かったですね」

「はい、仲間にメールします」

ポイントを譲ってくれた仲間のSさんとUさんも、良型の真鯛を3枚釣り上げていた。

3月28日 リベンジ成る

2016年03月28日 | 日記
今月23日に、超大物に竿を折られて以来、口惜しさが胸に残っていた。

「前回よりも、強力な竿を用意してきました」

脇坂さんが、リベンジを狙って気合いが入っている。

「よっしゃ、行こうか」

やや強い北西の風が吹く中、ポイント目指して船を走らせる。

途中の魚探には、もの凄いベイトの影が映し出されている。

「ベイトが凄いね」

でも、目的の場所は此処ではない。

沖合を目指して、船を走らせる。

ポイントに到着。

直ぐに魚探でベイトを確認

「居るよ。瀬の頭から落ち込みアタリにいるよ。やって良いよ」

脇坂さんが、すぐにしかけを落としていく。

暫く、ベイトの動きを確認していると、いくつものベイトの固まりが映し出されていく。

「ベイトが浮き上がっている。なんか居るはず」

一流し目は、なにかのバイトがあったのみ。

二流し目に入る。

船は、ゆっくりと東方向に流れていく。

その瞬間が、ついに来た。

脇坂さんの、豪竿の穂先が何かのアタリを捉えた。

「来た!来たど!来たど!」

2度、3度と強くフッキングを入れていく。



針掛かりした獲物が、強烈な走りを見せる。

歯を食いしばって、その走りを止める。

「ゆっくり、焦らず頑張れ!」

脇で見ている方が緊張してくる。

リベンジの時が来ている。

「見えた!鰤だ!鰤だぞ!」

海面近くに来てからの抵抗が、強い、楽しい、スリリングだ。

「タモ、頼みます!」

「よっしゃ!入った!」

「やったー!リベンジ成ったぞ!」

「やったー!ついに釣ったぞ!リベンジしたぞ!」

ガッチリと握手する。



何かをやってくれそうな、何かを持っている気持ちにさせる男だ。

「やったね」

「はい、今日はやりました」

検量は89㎝、9.0キロの立派な鰤だ。

「前回の竿を折った奴ではないですけど、気持ちすっきりしました。

 次こそは、逃げた大物に対峙したいですね」

鰤を手に持つ笑顔が、最高に良い。



私が手に持って写っているサゴシも、脇坂さんが釣り上げた物。

「きょうは、鰤以外は私が持つよ」

鰤の重さを彼には、ずっと味わっていて欲しい。

昼前に、私の同級生の高村さんからも、連絡が来た。

「いつもの処で、鰤が釣れたよ」

「やったね」

「95センチ以上有ると重う」

港に帰って計ってみたら、98㎝、9.8キロあった。



これも見事な鰤だ。

もう一人の仲間の徳島さんも鰤を釣っていた。

9.5キロのこれも立派な鰤だ。

脇坂さんの鰤に始まり、同級生、仲間も鰤を釣り上げた。

今日は、嬉しい1日になった。

3月27日 凪は気持ち良い

2016年03月27日 | 日記
昨日の時化が嘘のように、凪になっている。

凪の海を走るのは、気持ち良い。



しかし、天気予報では、西の風が強く吹く予報になっていた。

「風が変わるのは大体9時~10時位が多いです。それまでの勝負で頑張りましょう」

今日のお客様の、久家さんと雑敷さんは、一つテンヤが得意。

船を走らせていて、気になるベイトがいつも映っているポイントから、竿を出していく。

一流し目に、久家さんにアタリが来た。



上がってきたのは、アラカブ。

今度は、雑敷さんにもアタリ。



これも上がってきたのは、アラカブ。

刺身が取れそうな大きさだ。

久家さんに、連続してアラカブが来た。



雑敷さんにもアラカブが連発。

「アラカブの巣が、下に有るみたいですね」

3人で大笑いになった。

船を元に戻して、流し直す。

「ベイトが浮いています。ホールに気を付けて下さいね」

お二人に、ベイトの状況を知らせる。

すると、久家さんに直ぐにアタリが来た。



今度のアタリは、手応え充分のようだ。

「ホール中に来た」

重々しい走りを見せて、上がってきたのは良型のオオモンハタ。



「良い感じの、アタリでした」

嬉しそうに、クーラーに収める。

「次のポイントへ行きましょうか」

潮は、緩い上り潮が沖に払い出している。

この流れの速さなら、少々の水深があっても、一つテンヤでも充分に底が取れる筈だ。

水深70メートルのポイントに移動して、二流し目に入ろうとした時に、風が変わった。

「西風が強くなってきましたね。波立つ前に、此処を諦めて、場所を変えましょう」

ポイントを、潟近くの水深30メートルに移動する。

西風に押されるように流していくと、雑敷さんに強いアタリ。



コンコンと竿先を叩く、小気味よい引きを見せている。

「鯛みたいです」

雑敷さんが嬉しそうに、ラインを巻き取っている。

上がってきたのは、食べ頃の1キロ超の真鯛。



久家さんにも、直ぐにアタリが来た。



上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

「妻が美味しいと行っていました」

と、嬉しそうだ。

西風を少しでも避けたいと思い、大島の湾になったところへ移動する。

「此処なら、もう少しは風を避けられますよ」

ゆっくりと流していくと、魚探にベイトが映り始めた。

「来た」



雑敷さんにアタリ。



上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

2投目も型の良いガンゾウヒラメ。

「此処は、ガンゾウヒラメの巣が有るみたい」

と、大笑い。

この直後、久家さんにアタリが来た。

ビシッと合わせが入ったときに、ラインが切れた。

「何で、切れるの…」

型の良い、獲物が来たようだが取り逃がしてしまった。

口惜しさを堪えて、仕掛けを作り直す。

しかし、その後は雑敷さんにホウボウが来たのみ。



「潮も、丁度干潮だし、帰りますか」

風を避けての釣りで、本命のポイントでは、満足の釣りは出来なかった。

本命ポイントは、次回という事で帰港した。